【あの人は今】リオ五輪で日本に悪夢を見せたナイジェリアの神童サッカー選手、エテボ・オグネカロの現在！今年もブレイクか！？

時を遡り、二年前のリオオリンピック。後にハリルホジッチ解任騒動に巻き込まれた手倉森監督が率いるこのメンバーには今回のW杯にも参戦する大島僚太や遠藤航などの姿もあった。
全大会では強豪スペインを下すなど大活躍を見せるが、史上初のメダルを目の前にして宿敵、韓国に敗れる。
そして今回こそはと期待された彼らの初戦はナイジェリア代表、それも当日に会場入りという圧倒的アドバンテージであり、楽勝ムード、そして今日に至るまでの伝説の始まりとなる…はずだった。

あの男が出るまでは。

エテボ・オグネカロ。
国内で天才と恐れられたこの男の4ゴールの元、そのシナリオはあっさり崩れ去ることになる。
圧倒的優位で破れた手倉森JAPANに対してマスコミは怒涛の批判を見せたのは言うまでもない。
その後、このまま手倉森JAPANは敗退、一方のナイジェリアは彼らが前回目の前で逃した銅メダルを手にするというまさに屈辱である。

エテボ・ピーター・オグネカロ。

ナイジェリアの港湾都市、ラゴスで生まれ育った。
ナイジェリア国内リーグのワリ・ウルブズでキャリアをスタートした彼は、その天性の才能を発揮し、2015年に当時ポルトガルの2部リーグだったフェイレンセに入団した。

彼の代表やクラブチームでのゴール・アシスト集。もちろん手倉森JAPANとの戦いでの大活躍も収録している。

その後、彼は3年間にわたってフェイレンセでプレー。献身的なプレイヤーである彼はストライカーからサイドプレイヤー、ボランチにセンターハーフなどでプレーし、多くの役割をこなせる万能プレイヤーに成長しつづけている。
そしてワールドカップイヤーとなった今年…

「いつでも準備OKだ」という意気込みの元、世界最高峰リーグであるスペインのリーガ・エスパニョーラに挑戦！

1部リーグであるカナリア諸島のクラブ、ラス・パルマスにレンタル移籍となった。
なお、現在ポルトガルで3年間プレイした成績は45試合に出場して7得点を挙げている。

そしてスペインに参戦してさっそく活躍！

世界最強チームとも言われているバルセロナにも堂々と立ち向かい、彼の脅威のスタミナで縦横無尽にピッチを駆け抜け引き分けに貢献したのだ！

あの「宇宙最強サッカー二大巨頭の一人」メッシやヴィッセル神戸に移籍したイニエスタなど豪華絢爛な戦力を相手にしてこの活躍！！彼の実力がそんな怪物に劣らないことを見せつけた！

柴崎岳を擁するヘタフェとも激突！！

その後、奮戦を見せるも実らずラス・パルマスは20チーム中19位でシーズンを終了。2部への降格を余儀なくされてしまう。
そんな中、ナイジェリアA代表としてもコンスタントに定着し、彼の目標であるワールドカップに向け邁進を続ける。
そして…

ナイジェリア代表最終メンバーにエテボ・オグネカロの名前が！！

ここまでヨーロッパで得た多くの経験と挫折は、彼をワールドカップの舞台への糧となった。
エテボらナイジェリア代表はグループDに組み込まれ、クロアチア、アイルランド、アルゼンチンと決勝トーナメントの2枠を争う。

リオ五輪でかつて日本の前に立ち塞がったこの男は、ここでも大舞台での強さを見せるのか！日本代表はもちろん、彼の活躍にも是非注目してみよう！