よく考えたら(言語ではなく)イメージ(シンボルなども含む)を対象とした記号学というのはあるのだろうか? それがない、ありえない、というのであれば、私が今考えていることはなり立たないのだが…。
2011-04-11 01:02:47デスクトップ・メタファーの研究などはけっこうあるが、ああいうのは記号学(記号論)といっていいのだろうか?
2011-04-11 01:03:37そういえば、「視覚的メタファー」は存在しない、と西村先生がよくおっしゃっていたな。そのときは聞き流していたが、あれは今私が考えていることに関わるかもしれないな。
2011-04-11 01:05:11パース経由の記号学semiotics RT @H_YOSHIDA_1973: よく考えたら(言語ではなく)イメージ(シンボルなども含む)を対象とした記号学というのはあるのだろうか? それがない、ありえない、というのであれば、私が今考えていることはなり立たないのだが…。
2011-04-11 01:08:13西村清和「視覚的隠喩は可能か」(http://ci.nii.ac.jp/naid/110003714538)を読む限り、メタファーという語は(定義・依拠する先行学説をはっきりさせない限り)使わない方がいいな。アイコンとか記号とかにしようか。
2011-04-11 01:11:35そうか、西村氏の議論は「視覚的隠喩」は不可能であるといっているだけで、視覚的「比喩」全般の可能性は認めているわけか。
2011-04-11 01:17:24この人はなぜゆえ、視覚的比喩全般と視覚的隠喩をそこまで厳格に区別しようとこだわるのだろうか、と思ったのだが、おそらくは言語(芸術)と視覚芸術の境界問題を考えるためなのね。それは(少なくとも今の)私の関心範囲外だな。
2011-04-11 01:19:42パースの三区分は、その後誰かによって緻密化されたりしたのでしょうか? 「アイコン」を説明するときにいまだに「パースによれば」でいいのでしょうか? RT @shinimai: パース経由の記号学semiotics
2011-04-11 01:22:23記号学会で何かを語るほど、記号と記号学に関する知識がないことを痛感。ゲスト(非会員)だからいいのか…。でも持ちネタだけで処理しちゃったら、オラ、おっきくなれない気がする。
2011-04-11 01:31:32レトリック(修辞学)の伝統とセミオティックス(記号学)の伝統って、西洋の知の歴史の中でどう関係しているのでしょうか。後者が「言語哲学」の一部であると聞いたことがありますが、そんなこと言ったら前者も同じ気がします。
2011-04-11 01:34:17@H_YOSHIDA_1973 僕も詳しくないですが、分析美学関係でパースの議論をお目にかかることはないです・・・
2011-04-11 01:39:47分析美学は(言語の問題に特化している、とは言わないまでも)視覚的イメージの問題を扱えないからかしら。違ってたら教えて下さい。RT @shinimai: 僕も詳しくないですが、分析美学関係でパースの議論をお目にかかることはないです・・・
2011-04-11 01:42:16『記号学大事典』というのをついさっき見つけたので、即注文。http://www.amazon.co.jp/gp/product/4760121889/
2011-04-11 01:44:00@H_YOSHIDA_1973 分析美学が言語哲学を未だにやっているというのは大きな間違いです。視覚の話とかrepresetationの話は心の哲学とかの話とからみつつ発展しています。
2011-04-11 01:44:22では分析美学の中で、アイコンや視覚的記号(あるいは視覚的認知)のことを論じた定番文献は何でしょうか? パースに依拠せずとも。RT @shinimai: 視覚の話とかrepresetationの話は心の哲学とかの話とからみつつ発展しています。
2011-04-11 01:46:29基本に立ち返って、佐々木『美学事典』の「修辞的文彩」を今から読むことにする。
2011-04-11 01:47:21すみません。先ほどのツイートに基本的・致命的誤字がありました。佐々木健一『美学辞典』でした。「事典」ではありません。
2011-04-11 01:50:35@H_YOSHIDA_1973 クラシックな論文としてはhttp://amzn.to/eLdL5vのpictorial artのセクションのものがマストなんではないですかね。
2011-04-11 01:51:16@H_YOSHIDA_1973 少なくともRepresentationのWollheimの論文はどんなものにもほぼ参照される。
2011-04-11 01:51:52@H_YOSHIDA_1973 吉田さんがどういうことに関心あるのかいまいちつかめないですが、あとはOxford Handbook of Aestheticsの興味のある章を読めばサーベイがのってます
2011-04-11 01:53:58ロック『人間知性論』が提唱する学問の三区分=フィシカ/プラクティカ/セーメイオーティケー。このうち最後のものは、元々「症候学」という医学的用語だったものをロックが「記号学」として再定義したもの。なるほど、道理で「記号学」がしばしばヒポクラテス起源とされるわけだ。
2011-04-11 02:09:45"semiotics" のオリジナルな意味が「記号学」ではなく「症候学」だったとは。
2011-04-11 02:13:37