- kitsuka_02
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そんでその日はもうさっさと寝てしまおうって事で急いで空いてた部屋をアリババ君用の客間に仕上げてお互い部屋に引っ込むんだけど、次の日の朝アリババ君に会ったらアリババ君の様子はいつも通りなのにふとした瞬間妙な色っぽさを感じて内心焦るジャーファルさん
2018-01-20 23:01:25居候する事になったアリババ君はジャーファルさんの役に立とうと思って積極的に家事をこなしてくれてジャーファルさんもこれはこれで助かるなぁなんて思ってるんだけど一緒にいればいる程アリババ君に艶を感じる瞬間が増えてもしかしてこれが発情期の影響なのかと思って頭抱えるんだ
2018-01-20 23:01:25理性をなくすなんて事は無いけど若干目に毒だからなるべく家の外には出ないでほしいなんて思い始めてきた辺りで自分の感情が一線を超え始めてる事に気がつくジャーファルさん そんな時仕事で抜けられない会食の予定が入ってアリババ君に「今日は遅くなるから先に寝てていいですよ」て言ってから仕事に
2018-01-20 23:01:26行くんだけど、予定してた会食だけじゃなくて付き合いで二次会にまで連れて行かれて面倒くさいなって思ってたらふいにチリンって鈴の音が聞こえて『え?』て思ってスーツのポケットを見たら財布に入れたはずのアリババ君から預かった鈴が入っててなんで?って見てたら側にいたシン様がそれ見て
2018-01-20 23:01:27驚いた顔してて「どうかしましたか?」てジャーファルさんが首を傾げたら「いや、それと似たようなものを先生が持ってるのを見たことがあって」て言っててどういう事だって聞いたら、昔色々世話になった先生がそれと似たような鈴をいつも持ち歩いていて、何か由来があるものなのかと聞いたら
2018-01-20 23:01:27愛する女性から貰ったもので、その女性の生まれ故郷では生涯の愛を誓った相手にその鈴を渡す風習があったらしいって話をシン様がして、ジャーファルさんが驚きで固まってると一緒に話を聞いてた女の子達がロマンチックな風習ですね〜じゃあその先生は今もその女性とラブラブなんですか?って聞いたら
2018-01-20 23:01:27「いや、先生とその女性は最後まで結ばれなかったよ。何故ならその女性は、人間である先生に恋をした、美しい妖狐だったらしいから」ってシン様が答えて女の子達は御伽話みたいなもんかと思ってキャー切ない〜って盛り上がってるんだけどジャーファルさんはもうそれどころじゃなくなって
2018-01-20 23:01:28二次会の途中だったけど「すみません急用を思い出したのでお先に失礼しますね」て席を立って急いで家に帰るの 夜中に帰宅すると先に寝てるようにって言っておいたはずなのにリビングの電気がついたままで足音を消して部屋に入ったら洗濯するつもりだったらしいジャーファルさんのシャツを抱きしめて
2018-01-20 23:01:28ソファですやすや寝てるアリババ君を見つけちゃってそれを見た瞬間色々堪らなくなって起きても逃げられないようにそっと覆い被さってから優しく頬を撫でるとアリババ君が目を覚まして「こんな所で寝てると風邪をひきますよ」てくすっと笑って言ったらぼんやりしてたアリババ君がぼふっと真っ赤になって
2018-01-20 23:01:29「じゃじゃじゃジャーファルさん!?」てあわあわしてるから愛しさが溢れて色々聞いたり伝えたりしたいと思ってたのに「キスしていいですか?」て全然関係ない事言っちゃって「へ?」てアリババ君がぽかんとしてるうちに唇を奪っちゃうジャーファルさん
2018-01-20 23:01:29アリババ君はアリババ君でうたた寝してたら目の前にジャーファルさんがいてびっくりだし突然キスとか言われて訳が分からないけどでもずっと片想いしてた相手だからキスなんかされたら信じられない気持ちでいっぱいになって固まってたらそのままキス深められちゃって最終的にぐでんぐでんにされちゃう
2018-01-20 23:02:57んでやっとの事でキスを終えたらジャーファルさんが愛おしくてたまらないって目で見てきてアリババ君も発情期の影響受けてるから身体が熱くなっちゃってはふはふしてたらジャーファルさんが好きだよって告白してくれて、どうして自分に鈴を渡してくれたのか、あの鈴にはどんな意味があるのって聞かれて
2018-01-20 23:04:21アリババ君信じられなくて嬉しくて泣きながら答えを言うの そこからはなし崩しにセッのターン 翌朝改めて一緒になりましょうって話をしてまずは一緒に住むところからみたいな感じの話になってハッピーエンド…(長かった)
2018-01-20 23:04:21