ヤンキー・オタク文化の息を吹き返すくらいなら、スキー文化の息を吹き返す方が可能性がある
- naobotaka_magi
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日本ではオンラインゲーム人口が増えている。理由はソシャゲが普及したから。それまでは欧米と同じオフラインパッケージゲームの王国が延々続いていた場所に、現代ナイズされたネトゲが普及し一変したのだ。これによってアジア型のサブカル社会に適応したのである
2018-05-07 22:26:15たとえばPCゲームは、それまでは外国産製品や一部マイナー作品が主流で市場規模は大きくなかった。専ら据え置き機が主流だった。現代の家庭用ゲーム機は、むしろ逆でPCゲームとオンラインゲーム(ソシャゲ)を補完するものなのだ
2018-05-07 22:26:15こういう構造の変化で復活する文化はほかにある。乗り物では二輪や自転車がそう。車種や年齢が多様化したからだ。自転車が電動アシストやロードバイクが普及してから復権していることは、ゲームあたりに通じるものがある
2018-05-07 22:26:16ゲームや自転車はもう進歩の余地はないが、二輪・自動車とかならばまだまだある。そういうメイン文化の周縁部には進歩の余地があるのでそういう分野の構造改革や、アップデートを実現するならそれはゾンビの延命ではない
2018-05-07 22:26:16私は高校時代にスキー合宿に行ったことがある。スキーというからには雪国にゆかりがあり、季節は冬限定で、場所は山のほうである。近年はスキー客の増加に喜ぶ自治体も増えている。しかしそこに、日本人の姿はない
2018-05-07 22:26:16日本人があまりいないので、もっぱら外国頼りとなる。工夫すれば手ごろにできる娯楽だ。でも、例えばスキーの魅力を子供や若者や中高年に紹介すれば復権も見込めるのではないか。そういうわけで私は、日本に文化の救いの手が不要とは言わない。ヤンキーを復権するよりは価値がある
2018-05-07 22:26:17なぜダメなのかというと、それは文化ではないから。つまり文化産業構造が成り立たないのである。もし実現していればバッシングはなくなっている。しかしあるのだから、両者は負け組の文化みたいな存在なのである。ヤンキーはピークを過ぎたはず。衰退途上だ
2018-05-07 22:26:17東京五輪開催が決定した際、客層の増加を睨んでパチンコ界隈では多言語対応やPC社会への適応をしているようだが、ちっともうまくいっている話を聞かない。パチンコ・パチスロはヤンキー文化。つまり衰退途上なのである
2018-05-07 22:26:17私が実際調べて面白かったのがギャルだ。彼女が様々な格好を競ったりしている光景はまるで往年の女性文化のようだった。そういった競争文化の存在は、外国のファッション文化とほぼ変わらない。ギャルは衰退完了文化のイメージなだけに意外だった
2018-05-07 22:26:18ところがその文化のあるはずの東京はというと、人口は超少なく200人いて1人いる位。池袋や渋谷や原宿はその文化の街と思えないほどの影の薄さで、そこだけみれば1980年代のオタク文化と同レベなのである
2018-05-07 22:26:18逆にもし、スキーにギャルみたいな有力競争社会があれば、おそらく大衆文化はあの水準のままであったとしても、若者はオタクをガン無視しながらスキーを文化し、雪国文化はもっと栄えていたんじゃないかなと思ったのである
2018-05-07 22:26:18最後にオタクを引き合いに出す。オタクは右派文化との適応性がない。オタクの文化はいずれも昭和時代の左翼文化やそれから派生したものを政治性を抜いて進化させただけの、私が言うならポスト左翼文化である。表面上の題材を右派ネタにしても、左翼文化は左翼文化だろう
2018-05-07 22:26:19そのオタクにも昔は左翼と繋がっていたようだが、これが過去形になった時期にはノンポリ社会はかなりできあがっていて、何らかの政治性を持っていた若者は、もうとっくに脱政治化しきっていたわけである
2018-05-07 22:26:19この意思を継ぐオタク文化がもしあるなら、例えば鉄道文化ではないか。軍国地域で毛嫌いされるアレだ。右翼を思い起こす車社会の対抗文化だった時代もある。リベラルと鉄道オタクは下手すれば反戦で共闘できるのではないか?右派文化は、オタク属性にはなれないのだ
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