「幸色のワンルーム」に対し、「その大人がその大人がよ人気にあやかってなんのリスクヘッジもせず、ホイホイ単行本化したり実写化したりしてんじゃねーぞ。」と批判していた、あるネットユーザーの顛末。

・少女Aさんの両親のコメント
「本日、娘が都内で無事保護されました。本当にすごくホッとしています。今まで、番組やニュース、紙面等で取り上げて頂きまして本当にありがとうございました。今後は、娘との2年間の空白の時間を取り戻すべく、ゆっくりと時間を掛けて娘との時間を過ごしていきたいと思います。娘がいた場所、娘の2年間の状況等については何もまだわかっておりません。今後は、警察の捜査も有りますので、詳しい状況は、警察の捜査の進展を見守りながら皆様にお伝えできることはお伝えしていきたいと考えております。2年間家に戻れないという状況は、15歳の少女にとっては大変な苦痛であったと想像できます。皆様、どうか私たち家族のことをそっと見守って頂けたら幸いです。最後に、自宅への取材は近隣の迷惑となりますのでお控え頂きますようお願い申し上げます。何卒、よろしくお願い致します」

・朝霞市行方不明女子中学生を捜す会のコメント
「捜す会からも重ねて御礼申し上げます。これからの彼女のためにも、憶測や推測の話にならないためにも、今後ともご理解ご協力を頂ければ幸いです。また、大変恐縮ではございますが捜索チラシのご協力にも賛同してくださったみなさまがいらっしゃいましたら、誠にお手数をおかけしますがお外しいただくようご連絡をお願いいたします。宜しくお願いいたします。感謝を込めて。こちらのページも順次閉鎖させていただきます」

某誘拐漫画について語っていい？いいよ

思春期ってやつ、私も約10年くらい前に体験してるなあってかもう私が思春期だったの10年前かよって話は置いといて

思春期ってまあ、あの漫画の女の子のようにあからさまないじめや虐待がなくても、「居場所がない」って思いがちな時期でね
— たれ(甘辛い) (@amakara_no_tare) 2018年5月31日

そこに「イケメンのお兄さんが現れて、鬱憤から逃げる手伝いをしてくれて、非凡な日常に連れ出してくれる」って設定の漫画がババンと現れた。
思春期の子どもたちの理想が詰まっていたわけ。
子どもたちがこの設定に惹かれるのも無理はなかったとも言えるのね。
— たれ(甘辛い) (@amakara_no_tare) 2018年5月31日

でもやっぱり、大人としてはね、あの漫画には憂慮しなきゃいけない点がたくさんあったんだよね。
それは決して「こういう創作物を好きになるな」って抑圧なんかじゃない。
でも、大人たちが何をもって批判しているか、もしあの漫画が好きな子どもがいたら聞いて。
それには理由があるから。
— たれ(甘辛い) (@amakara_no_tare) 2018年5月31日

埼玉の朝霞市で、女子中学生が大学生の男に監禁されていた事件。
これってちょっと調べるとさ、もう上から3番目くらいにこんな記事が出てきちゃうのね。

「本当に監禁？」ってhttps://t.co/2194b3u8em
— たれ(甘辛い) (@amakara_no_tare) 2018年5月31日

「女子中学生という子どもが被害者にあった、二次加害まみれの誘拐監禁事件」というものが実際にあった。
その事件の裁判が行われました、加害者である男子大学生が裁きを受けます……なんていう、そのタイミングで、そのタイミングでだよ
— たれ(甘辛い) (@amakara_no_tare) 2018年5月31日

これ、こんなの、作者が何を意図していたかなんて、火を見るよりも明らか。
「ようやく収束しつつあった二次加害に加勢した」わけだよ。

「女子中学生本人の同意のもとで、家出少女を匿うってあると思う」って意見と

と！
— たれ(甘辛い) (@amakara_no_tare) 2018年5月31日

「ほら、実際の未成年者だってこんな風に言ってるんだし」って、正しいみたいな顔して二次加害に加勢したわけ。
— たれ(甘辛い) (@amakara_no_tare) 2018年5月31日

これがどれだけ卑劣で最低な行為だと思う？
「同意のもとの誘拐はあるよ」
「そして助け出すために連れ出す誘拐は正義だ」
「ほら、該当する年齢層の女の子もそう言ってるじゃないか」

これが実際の被害女性にとってどれだけ苦痛をもたらす思想だと思う？
— たれ(甘辛い) (@amakara_no_tare) 2018年5月31日

あんまり長い文はTwitterだと読みづらいのでこちらにまとめました。https://t.co/qcqiO8uqDt
— たれ(甘辛い) (@amakara_no_tare) 2018年6月1日

幸を誘拐したお兄さんって、そういう不満を常に胸に抱え込んでムカムカしている思春期の子どもたちから見たら、「救世主」なのかもしれない。 ウゼェ親、キショイ教師、信用できないクラスメイト ... つまり同棲していたんじゃないの？」 っていうもの。
「別れたくなったから男を誘拐犯に仕立て上げたハニートラップなんじゃないの？」 .... って言って聞かせてあげなきゃいけない立場。
その大人がその大人がよ人気にあやかってなんのリスクヘッジもせず、ホイホイ単行本化したり実写化したりしてんじゃねーぞ。

前回書かせていただいた 「幸色のワンルームは何がいけないのか？」 の補足というか、皆様の意見を元にさらに考えたことを言語化した感じになります。 先に前の ... そんな中でわりかし多かった意見が 作者は本当に二次加害するつもりでいたのか. あれだけ前回の記事で書いておいてなんですが、個人的には、「作者はぶっちゃけそこまで考えてなかっただろうな」というのが正直な感想です。 単純にあの当時、朝霞市誘拐監禁事件において ...