遙HAPPY BIRTHDAY2017【前日編】

隣人宗遙bot @Sohdearharuka

貴「もしもーし凛？」 凛『おう。どうしたんだ？』 貴「ちょっと聞いてよー。なんか宗介とハルがまたちょっと雰囲気悪くなっててさー」 凛『あ？また？あいつらどんだけケンカすりゃ気が済むんだよ…』 貴「明日大丈夫かな？」

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凛『むしろ二人で無理やり行かせりゃどうにかなんだろ』 貴「そうかなー？」 凛『宗介、今回は気合入ってるからな』 貴「え、何が？」 凛『あいつらなら大丈夫だ。二人の親友でライバルの俺が言うんだから間違いねぇよ』

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ピロン♪ 宗「ん？凛からか」 【LINE】 凛＞とっておきの場所を用意してやったからな！しっかりやれよ 宗＞どういう意味だ？とっておきの場所って… 凛＞頑張れよ！！ 宗「なんなんだよ…」

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遙「ただいま」 貴「ハル～練習お疲れ様！」 真「お疲れ～一応料理してみようかと思ったんだけど…結局料理もケーキも買ってきたものになっちゃった；」 遙「真琴の料理の腕だけは信用してないから助かった」 真「ひどいよハル～！」

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貴「ではでは～一日早いですが…ハル！誕生日おめでと～！」 真「おめでと～！！」 遙「ああ。ありがとう」 貴「ハルももう21歳か～早いね～」 真「ハルが一番早く大人になっていくね」 遙「ただ生まれたのが早いってだけだろ」

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貴「はい、ハル！ウミオンズの手ぬぐい！」 真「といっても俺たちからじゃなくて、蘭と蓮からだけどね」 遙「え？蘭と蓮が？」 真「うん。手紙もあるから、あとで読んであげて」 遙「わかった。ありがとう」 貴「俺たちからはまた別にあるんだよ～でもまたあとでね」 遙「？」

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真「ところでハル。また宗介とケンカしてるんだって？」 遙「別にケンカじゃない」 貴「何があったのさ」 遙「……ただ、あいつが変な顔したから、どうしたのか聞いただけだ」 貴「変な顔？」 遙「ああ。俺が真琴とウミオンズのDVDを見たって話をしたら、変な顔になった」

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真「変な顔ってどんな顔？」 遙「眉間に皺寄せて…」 貴「怒ってたってこと？」 遙「いや、なんというか…複雑？そうな顔」 真「なんだろ？俺とハルが一緒にDVD見たことに嫉妬したとか？」

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貴「それだったら複雑とかってより、怒ってるんじゃない？」 真「そっか、複雑な顔…」 遙「俺が何か言いたいことがあるなら言えって言ったんだが、何もないって言われたから…」 真「うん」 遙「なんでもない顔じゃないだろって言ったら、しつこいって言われた」 貴「あー…」

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遙「俺はまた変な誤解とか嫉妬でケンカしたくなかったから聞いたのに」 貴「ハルがちゃんと恋愛してる……」 真「貴澄！今そんなこと言ってる場合じゃないだろ；」 貴「でも嫉妬じゃないならなんなんだろ……あ！」

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真「なになにどうしたの貴澄？」 貴「ハル！真琴となんのDVD見たって！？」 遙「ウミオンズだ」 貴「あー…察した」 真「何か知ってるの貴澄？」 遙「なんだ？」

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真「で？宗介の複雑な表情の原因ってなんだったの？」 貴「たぶんなんだけど、一ヶ月前ぐらいに宗介を某レンタルショップで見かけたんだよ」 真「何してたの？」 貴「あまりにも可愛らしいDVD買ってたから声かけれなかったんだよね…」

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真「それってもしかして…」 貴「うん、たぶん…ウミオンズ」 真「あちゃー俺としたことが…」 貴「宗介も、買ったものの恥ずかしくて一緒に見ようってハルに言い出せなかったんだねきっと；」 真「宗介に謝らないと；」 貴「しょうがないよ～」

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遙「お前たちも風呂入って行くか？」 真「自分ちで入るから大丈夫だよ」 貴「うん、宗介が帰ってきたら、早めに帰るから」 遙「そうか」

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宗「ただいま」 貴「あ、宗介おかえり～」 真「おかえり」 宗「ああ、もう誕生日会は終わったのか？」 遙「とりあえずお前は風呂に入ってこい」 宗「ああ」

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貴「なんかもう恋人ってより、夫婦ってかんじだよね」 真「うんうん」 遙「バカなこと言ってないで、このへん片付けるぞ」 貴「はーい」 真「やっぱりハルの手料理が一番おいしいよね」 貴「僕らハルの手料理で舌が慣れちゃってるしね」

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貴「あ、ねぇハル。少しでいいからおつまみ作ってよ」 遙「つまみ？なんでもいいのか？」 貴「うん！宗介とも少し飲みたいし」 遙「わかった」 真「誕生日なのに結局作らせちゃってごめんね；」 遙「大したものは作らないぞ」

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宗「お前らまだいたのか？」 貴「なにそれ～ハルと早く二人っきりになりたいからってあんまりじゃな～い？」 真「まぁまぁ、俺たちもハルにプレゼント渡したらすぐ帰るよ。それより…」

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貴「そ、う、す、け」 宗「あ？なんだ気持ち悪い」 貴「気持ち悪いはひどくない？！そんなこという子にこれはあげません！」 真「いやいやハルへの誕生日プレゼントだから；」 宗「なんの話だ？」 貴「ハルと微妙な雰囲気になって意気消沈の宗介くんに僕たちからこれをプレゼントしてあげよう！」

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宗「チケット…？」 真「俺と貴澄と…あと渚と怜と凛と、みんなからハルに誕生日プレゼント！」 貴「ハル一人に渡してもねってことで宗介にも！これで仲直りしてきなよ」 真「というか俺が原因だよね…」 宗「な…っ」

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貴「ごめん宗介。一ヶ月前ぐらいに宗介がDVD買ってるとこ、俺見ちゃったんだよねぇ…」 宗「…あそこにいたのか」 真「ごめんね宗介；俺も何も考えずに普通にDVD借りてきちゃって；」 宗「いや、真琴は悪くねぇよ…むしろなんか…すまん気遣わせて…」

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貴「だからさ！ほらこのチケットで！ウミオンズたちを見にハルと堪能してきなよ！」 真「ハル絶対喜ぶから！」 宗「おまえら…さすがに俺の分まではもらえねぇからあとで金返す」 貴「大丈夫！宗介の誕生日プレゼントも兼ねてるからｗ」 真「ごめんね；」 宗「いや、十分だ。サンキュ」

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遙「つまみ出来たぞ」 真「と、いうわけでぇ～」 貴「宗介もまとめて～」 宗「あ？うわっ」 遙「っ！」 ドン！(二人に押された宗介が遙にぶつかる) 宗「何してんだ！」

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貴「ハル、改めてお誕生日おめでとう！」 真「俺たちと凛と渚と怜からのプレゼント。あと予算オーバーだったから、笹部コーチにも甘えちゃったけど…宗介と行ってらっしゃい」 遙「？？？」 宗「ほら、こいつらがくれた。ウミ・スタジオ・ジャパンのチケットらしいぞ」

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遙「……！ウミオンズたちに会えるのか！？」 真「うん！」 貴「ハル、好きなんでしょ？」 遙「ああ…！ありがとう」