うちの書店で「すうすく」が売れたワケ #電撃文庫

Ｋ原（ダッシュエックス文庫編集） @honyasannohito

…でもやっぱり、この跳ね方を納得するには少々何かが足りない。 そう思った矢先、４月の売上げランキングを作るために売上げ一覧を印刷して眺めたわけです。そこに、最後のピースかもしれない数字がずらっと並んでいました。

Ｋ原（ダッシュエックス文庫編集） @honyasannohito

これはあくまで当店のお話になるのですが、売上げ一覧の上位には毎回越えられない壁が存在します。SAOであったりリゼロであったりこのすばであったり魔法科であったり…未アニメ化の作品がどんなに跳ねた売れをしたとしても、決して越えられない売上げを叩き出す壁です。

Ｋ原（ダッシュエックス文庫編集） @honyasannohito

この壁となる作品は、通常なら毎月複数作あります。稀に４,５作重なってとんでもないことになったりもします。 ですが、今月は魔法科高校だけでした。 月の売上げ総冊数は他の月とさほど変わりないのに、突出した売上げの作品が魔法科だけ。ここに気づいた後、売上げ一覧をすべて見ます。

Ｋ原（ダッシュエックス文庫編集） @honyasannohito

すると、４月は満遍なく既刊の売上げが伸びていたことが分かりました。 色んなタイトルが、思い思いに少しずつ売れています。 …ということで、もしやこれ本来お金と時間が向かうはずだったビッグタイトルがなかったため、お客さんが新規作に手を出そうと思ってくれたのではないか？　と考えます。

Ｋ原（ダッシュエックス文庫編集） @honyasannohito

実際お客さんがどんな心境でまだ巻数の浅い新シリーズに手を伸ばしたのかは分かりません。分かりませんが、レビュー等で好評だった作品が他の月に比べて非常によく動き、平台で推していたタイトルもよく回っていたのは事実。

Ｋ原（ダッシュエックス文庫編集） @honyasannohito

・１巻時に気づけないお客さんが、併売によって気づいた。 ・イラストレーターさん繋がり ・勉強という大義名分での購入 ・年度替わりの新規顧客の流入 上記４つに加えて、偶然４月にビックタイトルが少なくお客さんが新しいライトノベルに手を出せるタイミングだった…というのが、ひとまずの結論

Ｋ原（ダッシュエックス文庫編集） @honyasannohito

その上ですうすくは、数学×異世界というコンセプトの明確さや『数字で救う！　弱小国家』というタイトルから想起されるカタルシスへの期待、ソアラさん可愛い！　という要素などから、手に取るお客さんが増えたのかなと。 冒頭のおっぱい関数を試し読みすれば、あ、これ面白いって分かりますし。

Ｋ原（ダッシュエックス文庫編集） @honyasannohito

ここまで跳ねた売れ方をしたのは本当に初めてなので、見落としている要素や見るべきデータがあるとは思うんですけど現時点ではこのあたりです。

Ｋ原（ダッシュエックス文庫編集） @honyasannohito

簡潔にしてしまうと、『すうすくって、手に取りやすい新作だよね٩( 'ω' )و』ということで。アニメ化等で面白さを担保しないと中々伸びないのがライトノベルなので、タイトルや冒頭でパッと面白さを担保できるすうすくは展開のしがいがあると思います。

長田信織a.k.a.稲穂乃シオリ🔖⚡ラノベ作家⚡ @nagatanobuori

@honyasannohito 納得の考察でした！　特に『既刊全体が底上げされた数字になっている』のは、とても良い着眼点だと思います。 「一時的に売れただけ」という例外事象とはならず「きっかけさえあれば特に売りやすい作品である」と主張できるのが嬉しいです。 本当にためになりました！ありがとうございました！

長田信織a.k.a.稲穂乃シオリ🔖⚡ラノベ作家⚡ @nagatanobuori

4月のラインナップに壁となるキラータイトルが3つしかなかった、というのは目から鱗でした。 すうすくだけでなく既刊全体が底上げされるなかで、開幕4ページで勝負する冒頭や刊行数1～2巻という手に取りやすさがコア層のハードルを下げたのですね。 これは納得の展開。

Ｋ原（ダッシュエックス文庫編集） @honyasannohito

@nagatanobuori まだ見落としている点はあると思いますが、納得のランクインだったことが伝わったのなら幸いです。…本当に、考えたり売ったりが楽しい4月でした。ありがとうございます！

