人の物語の脇役だったら死んでたところだった

砂手紙 @sandletter1

世界は、誰かあるいは何者かによって調整されている、と、あなたは思ったことはないだろうか。 　要するに「物語の主人公でなければ死んでたところだ」みたいな気持ちに、あなたはなったことはないだろうか。

砂手紙 @sandletter1

交通事故、悪性腫瘍、自殺など、今生きているあなたの過去には無数の枝分かれした「あり得たかもしれない未来・事実」、つまり死んでいるあなたがいるはずだ。

砂手紙 @sandletter1

いつも乗っている電車、通っている道、食べているものなど、さまざまな原因で人は死に至る。すこしだけいつもより早い電車に乗ったり、味つけが濃いものを食べたり、学校だと前後左右の人間関係があったり。

砂手紙 @sandletter1

いつもの電車ならホームから落ちなかった、とか。 　塩分のすこしずつの蓄積で腎臓が傷んだり、とか。 　前の席があの人ではなくこの人だったのでストレスが溜まったり、とか。

砂手紙 @sandletter1

自分がそのようなことを最初に感じたのは、中学時代のいじめっ子が白血病で死んだ、という話を、中学卒業後数年経って知らされたときだった。つまり、それはこういうことだ。 　自分は自分の物語の主人公でよかったなあ、という感じ。 　人の物語の脇役だったら死んでたところだった。