真琴HAPPY BIRTHDAY【11/16編】

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真「ふぁ～おはよ～。ハル早いね～」 遙「凛がそろそろ出るからな」 真「あ、そっか」 凛「早く起きてもらって悪りぃな。飯ぐらい自分でなんとかできたのに」 遙「自然と起きたんだ、気にするな」

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怜「おはようございます」 真「怜、おはよう」 遙「怜ももう朝ご飯食べるか？」 怜「あ、そうですね。いただきます」 凛「渚は？」 怜「まだ寝てますよ」 真「だよね；」

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遙「凛、そろそろ出ないと遅れるぞ」 凛「そうだな。じゃ、俺はお先に」 怜「あ、そうでした。凛さんは今日この近くで遠征でしたね」 凛「ああ。一日泊まりだから明日の夜には帰ってくるぜ」

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遙「買い出しついでに凛を駅まで送っていく」 真「あ、じゃあ俺も運転手でついていくよ」 遙「…俺が運転する」 宗「買い出し一人ってのは大変だろ、橘連れてけ」 遙「…………」

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凛「わざわざ悪かったな」 真「買い出しもあったから気にしないで」 遙「がんばってこい」 凛「ああ、サンキュ」

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真「みんなお昼までいるんだよね？」 遙「そうだな。昼の分の食材買っておけばいいだろう」 真「みんなせっかく来たんだから、夜までいればいいのに」 遙「俺がお前と二人きりがいいって言ったんだ」 真「ハル…っ」

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真「ただいま～」 渚「あ！二人ともおかえり」 遙「何をやってるんだ？」 渚「この近くにテニスコートがあるらしいんだよ！だから行ってみようかと思って☆」 宗「お前らもさっさと準備しろ」 遙「俺はいい」 渚「はいはい強制参加ですよ～」 遙「あ、おい！渚っ」

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渚「とうちゃーく☆」 怜「すごく綺麗に整備されてますねぇ」 真「すごいね～」 渚「じゃあ早速トーナメント方式で試合しよ～！」 遙「おい待て渚。俺は…っ」 渚「ハルちゃんも参加だよ～」 真「渚、ハルは本当こういうの苦手なんだよ。勘弁してあげて？怪我でもしたら大変だし」

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渚「そっか！じゃあ優勝者にはハルちゃんからの熱い抱擁がご褒美ってどお？」 真「ええ！そんなハルを景品扱いしちゃ…」 遙「俺はいいぞ」 真「ハル！？」 遙「どうせ見てるだけだからな」 真「でもっ！」 宗「七瀬がほかのヤツに抱きつくのが嫌なら勝てばいいだろう」

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凛「あ～くそ～今頃あいつらハルと楽しそうにしてんだろうな～。はぁ…今の俺にはハルの寝顔だけが心の支えだぜ」 『松岡？何見てんだ？』 凛「なんもねーよ！」 『また彼女だろ？』 『遠征中で会えない寂しさから彼女の写メを眺めるか～贅沢者め！』 凛「ちがっ…いいからおら！練習戻っぞ！」

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渚「うわ～負けた～宗ちゃん強すぎ～」 怜「真琴先輩も本気すぎて…太刀打ちできなかったです；」 遙「なんだ？もう決着ついたのか」 渚「あの二人別格だよ～」 怜「お二人とも運動神経が良すぎます；」 渚「どっちが勝つんだろ？」

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渚「宗ちゃんファイトー！」 怜「真琴先輩頑張ってくださーい！」 真「手加減はしないよ」 宗「せっかくだしな、俺も負けない」

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渚「お～すごいラリー！」 怜「本当ですね！僕たち手加減されてたようです；」 渚「あれ？そういえばハルちゃんは？」 怜「え？あれ？どこでしょう…」

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渚「そこまでー！勝者……まこちゃん！！！」 真「はぁ…」 宗「ふぅ…」 怜「すごい接戦でしたね！」 宗「景品が七瀬だったしな。まぁ、今回は完敗だ」 真「ま、まぐれだよ；」

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遙「おつかれ」 渚「え？」 怜「わ！」 遙「お前らも」 宗「これは…」 真「王冠？？」 渚「ハルちゃんが作ったの！？」 遙「お前たちの試合見ながら手持ち無沙汰だったからな。木の実で作ってみた」

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渚「わーい可愛い！ハルちゃんありがとぉ～」 真「あっ！」 怜「渚くんが抱きついたら景品の意味がありません！」 宗「なんのために俺と橘がこんなに…」 渚「あ、つい…えへへ☆でもハルちゃんから抱きついてくれるっていうのが景品だから許して！」 怜「全く君は；」

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渚「じゃあハルちゃん！優勝者のまこちゃんに抱きついてあげて！」 真「え？え？今ここで…っ？」 遙「いいか、真琴」 真「いや、でも、その…」 ギュ。 真「～～～～っっ」

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渚「あはは！まこちゃんお顔が真っ赤ぁ～！」 宗「今更何をそんなに照れるんだ？」 真「は、ハルから…って滅多にないし、それになんかみんなに見られてるって思うと…//」 遙「真琴の心臓の音がすごい」 真「ぅぅぅ……//」 怜「なんだか見てる方もだんだん恥ずかしくなってきました」

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宗「さて。もうお昼だな。いったんコテージに戻って、昼飯食ったら俺らは帰るぞ」 渚「え～もうそんな時間？やっぱ早いよ～」 怜「渚くん、わがままはいけませんよ！」 渚「わかってるよ～」 真「俺たちもひとまず戻ろうか？」 遙「ああ」

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怜「おごちそうさまでした」 渚「3食もハルちゃんの手料理食べれて幸せだった～☆」 怜「今日お二人が泊まるのは隣のコテージですよね？」 真「うん。ここは６人部屋だからね」 宗「とりあえず、ここの荷物を全部車に積んで、お前ら二人は自分たちの荷物を隣に運べ」

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渚「こっちのコテージも綺麗だねぇ～」 怜「２人でこれなら充分ですね」 宗「じゃあ、俺たちはもう出るぞ。いらない荷物は車に積んだか？」 真「うん、大丈夫だよ」 遙「見送る」

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渚「じゃあね～！本当に楽しかったよ～！」 怜「お世話になりました。真琴先輩、素敵な誕生日を過ごしてくださいね」 真「ありがとう。気を付けてね」 遙「山崎、悪いが…」 宗「わかってる。ご飯ぐらい自分でできるから心配すんな」 真「じゃあ、本当にみんなありがとね！」 渚「ばいばーい！」

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真「…………」 遙「…………」 真「二人きりになったね」 遙「そうだな」 真「とりあえずコテージに戻ろうか」 遙「ああ」

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遙「夜の食材は買ってるが、川釣りでもしに行くか？」 真「ハルが川に入りたいんだろ？ダメだよ」 遙「お前は釣り竿にエサもつけれないしな」 真「しょ、しょうがないだろ」 遙「山菜でも採りにいくか？」 真「あ、いいね」

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遙「渓流付近に何かありそうだな」 真「そうだね。行ってみようか。あ、でもハル、川に入っちゃダメだからね！」 遙「…わかった」 真「約束ね。はい、じゃあこのコートも着てね」 遙「暑い」 真「軽装だとすぐ脱いで川に入っちゃうでしょ！」 遙「………」 真「もうふてくされてないで行くよ」