紲星あかりヤンデレssまとめ まきまきはやりちまんではありません

微グロ・ホラー
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カルティナ🔞 @karutelina

こんな深夜に誰が来ているのだろう、マキさんが帰ってきたのかなと思いつつ玄関に言ってみるとドアノブが回る音が聞こえる。 ガチャ。ガチャ。ガチャ。 ガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャ

2018-05-15 14:15:40
カルティナ🔞 @karutelina

ガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャ 「居るんでしょ、ゆかり先輩」

2018-05-15 14:17:13
カルティナ🔞 @karutelina

早朝、玄関を確認しにいく。のぞき窓から誰も居ないことを確認した私は玄関を開けてみた。誰も居なかった。 昨夜は土砂降りの雨だったが玄関が足跡で汚れている様子はなかった。誰も来てなかったのだ。 昨日のあれは、多分、変な夢でも見たんだろう。そう思うことにした。 怖い。

2018-05-15 14:22:35
カルティナ🔞 @karutelina

マキさんに電話で昨日あったことを話した。ただの夢なのに。馬鹿みたい。 マキ「わかった。今からそっちに行く」 ゆかり「え、でも出張は」 マキ「そんなの、いいから。夕方までには着くと思う」 日が落ちる頃、マキさんが慌てて帰ってきた。突然体調が悪くなったとか、わかりやすい嘘をつきながら。

2018-05-15 14:28:49
カルティナ🔞 @karutelina

晩ごはんを二人で食べながら、話をする。出張はどうだったとか、体調は大丈夫とか、ゆかりんのご飯食べてたら元気でてきたとか、そんな話。 そんな話を遮るように、突然インターホンがなった。 ゆかり「ちょっと、見てくるね」 マキさんはご飯をもぐもぐしながらなんか言っていた ガチャ、ガチャ

2018-05-15 14:33:24
カルティナ🔞 @karutelina

ガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャ 玄関のドアノブを触ろうとしたところで体が凍った。向こうにあかりちゃんがいる マキさんが走ってきて玄関から私を引き離す。「大丈夫だから…大丈夫だから…」

2018-05-15 14:37:03
カルティナ🔞 @karutelina

ドアノブが鳴り続け1時間ぐらい経つ、その場でへたり込んでしまった私をマキさんが強く抱きしめる。何度も私に安心させるように「大丈夫だから」とささやき続ける。 音が止んだ。マキさんがのぞき穴から確認する。 マキ「…誰も、居ないよ。」 ゆかり「…えっ」 マキ「…ご飯、さっさと食べよう」

2018-05-15 14:42:05
カルティナ🔞 @karutelina

マキさんは陽気に話を続けながらご飯を食べる。 私は、全然食が進まない。 ゆかり「…マキさん、さっきの…あかりちゃんが」 マキ「んー?何の話」 ゆかり「あかりちゃんがドアを開けようとしてたことです」 マキ「あー、ドアノブが壊れてるだけだよ。風で回りやすくなってるんだ」 耳を疑った

2018-05-15 14:50:15
カルティナ🔞 @karutelina

マキ「ドアノブのネジが緩んでてさ、ちょっとした衝撃でも回りやすくなってるんだ」 違う マキ「これを気に新しいドアノブに買い換えようと思っててさ、ゆかりんはどんなのがいい」 ゆかりん「じゃあなんでインターホンがなったですか」 マキ「んー 風でスイッチが勝手に押されたんじゃない?」 違う

2018-05-15 14:53:33
カルティナ🔞 @karutelina

ゆかり「あかりちゃんが!!ドアをこじ開けようとしてたじゃないですか!!なんでごまかすんですか!」 マキ「…さっき確認したでしょ、玄関には居なかったじゃん」 マキさんがナイフでさされたことを思い出して血溜まりを想像した私は、食べたものを戻した。

2018-05-15 14:57:18
カルティナ🔞 @karutelina

マキ「…晩ごはんはもう、切り上げよう。後片付けは私がやっとくから…さっきはごめん」 マキさんが私の体を擦りながら答える。とてもじゃないがもう何かを腹にいれられる気分ではない マキさんと一緒に風呂に入る。ゆかりんと一緒に風呂に入りたいからとマキさんの方から誘ってくれた。温かい。

2018-05-15 15:02:37
カルティナ🔞 @karutelina

二人で入るには少し狭いが、もともと細くなっていた私が入る分には全然窮屈ではなかった。それよりもマキさんと距離が近くなるのは嬉しかった。 マキ「ゆかりんのは全然おっきくならないよね」 ゆかり「」 豊満なそれには嫉妬を感じる。 そんな他愛のない会話を続けると インターホンが鳴った。

2018-05-15 15:12:18
カルティナ🔞 @karutelina

マキさんが両手で私の耳を塞ぐ ガ----ガチャ-----ガチャガチャ-------------ガチャ-----チャ-------------------------------------ガ------------------ガ----------------------チャ-------------------ガ--------------------------- ゆかり「マキさん?」 マキ「大丈夫だから」

