巨大都市:歓楽区画

操作の主な舞台である歓楽区画の解説
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ファーファ @behindpurple

巨大都市:歓楽区画1 歓楽区画はこの都市に於ける最大の病巣であり、楽園であり、地獄である。区画それ一つが無秩序に肥大化しており、全貌を知る者はいない。この都市で最も華やかでありながら同時に穢れている。故にここには誘蛾灯めいて様々な存在を引き寄せる歪な魅力がある。

2018-05-18 22:09:51
ファーファ @behindpurple

巨大都市:歓楽区画2 真っ当な歓楽街としての機能も十全に備えており、であるが故にこの区画は常にお上りさんにも溢れている。清濁に関わらずなんらかの喜びを提供する、という側面においてはこの区画は間違いなくその機能を備えているといって良いだろう。

2018-05-18 22:10:10
ファーファ @behindpurple

巨大都市:歓楽区画3 同時にそれと等量穢れており、都市に存在する殆どの非合法組織の母体がこの街に居を構えていた。構えていた、というのは今や三つの組織が複合企業よろしくそれらの組織を呑み込み、この区画の非合法組織図を変えてしまったからである。

2018-05-18 22:10:27
ファーファ @behindpurple

巨大都市:歓楽区画4 三組織の台頭により歓楽区画の抗争の沈静化が期待されたが、結局は何も変わらなかったというのが大方の人々の見解である。華やかな商売の裏では常にドス黒い欲望が渦巻いており、時として人も人外も問わず血が流される。

2018-05-18 22:10:45
ファーファ @behindpurple

巨大都市:歓楽区画5 治安維持機構は「維持された治安」という概念からかけ離れたこの区画の有様を黙認している。リスク管理の観点から関わるのは避けたい、触らぬ神に祟りなし、というのが治安維持機構の現状の総意である。これに反意を示している存在もいるらしい。

2018-05-18 22:11:00
ファーファ @behindpurple

巨大都市:歓楽区画6 その無秩序さは区画の構造にも現れており、華やかな表通りから一本路地裏に足を踏み入れれば、無限に続く暗闇の迷路を彷徨う事になり、慣れていない者であれば帰ってくる事はない。廃墟、廃ビルも多く、それらは多くの暗闇の住人達の住まいである。

2018-05-18 22:11:19
ファーファ @behindpurple

巨大都市:歓楽区画7 最も煌びやかなのは歓楽区画の中央街と呼ばれる区域であり、ここには人の欲望に関するものであれば凡そのものは手に入る。中央の中央に居を構えるのは歓楽区画の好事家として有名なギリアンの経営する男娼館であり、現在の所この牙城を崩せる者は現れていない。

2018-05-18 22:11:31
ファーファ @behindpurple

巨大都市:歓楽区画8 日陰のエリアも当然存在しており、区画の外れにある寂れたアーケード街などは初期の建築計画の名残がそのまま遺された結果である。それでも営業を続けている店も多く、路地裏の奥の奥でひっそりと人気を博している様な店も中には存在している。

2018-05-18 22:11:50