ベースになったついのべ作品と、それに対するついりみっくす作品の順でまとめています。
なお前回のまとめは こちら です。
#twnovel 深夜に帰ってきて夕食のスープをすすっていると、妻が台所から話しかけてきた。「仕事忙しいの?」「ああ」スープ皿の底が見えたる。「そう。ところで今日はなんの日?」指輪が沈んでいる。結婚指輪だ。「結婚記念日も忘れてるんだ」遠くなる意識の片隅で、変色した銀製の指輪が鈍く光った。
2018-06-04 08:51:42@kabuki_novel #twremix 深夜に帰ってきて夕食のスープを啜っていると、妻が台所から話しかけてきた。「仕事忙しいの?」「ああ」「そう。ところで今日は何の日か覚えてる?」スープ皿の底が見えた。十字架が描かれていた。…十字架?「あなたはもう死んでいるの。今日はあなたの命日よ」途端、俺の体は軽くなった。
2018-06-04 12:28:02@paperman104 うわー!こんな素敵なリミックスをありがとうございます!!!いつもツイノベ読ませてもらってます!ありがとうございます!!
2018-06-04 12:55:18@kabuki_novel ふと目にしてリミックスしたくなったので、恐縮ですが作らせて頂きました。こちらこそ、いつもご愛好頂きありがとうございますm(__)m
2018-06-04 16:09:50
また今年も間に合わなかった。そんなことを思いながら、眠る君の横顔を見つめた。買ってきたコンビニケーキを冷蔵庫にしまう。0時2分。圧倒的に間に合っていない2分に苦しくなった。悲しいのも苦しいのも、君の方なのにね。ごめんね。それでも今日、誕生日を迎えた君に、どうか、幸福を。 #twnovel
2018-06-25 18:46:09@catnap_7 今年もあなたは遅刻。解っていた。だって、去年もそうだった。ぴったりの時には隣に居てくれない。拗ねているから、ただいまの声も無視して寝たふりをした。小さな溜息に薄目を開けて覗けば、悲しそうなあなたの表情。#twremix 仕方がないか。目が覚めてそこにあなたが居るなら、それで良しとしよう。
2018-06-25 19:50:46
気づかなかったと白状したところで、君は怒りもしないのだろう。僕に何の期待もしない君。いつから君はそんな風にしか生きられなくなったのだろうね。そうなった日を教えてほしい。誰かの勝手で生まれた日なんかじゃなく、君が君になった日を、僕は祝いたいんだ。@k_and_b1581VC #一文
2018-06-25 21:03:16@Hinata_Sosaku 怒る理由などない。知らないのは当たり前のことだ。触れ回る程の価値もないから、話しもしなかった。上辺だけの『おめでとう』なんか空しいだけだ。そんなものなら要らないし。#twremix いつからこんな風にしか生きれなくなった。その『いつ』を、知りたいと思ってくれた。私はたぶん、今日生まれた。
2018-06-26 22:02:37
#twnovel 魔女は困っていた。先日焼いた菓子があまりにも多く 、一人では食べきれない。元々一人用ではないのだが、食べにくるはずだった魔女は焼けたスリッパを履かされて踊っているせいで来られなくなってしまった。消費期限の近いこの「お菓子の家」、食べてくれそうな手頃な子供はいないだろうか。
2018-07-04 08:50:35@kabuki_novel #twremix 『売り家』と大々的に掲げられたその住宅はお菓子の家だった。早く買い手がつくことを祈ろう。既に玄関戸のチョコレートは半壊している。
2018-07-04 19:23:50
「twremixがあっても紹介RT等はできません」と書きましたが、やっぱりtwremixされるとうれしいのでRTします!(時差はちょっと、かなりあるかもですが)
2018-07-14 21:10:14#twremix 「おかしいのう。そろそろあの方が帰ってくるはずであろうに」「様子を見に行ってまいりましょう」……「おかしいのう。亀も帰ってこなんだ。どれ、妾も様子を見に行こうかの」……「おのれ愚かな人間共め。海から戻られたあの方を人魚扱いし、亀も不老不死の妙薬として食ってしまうとは!」 twitter.com/23novel/status…
2018-07-11 23:24:40「よい贈り物をなさいましたな、乙姫さま」「そうであろ。妾と過ごした時間を詰めた宝の箱じゃ。これでいつまでも楽しい思い出と暮らせるであろう。しかしやはり寂しいな」「すぐお戻りになりますよ。人間とは総じて愚かでございますから」「ふふ、早く魂だけで帰っておいで」
2018-07-11 23:01:03
#twremix 野生の山猫は媚びることはない。気高く生きろと、己れの魂に刻み込まれている。だからこれは戯れだ。度々、私の前に現れる人間に、尻尾を振るのも、喉を鳴らすのも。森の新緑の片隅で、彼女の頬を舐めるのも。 twitter.com/23novel/status…
2018-07-12 23:07:34