グランクレスト大戦有志企画『SGO』「兄を探して大魔境」まとめ

つけない創作(乳酸飲料) @sousakutukeru

なんでコッチを動かしたかといいますと、企画参加するのでそっちのロールプレイ用に使おうと思った次第であります。 多分うるさくなるので お手数ですが　#jane_sgo　でミュートしていただけると良いと思います

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#SGOキャラ紹介 【名前】ジェーン・XXXX（秘密です、登録はジェーンのみで） 【クラス】メイジ：ウィザード 【所属】幻想詩連合 【出身時空】現代 【性別】女性 【身長・体重】157cm/乙女にも秘密が必要です 【個人使用タグ】#jane_sgo

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ジェーン HP：98 SP：1 オプション：高品質な武具 #jane_sgo #GC_SGO タグつけ忘れたー

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【入手／戦功０】ジェーン@連魔SGOは、街で開催された腕自慢を競う大会のとあるリーグで優勝した。ＨＰ－２、ＳＰ＋１、優勝賞品として《高品質の武具》を得る。準優勝者に譲るなら、調査点＋７。 #GC_SGO #jane_sgo

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「こうなるつもりではなかったのに……」 少女はポツリと呟いた。 優勝賞品の剣を陽の光に翳す。 見事な業物だ、買えばいくらになるかわからない。 うれしい。 「……そうじゃなくって！」 鞘にそれを収め、一人でツッコむ。 「なんで私、優勝してるの！！！！」 #jane_sgo

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ジェーン・（編集済み）は、花も恥じらう10代半ばである。 家族には父と母と義理の姉と兄と兄代わりの獣。 本人は平凡と言い張る自称ごく普通の魔法師だ。 #jane_sgo

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大魔境顕現後、すぐに兄は「先遣隊を出すらしい、俺も行く」という置き手紙を残し早々に家を出てしまった。 事後承諾じゃないか、とか。 長男なのに何やってるんだ、とか。 アーティストでもメイジでもロードでもないのによくやるな、とか。 #jane_sgo

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そういった批判も湧きそうなものだが、「まあ、何時ものことだし此方は此方で忙しいから」と家中では問題にはならなかった。 その『先遣隊』の壊滅を聞くまでは #jane_sgo

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「にいさん、一体どこに行ったのかしら……」 家のある領地もこの大災害でてんやわんやであり、あのバカとっとと捕まえてこい、武者修行ついでにと放り出されたのが今回の顛末である。 「もしかして、私は愛されていない子なのかしら」 #jane_sgo

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あはは、と乾いた笑いを漏らしてみるが如何せん一人である。 虚しいことこの上ないのですぐやめた。 とりあえず、と情報の集まりそうな街に足を向けた。 気楽なものである、なにせ一人だから。 #jane_sgo

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「武術大会…」 心底どうでも良さそうなものが開催されていた。 これが兄だったら違っただろうと覗いてみたがそれらしい人物はいなかった。いないようだし、聞き込みをして次の街へ向かう準備…と酒場に入ると一人の屈強な若者に声をかけられた。 #jane_sgo

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「君、もしかして武術大会に出るのかい？」 「違いますけど…」 トラブル吸引体質というものは遺伝するのだろうか、父が脳内で諦めろと言うのが聞こえた気がするがあえて無視しておく。 「そうか、実は君の兄上に言伝を」「兄を知ってるんですか！」 ジェーンは飛び上がって若者に詰め寄る　#jane_sgo

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「あのボンクラ、今どこにいるんですか！　生きてるのに頼りも寄越さないで！　早くヤツのいるところに連れて行ってください、さあ早く！」 「落ち着いてくれ、もうここにいない。彼と会ったのは5日前だ」 「いつか」 随分前の話だった 「……では言伝だけでも」 「ああ、だが頼みがある」 #jane_sgo

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「頼み？」 嫌な予感がして、ジェーンは鸚鵡返しをする。 「俺の恋人にプロポーズをしたいんだが」 「はあ」 「彼女は、強い人でないと結婚しないと」 「ほお」 「頼む！俺を優勝させくれ」 「貴方なら、実力でどうにかなるんでは」 ジェーンは自分に頭を下げる人間の体格を鑑みて呟いた　#jane_sgo

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「だが、並み居るライバルに及ぶか心配なのだ。俺をこてんぱんにした男が『妹は俺よりも手強い、そちらに頼め』と」 物凄い雑に厄介事を投げられた事実に、ジェーンは兄を見つけたら5回くらい殴ってやろうと思った。 「『あれは善人だから断らないだろう』とも」 倍にしておこうと思った。 #jane_sgo

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「俺が君までに勝ち上がれなかったらいいんだ。別に八百長をしてほしいわけじゃない」 「……参加すれば、いいんですね」 ジェーンは諦めて、承諾した。 争いは嫌いだ、そもそもメイジで魔法書を漁っているほうが性にあっているが、急がば回れという諺もある。 「がんばります…」#jane_sgo

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若者は驚いていた。自らを叩きのめした男が『自分よりも強い』と指名したのが、メイジの自らよりも一回りは年若いであろう少女だったことにではない。 その少女が、トーナメントを涼しい顔で『勝ち上がってきた』ことに関してだ。 #jane_sgo

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そして「戦いますよ」と全くなんでもないかのように言ったことに対しても。「八百長はしないと言ったじゃないですか」「だが……」傷つけてしまうかも、と言葉を紡ごうとする男にジェーンはにこりと微笑んだ。 「お兄さんも、ちゃあんと恋人さんに良いところ、見せてあげてくださいね？」#jane_sgo

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男が抜剣する。「そうそう」ジェーンは楽しそうに言った。「楽しく一緒に”踊り”ましょう？」右手にサーベル、左手に無骨な投影武器。あれは、確か『銃』といったはずだ。「悪く思わないでください」そして、その銃口を男ではなく自分に向けて弾いた。 #jane_sgo

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「どうして勝っちゃったの…」ジェーンは気がつくと商品の剣を手にしていた。不戦勝になってあげればよかったかな、と一瞬考えたが落ち込む彼を件の恋人が慰めていたのであれはあれで良かったのかもしれない、と思い直すことにした。過ぎたことを考えてもしようがないのだ。 それに。 #jane_sgo

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「……それもこれもにいさんのせいなのだし、早くとっ捕まえてたーっぷり文句言わないといけないわね」 人知れず、兄を絶対にただではすまさないという決意を固め、ジェーンはこの大魔境に足を踏み出した。 #jane_sgo

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ジェーン HP：98 SP：1+1 オプション：高品質な武具、《▲交わりの心》 #jane_sgo #GC_SGO

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【入手／戦功０】木陰で休んでいたジェーン@連魔SGOの元に、同行を申し出る人物が現れる。ＨＰ－３。同行を認めるなら、指定されたオプションからひとつを選択し、それを得る。断る場合、調査点＋７。この診断結果で得たオプションは、次の診断を引いてから使用できる。 #GC_SGO #jane_sgo

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大魔境、そこは過去と現在、平行時空、あらゆるものが文字通り混沌として顕現している世界である。だから、ジェーンは覚悟をしていたはずであった。たとえ自分にあっても敵意を向けないようにとか、自分の兄と並行時空の兄は見分けが付くようにしようとか。覚悟をしていた #jane_sgo

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ジェーンは兄探しの旅の途中、ふと見つけたいい感じの木陰で休んでいた。昼下がりで、きれいな水を売ってもらってご機嫌だった。そう、ほんの10分ほど前まではあんなに幸せだったのだ。空は青いし風は気持ち良いし、本当にものすごく、平和だった。『だった』#jane_sgo