2018-05-15 15:15:19
カルティナ🔞 @karutelina

時計の短針が11時を刺す頃、寝巻きに着替えた私がベッドの上でぼーっとしてると、マキさんが枕を抱えてやってきた。「出張で寂しかったからゆかりんと一緒におねんねしたい」とかなんとか。今日のことで不安になっていた私は嬉しかった。マキさんがこなければこっちから行こうと思っていたところだ。

2018-05-15 15:22:47
カルティナ🔞 @karutelina

マキさんは疲れているようで、布団に入ったらすぐにすやすやと寝息をたてていた。今日のことをなんとも思っていない様子で、彼女の横にいるととても安心する。もしかしたら今日のは本当に何もなかったのかもしれない。明日は休日だからマキさんとどこか出かけるかな…うーん………… ピーンポン

2018-05-15 15:32:14
カルティナ🔞 @karutelina

インターホンの音が聞こえた気がけど、気のせいだと思う。 ピーンポン ピーンポン 気のせいだと思う。 ピーンポン ピーンポン ピーンポン ピーンポン 気のせいだと思う。 ピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポン

2018-05-15 15:34:57
カルティナ🔞 @karutelina

ガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャ ドアノブを引っ掻き回す音が聞こえる。この部屋にまで聞こえる。あかりちゃんが居る。

2018-05-15 15:36:43
カルティナ🔞 @karutelina

ガチャガチャガチャガチャガチャ 怖い。怖い。怖い怖い怖い怖い怖い 助けてマキさん助けてマキさん助けてマキさん マキさんが刺されて血まみれになったことを思い出す。マキさんに怪我をさせるわけにはいかない。1人で玄関に向かおうとしたその時 マキさんに抱きしめられた 「大丈夫だから」

2018-05-15 15:41:25
カルティナ🔞 @karutelina

マキ「大丈夫だから…」 ガチャガチャガチャガチャ ゆかり「…玄関に…あかりが居るから…マキさんに怪我をさせたくないから…1人でいかないと…」 ガチャガチャガチャガチャ マキ「…だから、玄関には誰も居ないよ…」 ガチャガチャガチャガチャガチャ ふと、窓に目をやると あかりちゃんが居た

2018-05-15 15:45:04
カルティナ🔞 @karutelina

あかりちゃんが居た あかりちゃんが居た 蒼い目で私を捉え 口角が上がっていて とても幸せそうな表情で あかりちゃんがそこ居た あかりちゃんが居た あかりちゃんが居た あかりちゃんが居た あかりちゃんが居た あかりちゃんが居た あかりちゃんが居た

2018-05-15 15:47:08
カルティナ🔞 @karutelina

あかりちゃんが居たあかりちゃんが居たあかりちゃんが居たあかりちゃんが居たあかりちゃんが居たあかりちゃんが居たあかりちゃんがあかりちゃんが居たあかりちゃんが居たあかりちゃんが居たあかりちゃんが居たあかりちゃんが居たあかりちゃんが マキさんが両手で私の目を塞ぐ 「見ちゃ、だめ」

2018-05-15 15:48:32
カルティナ🔞 @karutelina

------------- 今後、紲星あかりについてなにか連絡することがある場合は、ゆかりんにではなく私に電話を掛けるようにと、紲星あかりを幽閉している精神病院に伝えておいたことが功を成した。少なくともゆかりんに知られるという最悪の事態は避けられた。 幽閉された3日後に紲星あかりは自殺した。

2018-05-15 15:58:37
カルティナ🔞 @karutelina

隠し持っていた小さなナイフっぽいもので首を切りつけ血を壁に塗り首を吊って自殺したという。 第三者から見た彼女の様子はある意味で正常で、発狂も暴れることもなかったので拘束も監視もされてなかったようだ。 彼女の死体と彼女の血で大量に壁に書かれていた「ゆかりさん大好き」という文字列

2018-05-15 16:08:24
カルティナ🔞 @karutelina

仮にゆかりんがこの事実を知れば気を病むのは間違いない。連鎖的に彼女も自殺する可能性があった。それを避けることができた。 いや、私自身もあかりちゃんが自殺したという事実を知りたくなかったのは当然なのだが、精神病院側が変な気を回してゆかりんに知らせてしまうよりは遥かにマシだ。

2018-05-15 16:14:53
カルティナ🔞 @karutelina

事件のこともありしばらくはゆかりんが私の家に住みたいと言ってきた。僥倖だった。結果論から答えるのであればこれ以上の幸運はなかった。 1ヶ月後、当時スケジュールがいっぱいだったゆかりんの代わりにゆかりんの家に荷物を取りに行くことになった。ある意味で私一人で行ったことが正解だった。

2018-05-15 16:23:17
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