不定深度3200第５回公演『滲む』感想まとめ

マウスタージンガー @Maustersinger

不定深度3200「滲む」 indefdepth3200.web.fc2.com/phone/index.ht… ああ、面白かった。これはある種、オーソドックスな村の怪談話なんだけど、途中まで全然怖くしないし、違和感も持たせないのが良くて、これは作家の自制心を褒めるべきだな。あと5ステージ、日曜日まで。是非。

マウスタージンガー @Maustersinger

不定深度3200「滲む」 見ていて思い出した作品をいくつか。 ・夢野久作「ドグラ・マグラ」 記憶と繰り返しとブーンという音 ・チェルフィッチュ 観客へ語るスタイル。主観の混線。 ・うさぎストライプ「空想科学」「いないかもしれない」 人の存在と過去の記憶

ヘイデン @urot_8andy

不定深度をみました。今回はすごくスマートにまとまっていた気がする！

マウスタージンガー @Maustersinger

不定深度3200「滲む」 東京(たぶん)のとある地域を地元にする若者四人の物語なんだけれど、彼らは東京で生まれ育ったがゆえに、どこにもいけないんだよな。そんな村社会だからこそ、こういう怪談が成立してしまう。

マウスタージンガー @Maustersinger

不定深度3200「滲む」 若者三人が同じ怪異に遭遇して、一人が神隠しに遭ってしまったといういう風にも読める。そういう話として読むと、紬は正人の正体に気付いていたんですかね。色々辻褄が合う気もする。

tomo3 @Ah_at_Trio

不定深度『滲む』観劇。 中高一貫に進学した故に地域社会から切り離され、しかし中高一貫コミュニティーにも馴染めず、やり直すには小学校時代に再誕生して、関係を結びなおすしか無い青年の哀しみを、チェルフィッチュ風のドグラ・マグラで描いた（ように見えた）。

堤 和悠樹 @mirumodepopopon

観劇が終わってすぐにアンケートかける奴らが羨ましい。 面白いと思ったら毎回書こうとするんだけど、筆が進まず結局書かないし書けない。すると座ってるだけの人になってしまって、知り合い出てるわけでもないから居づらくなり劇場をでる。 というわけで不定深度3200さんの滲むを観てきました。

マウスタージンガー @Maustersinger

不定深度3200「滲む」 彼(珍しくネタバレに配慮しよう)は誰なのか。屋上から転落して死んだのが正人だ、という見方もできるけど安っぽいな。村に大人として溶け込めなかった少女が作り上げた都合の良い、遅れてきたイマジナリーフレンドだとも言えるかもしれない。ここははっきりさせると安っぽい。

マウスタージンガー @Maustersinger

不定深度3200「滲む」 怪談としてはオーソドックスだし、表現方法も決して目新しくはないんだけれど、そういう王道的な土台の上に描かれる、村から出られないことに無自覚な若者の姿(これ、言葉にすると陳腐だなぁ)とか、彼らの何気ない会話とか、そういうところが良かったんだろうな。

マウスタージンガー @Maustersinger

不定深度3200「滲む」 惜しむらくは、個々人の演技のリアリティ度の差(現代口語演劇度の差と言っても良い)に結構差があって、ちょっとそれが気になったこと。特に花井さんと水口さんは結構違うよね。一番ナチュラルに喋ってるのが花井さんで、一番アーティフィシャル？に喋ってたのが水口さん。

tomo3 @Ah_at_Trio

劇団名は、不定深度3200でした。ごめんなさい。

マウスタージンガー @Maustersinger

不定深度3200「滲む」 花井女史はナチュラルに-かつ巧妙にノイズを少なく-べらべら喋るスキル、めちゃくちゃ高いんですけど、それがこの芝居にマッチしてたのかはよく分からなくて、もう少し演出家が役者四人のナチュラル度？を揃えてあげられればよかったと思う。

マウスタージンガー @Maustersinger

不定深度3200「滲む」 登場人物が主観的に客席へ物語る時、関係ない動きを入れるのはチェルフィッチュ風味なんだけれど、あれ難しいよな。どうしてもセリフのリズムとかに引っ張られちゃったり、意味がつながってしまったりして、難しいなぁと思った。ただ、他にいいアイデアがあるわけではない。

マウスタージンガー @Maustersinger

不定深度3200「滲む」 衣装を次々変えていって季節感を出すの良いなって思う。見やすい。あと、BGM必要だったかなぁ。いらなかったんじゃないかと思うんですけど、どうでしょう？

マウスタージンガー @Maustersinger

不定深度3200「滲む」 舞台奥にある鏡、あれ、芝居作りの上で全く無駄とは言わないけれど、自分の姿が見えてしまって集中できない気持ちの方が大きいんだよなぁ。隣の客(こいつらがまた偶然知ってるやつなんだ)が笑ってる顔とか見えるのもなんとも言えない。

マウスタージンガー @Maustersinger

不定深度3200「滲む」 細かい話。つり革持ってない側の手、難しいな。もうちょっと頑張れ。自動販売機の下り、面白いけどもっとさらっとやって欲しい。眠った正人の服めくって戻すの良い。紐結んで後で気付くの好き。ノンアルコールで酔ったっぽい感じにするのが楽しいみたいなのを説明するのダサい。

マウスタージンガー @Maustersinger

不定深度3200「滲む」 肇が人を家に呼んだことを咎める紬が潔癖すぎるように思ったけれど、これは、見終わってから解釈すればそんなに変じゃない気もする。ただ、ちょっと見づらいよな。急な坂の表現がバカバカしくて楽しい。

マウスタージンガー @Maustersinger

不定深度3200「滲む」 美波が、第三者間で語られることによって自分の人格が自己を超えて膨張することを恐れているようなことを言っていたけれど、いささかストレートすぎた気もする。ドグラ・マグラを読んでいるというのもストレートすぎるような。バリカンを机に置くとブーンって言うしね。

マウスタージンガー @Maustersinger

不定深度3200「滲む」 中学入試で地元から切り離されてしまった人の寂しさみたいな感じ、ちょっとリアリティに欠ける感もある。最近は多いでしょ、中学入試組も。

マウスタージンガー @Maustersinger

不定深度3200「滲む」 開演前なんだけど、下手側客席で話している2人の女性の話がなんかめちゃくちゃ面白くて、あれで芝居になりそうだったな。

マウスタージンガー @Maustersinger

不定深度3200「滲む」 芝居の核としては、人間の繋がりとかコミュニティとかの危うさを描いているんですかね。全ては共同幻想の上に成り立っていて、しかし、その共同幻想でさえも同床異夢にすぎない。

マウスタージンガー @Maustersinger

不定深度3200「滲む」 同床異夢の共同幻想の上で生きてるから、はっきりさせると(劇中ではパラメータの話が何度か出てたけど、そういう風なのもので表したりとか？)夢から覚めてしまって、コミュニティや人の繋がりの中にいられなくなってしまう。

マウスタージンガー @Maustersinger

不定深度3200「滲む」 物語の背景として、美波が過去「友達をやめる」ってことをしてたような話が出ていたけれど、そういえば昼間に三島北「またね。」を思い出していたのだった。前向きに、友達をやめることを選択する話。

tomo3 @Ah_at_Trio

不定深度3200『滲む』真冬の成人式にノースリーブで、一瞬、なんだこりゃと思ったのだけど、そういう非現実感の提示の仕方が上手いなあ。昔、アゴラの地区大会で、コタツに半袖はダメだと講評されたことを思い出した。

マウスタージンガー @Maustersinger

不定深度3200「滲む」 東野は音ゲーっぽくしない芝居も作れるんだね