阿智太郎を振り返る

阿智太郎は俺の中で伝説。そういう思いで作ったまとめです。ライトノベル界に限らず、彼のような喜劇がかける人はいるのでしょうか
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想 詩拓@文芸サークル『文机』 @sou_sitaku

実家から、電子書籍で「住めば都のコスモス荘」を購入したのをきっかけに、実家においてあった「僕の血を吸わないで」「僕にお月様を見せないで」を引き上げてきました。

2018-07-22 21:23:20
想 詩拓@文芸サークル『文机』 @sou_sitaku

最近のライトノベルのチェックはあまりしていないのですが、こ~ゆ~「ザ・コメディ!」って感じの作品はとんと見かけなくなった気がしますねぇ。

2018-07-22 21:23:34
想 詩拓@文芸サークル『文机』 @sou_sitaku

地元の市立図書館で借りて読み始めて以来、昔から阿智太郎作品(特に上記の3作品)は、ちょっと気持ちが沈んだとき、確実にテンションを上げてくれる効果のある本でした。

2018-07-22 21:23:41
リンク Wikipedia 阿智太郎 阿智 太郎(あち たろう、1978年10月3日 - )は、日本の小説家。長野県下伊那郡阿智村生まれ。主にライトノベルに分類される作品を発表している。 長野県飯田高等学校在学中は演劇部に所属し、脚本で活躍。在学中の1998年に『僕の血を吸わないで』で、第4回電撃ゲーム小説大賞で銀賞を受賞し、作家デビュー。受賞後アメリカ・イギリスに留学しながら『僕の血を吸わないで』『住めば都のコスモス荘』シリーズ等を執筆し、2000年に帰国。レッド・エンタテインメントに所属していたが現在はフリーランスで活動。シナリオライター 11
想 詩拓@文芸サークル『文机』 @sou_sitaku

食べ物で言えばおかゆなみの食べやすさなんですけど、とんかつ並みに元気が出るという感じです。

2018-07-22 21:23:54
想 詩拓@文芸サークル『文机』 @sou_sitaku

その阿智太郎のセンスは、受賞作の「僕の血を~」から遺憾なく発揮されているのです。この作品は、吸血鬼ものです。普通吸血鬼ものと言ったら「吸血鬼ハンターD」「Black Blood Brothers」とかシリアスなもんじゃないですか。(BBBはコメディチックな短編集もありますが)

2018-07-22 21:24:40
想 詩拓@文芸サークル『文机』 @sou_sitaku

そこでこのシリーズの2巻以降についた副題を見てみましょう。「ピーマン戦争」「ドッキンドッキ大作戦」「しとしとぴっちゃん」「アクシデントはマキシマム」。 これが血と恐怖に満ちた吸血鬼ものに付く副題かと。

2018-07-22 21:25:03
想 詩拓@文芸サークル『文机』 @sou_sitaku

ちなみに、これは「僕にお月様を~」にも引き継がれています。個人的には「月見うどんのバッキャロー」「背中のイモムシ大行進」「アヒル探して三千里」「29番目のカッチョマン」辺りが好きです。

2018-07-22 21:25:22
想 詩拓@文芸サークル『文机』 @sou_sitaku

阿智太郎テイストをどう説明したらいいかを悩んでいたのですが、わりと副題紹介で十分な気がしてきた

2018-07-22 21:25:40
想 詩拓@文芸サークル『文机』 @sou_sitaku

ちなみに「僕にお月様を~」は狼男モノです。だけどそこに独自の設定(訓練なしだと基本的に黄色くて丸いモノをみると変身してしまう)を入れることで、ドタバタが生み出されている。これが阿智太郎の黄金律

2018-07-22 21:26:09
想 詩拓@文芸サークル『文机』 @sou_sitaku

アニメ化もした「住めば都のコスモス荘」も素晴らしいのです。変身ヒーローものなのですが、主役ヒーローの名前が「ドッコイダー」って時点で、もう勝ってますよね

2018-07-22 21:26:19
想 詩拓@文芸サークル『文机』 @sou_sitaku

矢上裕さんのイラストは基本的にあまり上手くないな……と思っているのですが、このドッコイスーツのデザインといかにもすっとこどっこいなドッコイダーのイラストが実に素晴らしい。

2018-07-22 21:27:19
想 詩拓@文芸サークル『文机』 @sou_sitaku

コチラの画像は2巻「ゆ~えんちでドッコイ」に掲載されている挿絵の1枚ですが、超お気に入りの一枚です、このキックの画像でドッコイダーのドッコイぶりがよくわかるでしょう。 pic.twitter.com/3VKN6Acnh0

2018-07-22 21:29:40
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想 詩拓@文芸サークル『文机』 @sou_sitaku

阿智太郎はオンリーワンだと思うのですが、このスチャラカコメディ系の作家は、他に今の現代にいるのでしょうか、と思いつつ、僕が最も近いと思っているのが「人生」の川岸欧魚なのではないかと。

2018-07-22 21:30:57
リンク Wikipedia 川岸殴魚 川岸 殴魚(かわぎし おうぎょ)は、日本のライトノベル作家である。三重県出身。 早稲田大学教育学部理学科生物専修卒業。在学中は寄席演芸研究会に所属しており、THE GEESEの高佐一慈とともに活動していた。『邪神大沼』(刊行時『やむなく覚醒!! 邪神大沼』に改題)で第3回小学館ライトノベル大賞の審査員特別賞を受賞し、2009年にデビュー。応募時のペンネームは相内佑。

注釈:検索で引っかかりづらいので気が付いたのですがツイートの『川岸欧魚』は漢字が誤っておりました。正しくは「川岸殴魚」でした。

想 詩拓@文芸サークル『文机』 @sou_sitaku

といいつつ、川岸欧魚作品は「人生」のみ読んだので、作家としてそうなのだ、と言い切れないのですが、後書きを見るかぎりは、あの人にはスチャラカコメディ作家の匂いがする。登場人物を介してみられる、言葉遣いとか、思考回路の怪奇さが、突っ込みどころ満載で……なかなかの逸材だと感じています。

2018-07-22 21:31:19