「ブラック レイン」の松田優作は、高倉健、若山富三郎、マイケル ダグラス、アンディ ガルシアらを全員敵に回して、たった一人で悪役を引き受け、拮抗してみせたのだから、本当に大したものだった。

三一十 四四二三 @31104423

「ブラック レイン」に描かれた日本は、それまで洋画が描いてきた日本より、かなりマシと評されたが、それでも大阪を知る人にとっては何とも言えない違和感を感じるものだった。確かに見慣れた場所が映っているのだが、いや、待てよ、ここは「凄く良く似た別の場所」なのではないか？というムズムズが pic.twitter.com/y4VQoRQvrC

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ずっと続く。 「日本国の新しい面が見えた！」と言った生易しいものではなく、太陽を挟んだ反対側にある地球そっくりの星に連れてこられたような不安。 それは、なまじ間違い過ぎてないだけに、余計に気持ちが悪い。 これで交差点に門松が立てられていたり、サムライや忍者の類が闊歩していれば、 pic.twitter.com/QDrU8yDOr4

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あ〜なんだ、いつもの洋画らしいデタラメではないか！と安心できるが、この「間違ってないが正解でない」微妙なバランスが、とても居心地が悪いのだ。 だから後半、段々畑に鳥居が立っている「いつもの」変な日本、外人の頭の中にしか存在しない日本が登場すると、逆にホッとするのだ。 pic.twitter.com/7xjJaypo4d

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(続き)「ブラック レイン」の松田優作は、高倉健、若山富三郎、マイケル ダグラス、アンディ ガルシアらを全員敵に回して、たった一人で悪役を引き受け、拮抗してみせたのだから、本当に大したものだった。「怪獣総進撃」におけるキングギドラだ。 pic.twitter.com/riCwBnMcZt

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(続き)高倉健は松田優作のことをどう思っていたのか？「ブラック レイン」では、意外にも1シーンしか共演してないから、撮影現場ではあまり顔を合わせなかったのかもしれないが、それにしても健さんはあまり松田を語ってないんじゃないかな？(松田は高倉健のことを少し語っていたように思うが) pic.twitter.com/FvqaqKBzHu

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高倉健は偉人みたいに言われているが、俳優の中には「露骨に人気若手の芽を摘もうとした」と言う人もあり、性格はよくなかったようだ。 傲慢な松田を「生意気なガキだ」と疎んでいたかも。 高倉健も松田優作もデ・ニーロをリスペクトしているという共通点もあるのだが… pic.twitter.com/62eKRnXygf

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(続き)「ブラック レイン」のキャスティングについて、高倉健は早くから確定していたそうだ。理由は監督のリドリー スコットが高倉のファンだったため(リドリーは「エイリアン」でも高倉を使いたがっていたという)。 心配されたのは高倉の語学力だったが、高倉はかなり流暢に英語を話せたのだ。