【園児RPG　虹の勇者と七本槍　レベル3〜5】

両生類 @ryo_say_ru1

光のマズク #enjrpg pic.twitter.com/Cr275VJK4z

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両生類 @ryo_say_ru1

テリトリーへの侵入者を感知したモズ #enjrpg pic.twitter.com/pu2K858UdI

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コセン・ニンジャ @kosn_ninja

【園児RPG　虹の勇者と七本槍　レベル4】 #enjRPG

コセン・ニンジャ @kosn_ninja

【力のコセンをパーティに加え、ついにイルマシティの長であり、超A級アイドルでもある美のイルマと対面したリンタローたち。しかし卑劣なる落とし穴によって地下３０階の強制労働施設に落とされてしまう。果たして彼らは地下から脱出できるのか？】#enjRPG

コセン・ニンジャ @kosn_ninja

「やあ、おはよう」虹の勇者が目を覚ますと、月のウサギが顔を覗き込んでいた。あわてて起き上がり、ベッドから出る。「ははは、びっくりしたかい？ごめんね。うなされていたようだからさ」「→『ウサギは寝てるの？』」「もちろんさ。ただ、寝顔は見られるより見るほうが好きだけど」1 #enjRPG

コセン・ニンジャ @kosn_ninja

「あっ、リンタロー。おはよう」部屋の奥からあるはざが来た。「→『おはよう』」「それじゃ、地下から脱出だね。行こう！」リンタローとあるはざは、『ピョンピョン空間』から扉を通って、地下強制労働施設に出た。 2 #enjRPG

コセン・ニンジャ @kosn_ninja

地下強制労働施設の運搬ゲートを守る警備員は、奴隷の反乱を鎮圧できるように精鋭警備兵士ばかりだったが、既に力のコセンによって壊滅していた。「遅いぞ。退屈だったからゲートは通れるようになってる。奴隷たちも地上に出て警備兵士と戦ってるところだ」3 #enjRPG

コセン・ニンジャ @kosn_ninja

「奴隷が反乱だって？早く加勢しないと」あるはざが言うと、力のコセンは頷いた。「そのとおりだ。まったく、俺を10分も待たせやがって」【力のコセンが仲間になった】力のコセンを加えた一行は、ゲートを通って地上に出た。地上は戦場だ。4 #enjRPG

コセン・ニンジャ @kosn_ninja

ビル群は燃えて炎柱となって天を焼き、地上で反乱を起こす奴隷たちはグレートソードで武装する警備兵士たちに殴りかかる。パレードカーを乗っ取った奴隷たちが警備兵士の一団に突っ込むと、パレードカーが大破し、荷台に乗せられた巨大ケーキめいた飾り付けが炎上した。5 #enjRPG

こっぺぱん @tk4624panzar

反乱ダー！ 爆発した怒りは制御できない #enjRPG

コセン・ニンジャ @kosn_ninja

「イルマタワーに乗り込むぞ！」「美のイルマを倒せば、この反乱も収まるの？」大鎌を構える力のコセンに、あるはざが聞いた。「おそらくな。警備兵士を止められれば、民衆の怒りは自然消火するはずだ」「なら、早く美のイルマを止めないと！街が廃墟になっちゃうよ！」6 #enjRPG

コセン・ニンジャ @kosn_ninja

「街が廃墟に…それも悪くないかもな…」三人がイルマタワーに入ると、エントランスに三人の警備兵士が居た。「赤い防弾ジャケット…！イルマ直属の兵士だ！」「ご名答。力のコセンさん」力のコセンの言葉に、三人の警備兵士がポーズをとった。「我らイルマファンクラブ！」7 #enjRPG

コセン・ニンジャ @kosn_ninja

彼らのポーズは人文字で、威圧的な「イ」「ル」「マ」を表現！「イルマファンクラブ？」あるはざが首を傾げた「イルマファンクラブ。つまりはアイドルとしての美のイルマを支持してる奴らってことだ。あんなのにもファンが居るんだな」力のコセンは不思議そうだ。8 #enjRPG