長田信織a.k.a.稲穂乃シオリ🔖⚡ラノベ作家⚡ @nagatanobuori

@honyasannohito キラータイトルの刊行数が少ないことはさっぱり見落としてました！ 文庫総合ランキングを見れば、それも一目瞭然でしたね！ 世の中には数字で見えるものがやっぱりたくさんある……！ 考えつかなかった売り上げ促進効果に気づけて楽しいひとときでした！ こちらこそ、どうもありがとうございました！

Ｋ原（ダッシュエックス文庫編集） @honyasannohito

あと、普段中々言う機会がないのですが。 個人的に紅緒先生のイラストがとても好きです。 すごくフレンドリーで優しいイラストだという印象があって、担当されている作品はどれも本当に手に取りやすいなと感じています。 つ、伝われ、この安心感٩( 'ω' )و pic.twitter.com/LkkNiwLO5W

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電撃文庫 @bunko_dengeki

GW後半戦スタート！　の本日ですが、連休のお供に話題の新シリーズはいかがでしょうか？　今回オススメする「数字で救う！ 弱小国家」は、数学ロジックを駆使して戦乱の世を生き抜く異色のファンタジー戦記！　数学とか算数がニガテな方にこそ読んでほしいです！　現在２巻まで発売中！ pic.twitter.com/Rl2HUktvED

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電撃文庫 @bunko_dengeki

『数字で救う！ 弱小国家』シリーズ好評発売中！　本日は本作の登場人物をご紹介！　で・す・が！　主要人物はカバーいるこの２人だけ！　しかも２人ともインドア系&コミュ障（！）という残念コンビ。すごい魔法とか異能も使えません。ですが侮るなかれ、この二人が“世界を変える”戦いを繰り広げます！ pic.twitter.com/fJx3U3PeAo

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電撃文庫 @bunko_dengeki

『数字で救う！　弱小国家』：主人公のナオキは、数学者の祖父を持つ理系青年。大学でも数学を専攻しましたが……卒業後、結局彼はフリーターに甘んじてしまっていました。しかし、ある日気づくと、戦乱の続くファンタジー世界にいつの間にかいて……？　dengekibunko.jp/newreleases/97… pic.twitter.com/KoNkUxw6Wh

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電撃文庫 @bunko_dengeki

『数字で救う！ 弱小国家』：ヒロイン・ソアラは、ある小国のお姫さま。ですが彼女は、古い考え方を持つ父王や家臣たちとそりが合いません。戦争が目前に迫り、国の未来を憂いていた彼女の前に現れたのは、「数字」という未知の知識を持った青年でした……！　dengekibunko.jp/newreleases/97… pic.twitter.com/gXHpw5KZr7

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電撃文庫 @bunko_dengeki

以上『数字で救う！　弱小国家』メインとなる二人でした！　最後のご紹介で恐縮ですが、本作のイラストレーターは、紅緒さん（紅緒@nmaaaaa）が担当されてます！　小説挿絵はじめ、多方面で活躍されてる紅緒さんの、可愛くてコミカルなイラストも本作の注目ポイントですよ！　dengekibunko.jp/newreleases/97… pic.twitter.com/hYhGYEp2aJ

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電撃文庫 @bunko_dengeki

連投失礼しました！　『数字で救う！　弱小国家』気になった皆さんはぜひ１巻試し読みをご覧ください！　こちらの電撃文庫公式サイトから、「立ち読みする」をクリック！　本ツイートや試し読みでビビッと来たら、ぜひ本屋さん＆ネット書店さんで探してみてくださいね！ dengekibunko.jp/newreleases/97… pic.twitter.com/HBtvFuUf29

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紅緒 @nmaaaaa

ありがとう電撃文庫

ツチヤ@元編集者・現なにか @t_tsuchiya_PR

毎度思いますが、公式ツイッターで連投していいものか、けっこう悩みながらやっております。あと、目に留まる告知を工夫してみねば……というのがこれまた難しい。。。。（今回は口絵＆モノクロイラストを部分部分トリミングで出してみましたが、どんなもんでしょうかね……。）

長田信織a.k.a.稲穂乃シオリ🔖⚡ラノベ作家⚡ @nagatanobuori

そうそう、嬉しいことに『数字で救う！弱小国家』の1,2巻をまとめ買いしてくれる中学生がいまして。 自分の本を自分の手で売るの嬉しい！ で、一緒に買ってたのが『資本論』『罪と罰』『社会契約論』などのまんがでわかる系とはいえインテリジェンス高い本でした。 お父さんにまとめ買い頼んでました。