人形劇『イナンナの冥界下り』の人形を使って、『古事記』の「イザナギの冥界下り」を上演することが決まりました。台本を作らなきゃ。でも、いまは『イナンナの冥界下り』の後半の台本作りと稽古中です。
2018-07-04 23:06:11「え~、今ごろ言うなよ」という話ですが、今日はドミニク・チェンさんの授業(早稲田)に、発酵デザイナーの小倉ヒラクさんとお邪魔して、大学生(1年生が中心)に「メディアと能と発酵と」という話を。またまた共話状態で、聴いていた学生たちは誰がどの話をしたかは全く覚えていないでしょう(笑)
2018-07-05 17:36:37今日は午後から母校早稲田でドミニクさんの授業に安田登さんとゲスト参加。三人で「メディア表象と能と発酵」というわかる人にしかわからないテーマでトーク。大学の講義というよりトークイベントのような熱気でとっても楽しかった!300名超えで事前に告知できないシークレットイベントでした。
2018-07-05 23:15:18トーク後半、イナンナの冥界下りや古代漢字<醸>の文字の解釈の話のなかで「状況としての死」と「不可逆な死」のトピックスが出てきたのが僕的なハイライト。文字によるリニアな時間軸が確立される以前の古代世界では、現代の僕たちが思う「死」や「個体」の概念は存在していなかったのかもしれません、
2018-07-05 23:21:10古代シュメールの神話のイナンナの冥界下りでも、古事記のイザナギ・イザナミの国造り神話でも「絶対的な死」というものがない。発酵界にいる僕としては死よりも「腐敗」のほうが重要。生が輝く前に現れる腐敗というカオスが神話の奥行きを成している。再生が行われる前に腐敗を潜り抜ける必要がある。
2018-07-05 23:28:32@o_hiraku 古事記の「海月なすただよへる」とか旧約聖書の「形なく、むなしく(תֹהוּ וָבֹהוּ、unformed and void)」なども、ぶくぶくの腐敗状態ですね。この海月なす状態を、ソリッドな状態にしたのが天孫やエロヒイムの神の力で、そして混沌が秩序に変わる時ですね。三木成夫の上陸の話なども思い出します。
2018-07-06 00:19:40「メディア/能楽/発酵」と、ふつうなら結びつきそうにないトピックをリンクさせる異種格闘技戦。大学という知のコロシアムならではの興味深い企画ですね twitter.com/dominickchen/s…
2018-07-06 14:44:31