コセン・ニンジャ @kosn_ninja

「貴様らをイルマ様の元に行かせるわけにはいかない！」イルマファンクラブ会員1号がグレートソードを構えた。2号はグレートランスを構え、3号はグレートアクスだ。「お前ら、先に行ってろ。イヤーッ！」力のコセンは大鎌を振るって、リンタローとあるはざをエレベーターまで投げ飛ばした。9 #enjRPG

コセン・ニンジャ @kosn_ninja

ちょうどエレベーターが開いて、リンタローとあるはざは中に転がり込んだ。「イルマ様が！」「黙れよ。お前らの相手は、力のコセンだぜ」「→『コセン君！？』」力のコセンは二人に向かって笑った。「おう。こいつらを片付けたらすぐに行くからよ。イルマを頼むぜ」エレベーターが閉じた。10 #enjRPG

こっぺぱん @tk4624panzar

見た目かわいいならファンもいるか 親衛隊は強烈そう #enjRPG

こっぺぱん @tk4624panzar

先に行かせた 大丈夫だと思うが逆にこちらの戦力がきついか…？ #enjRPG

コセン・ニンジャ @kosn_ninja

「リンタロー。力のコセンの事が心配なの？」上昇するエレベーターの中で、あるはざが聞いた。「→『わからない』」「そうなんだ…でも七本槍だし、大丈夫だよ。きっと」あるはざがリンタローの肩を叩いた。「さあ、もうすぐ最上階だよ。美のイルマを倒さないと」そして最上階に着いた。11　#enjRPG

コセン・ニンジャ @kosn_ninja

最上階のスイートルームは、初めて見たときと変わらずキラキラしているが、どこか寂しげな雰囲気だ。美のイルマは街を見渡すための巨大ガラス窓の前に立って、イルマシティが燃えているのを静かに見ていた。「ああ、燃えていく…ボクはみんなにハッピーになって欲しかっただけなのに」12 #enjRPG

こっぺぱん @tk4624panzar

真意 何を間違えたのか…それはわからない #enjRPG

コセン・ニンジャ @kosn_ninja

「イルマ…もしかして悲しいの？」あるはざが話しかけると、イルマは振り返った。その目には涙。「ふん、そんな事があるわけない！ボクは、苦労して作り上げたこの理想郷をもう一度作るのが、とてっつもなく！面倒だから、つい涙が出ちゃったの！」13 #enjRPG

コセン・ニンジャ @kosn_ninja

そう言うイルマの目から、涙が止まることはない。「ねえイルマ」あるはざが言った。「何さ？」「この街のみんなが好きだったキミは、こんな高い場所から見下ろすキミだったのかな？」「どういうことさ？」「昔、ここは小さな村だったんでしょ？」イルマはぎくりとした。14 #enjRPG

コセン・ニンジャ @kosn_ninja

「それが何さ！」「みんながキミのことを好きになったのは、キミがみんなの近くにいて、小さな村で頑張るみんなを応援してたからじゃないのかな？みんながキミを嫌いになったのは、みんなからキミが遠くに離れたからじゃないのかな？このイルマタワーの一番高い場所にさ」15 #enjRPG

コセン・ニンジャ @kosn_ninja

「うるさい…！」美のイルマは体を震わせた。「うるさい！うるさい！うるさい！うるさい！うるさい！うるさい！うるさい！うるさい！うるさい！うるさーーーーーい！！！」イルマは叫んだ。「元はといえば、あんたらがボクの奴隷たちを解放したから街が燃えているんだ！」16 #enjRPG

コセン・ニンジャ @kosn_ninja

イルマはマイクを持つと、それに向かって叫んだ。「ここでお前たちを粛清してやる！」ガシャン！ガシャン！ガシャン！スイートルームのソファやテレビが変形して、合体し、巨大なスピーカーになった！「来るよ！リンタロー！」バトルが始まる！17 #enjRPG