1988年6月7日（火）の旅日記（73日目）

桃岩荘人 @namihei1224

早く目を覚ますが、雨が降っており、体がだるいので今日は休むことにする。昨日のチャリ🚲遠乗りの疲れか。いったんは0800頃出かける気になったが、シゲ帰ってくるかもしれないし、雨☔が俺を眠らせた。

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1000頃、突然（当たり前か）シゲに起こされた、せっかくいい気分でねとったのに。シゲ、隣のベッドにチェックイン。うだうだと話しつつ過ごし、昨日買ったビスケット食いつつ、1200になる。シゲは10日沈阳行き買ったらしい。

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同室で、まだ一言も口きいていなかった日本人と3人で1階のレストランへ。インドで世界一周チケットを買うらしい。自分はといえば北朝鮮との国境、延吉に行くことを決める。ビール１本含め、彼のおごり（約12元）。いやあどーもどーも。でもあんまり気があわないな。

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5000円両替（レート切り下げ😢2989→2946）し、1300北京站へ向かう。傘が必要だな。1400着。外人用窓口へ。シゲの言葉とはうらはらに混みまくり。しかも中国人で。なんてこった、今じゃ中国人がFEC使ってるぜ！ pic.twitter.com/hwrMXctd8o

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窓口４つのうち、３つまでに回り、延吉行きはここでは買えないと知り、1500ようやく得たのは64.6FEC、長春行き59次10日1550开、硬臥。かなり金の感覚が麻痺してきたようで、あまり高いと思わない。最初の頃はFECで60なんてとんでもないと思ってたけど。 pic.twitter.com/KJ4pjgm8cG

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長春行き硬券の裏に貼られた予約票。 pic.twitter.com/yWoiEgKPSX

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シゲとも話してたけど、俺、かなり中国・中国人に対する日本人の態度、対応の現状、そして自分の理想の甘さに気付く。しかし気付いただけに過ぎない。じゃあどうすべきか、俺に何ができるか、そこまで考えが至らない。シゲとの話は同和問題にまで及んだ。

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1530水餃３両0.87元を食って、バス20路に乗車。1600僑園飯店に戻る。ラーメンなど買ってくる。もう雨はやんでいる。荷物整理したり（ちっとも整理になってない）、人民中国を読んだりして過ごす。あっというまに1900。永定門站近くの花園小食堂で食う。愛想いいね。

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2人で10元、麦酒🍻1本。ここでもシゲと議論。中国、日本人の西洋人に対する卑屈さ、彼らの横柄な態度、そして日本人旅行者の中国人（→土人）、白人（→毛唐）を見る目。厳然たる事実の前に、俺の理想主義的な希望的な想い、考えは次々と崩れていく。

桃岩荘人 @namihei1224

こうして中国の旅は終わりが見えてきたが、欧州の東と西、次はどういう事実が待ち構えているのだろう。期待すると同時に怖れを抱く。シゲはこういうこと考えるのはつらい、旅を楽しみたい、と言うが、俺はまさにこういうことを感じ、考えることこそ、俺の旅の目的だと思っている。楽しみは二の次。

桃岩荘人 @namihei1224

少しでもその国を理解するための情報を五感から得ることこそ。To see is to believe! ヨーグルトを站で飲み、シャワー、ひげそり、明日の予定を立て、日記、本読み寝る。

桃岩荘人 @namihei1224

明日は３か国の大使館に行くぞ、早起きしなくちゃ。ここんとこ一日休み、一日動くというリズムに慣れてきた。これとてもいい。何よりもあと2週間も中国にいるのが面倒くさい。長春行くのも面倒くさい。