- Sohdearharuka
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遙「宗介、準備できたか?」 宗「ああ…お前が叩き起こしてくれたから目覚めもバッチリだ」 遙「朝から変なところを触るからだ」 宗「人をエロオヤジみたいに言うな」 遙「違うのか?」 宗「てめぇ…」 遙「もう7時だ!急ぐぞ!」 宗「ったく、お前陸ではどんくせぇんだから気をつけろよ」
2017-06-30 07:00:21宗「もうけっこう人並んでんな」 遙「ああ。でも流は早いし、すぐに入れるだろ」 宗「それにしても…平日なのになんでこんな多いんだ」 遙「それだけ人気だからだろ。ウミオンズパークも最近出来たばかりだしな」 宗「ウミオンズパーク…」
2017-06-30 07:30:07『おめでとうございます!』 遙「え?」 宗「なんだこれ」 (紙吹雪に埋まれそうになりつつ、周囲を取り囲んでみんなから拍手をうけた) 『お客様!おめでとうございます!お客様方は当遊園地3億人目のご来場者です!記念にプレゼントと写真撮影を行わせていただきます』
2017-06-30 08:00:07遙「え」 宗「嘘だろ」 『それにしてもお二人とも本当にカッコイイですね!モデルさんか何かじゃないですよね?」 宗「いや違います」 『え~本当ですか?…はーいじゃあ撮りますよー!はい、アクション!』
2017-06-30 08:15:06『記念品につきましては、後ほどご自宅の方に送らせていただきます!』 宗「はあ」 『あと、お二人は明日のご予定は入ってらっしゃいますか?』 宗「いえ…」 『それでしたら!当遊園地に隣接したホテルがございまいますので是非そちらにお泊りください!もちろん料金は頂きません!」 宗「は?」
2017-06-30 08:30:06『あの、その代わりと言ってはなんですが…』 宗「?」 『お二人ともとてもカッコ良くて絵になるので、是非うちのポスターのモデルになっていただけないでしょうか!』 宗「はあ?」 遙「早く並ばないと乗り物に乗れない。行こう」 宗「そうだな」
2017-06-30 08:40:07『あ、ちょっと待ってください!もちろん優先的に乗れるチケットもお渡ししますので!』 遙「興味ない」 宗「あんまり目立ちたくないしな」 『そうですか…残念です。ウミオンズのポスターにすごく映えると思いましたが…』 遙「ウミオンズ…?」
2017-06-30 08:50:03『え、あ、はい。今度ウミオンズの新しいアトラクションができるんだですが、そのポスターのイメージに合うモデルさんがなかなかいなくて…』 宗「お、おい、ハル?」 遙「ウミオンズと触れ合えるのか?」 『もちろんです!』
2017-06-30 09:00:09遙「ウミオンズのアトラクションに乗れるのか?」 『はい!既存のウミオンズのアトラクションももちろんですが、新しいアトラクションにもポスター撮りのためにまだ公開されてませんが、乗っていただけます!』 宗「ハ…」 遙「やる」 『本当ですか!?ありがとうございます!』 宗「マジかよ…」
2017-06-30 09:10:02『そんなにお手間は取らせません。1時間程度なので、よろしくお願いします』 宗「おいハル。本当にやるのか?」 遙「ウミオンズのグッズも一式くれるらしいっ」 宗「目キラキラさせてんなよ;」 『ではこちらへどうぞ』
2017-06-30 09:20:05宗「ところでウミオンズってどういう話なんだ?」 遙「DVDを持ってるくせに見たことないのか?」 宗「お前と見ようと思ってたからまだ見てない」 遙「俺と?もしかしてそのためにDVDを買ったのか?」 宗「昨日からそう言ってるだろ」 遙「言ってない」 宗「まぁ…確かに言ってはないな」
2017-06-30 09:30:03遙「ウミオンズは海の世界にいる悪者たちの手助けをするやつらだ」 宗「は?悪者なのかこいつら」 遙「どちらかというとイタズラ好きってかんじだな」 宗「さっぱり意味がわからん」 遙「帰ったら一緒に見よう」 宗「ああ」
2017-06-30 09:45:03『最初は普通に乗り物を楽しんでください』 遙「いいのか?」 『はい!一般のお客様では初です』 遙「楽しみだっ」 宗「2人乗りか」 『それではウミオンズの世界へ行ってらっしゃい!』 ガタンッ 宗「うわっ」
2017-06-30 10:00:01『お前たちよく聞け。今からこいつらと一緒にこの中で暴れ回ってもらう』 遙「あ、ミシェルだ!」 宗「あ?ミシェル?」 遙「この一本だけ髪の毛が生えてて目の色が違うウミオンズがミシェルだ」 宗「まさかこいつら全部名前が付いてるわけじゃねぇよな…?」 遙「付いてる」 宗「マジかよ…」
2017-06-30 10:10:01『パオセバモ』 宗「こいつら何言ってんだ?」 遙「ウミオンズ語だ」 宗「は?って!うおっ」 『カコカポラピサラニャ~』 宗「???」 遙「カールそっちじゃない!」
2017-06-30 10:20:07宗「くくっ何お前話かけてんだよ」 『カカフィサグスタラ』 遙「あ、良かった…」 宗「意味わかんねぇけどおもしろいなコレ」 遙「あっ!」 宗「うげ…」 遙「すごい!こんなにたくさんウミオンズがっ」
2017-06-30 10:30:06『やっと終わったな。ウミオンズが相変わらず派手に暴れてくれたが、お前たちもよくやった』 宗「思ったより揺れたが酔ってないか?」 遙「ああ…それよりウミオンズが可愛くてたまらなかった。お前は大丈夫だったか?」 宗「そうかよ;絶叫系まではいかないが、なかなか楽しかった」
2017-06-30 10:40:08『お疲れ様ですー!とてもいいものが撮れました!』 宗「は?もう撮ってたんですか?」 『すみません;プロの方ではないので、写真を撮ると先に言ってしまうと緊張されるかと思いまして…』 宗「どんな写真が撮れたんですか?」 『こちらで少々お待ちください』
2017-06-30 10:55:05宗「最後のウミオンズの量やばかったな…」 遙「いつかのポスターで1万はいたが、あれはそれ以上だったな」 宗「あいつら何匹いんだよ!」 遙「わからないが…1万以上はいるってことだな」 宗「うわぁ…」
2017-06-30 11:05:01『こちらの中から選ばせていただこうと思います』 宗「うわ…思った以上に恥ずかしいな」 遙「ウミオンズが一緒に写ってない…」 『申し訳ございません;ポスターに使用するものなので…あ、今の時間ですとちょうど外にウミオンズが行進してるので、よければそちらで一緒にお写真撮られてください』
2017-06-30 11:15:04遙「宗介行くぞっ」 宗「ちょっと待て」 『それではこちらがホテルのチケットになります。ポスターも出来次第、ご連絡を入れますので~』 宗「あ、はい。ありがとうございます。おいハル!待て!」 遙「宗介急げ!ウミオンズが帰ってしまうっ」 『いってらっしゃいませ~』
2017-06-30 11:25:01遙「ここに並べばいいのか?」 宗「そうみたいだな。あいつはなんていうやつなんだ?」 遙「ソースだ」 宗「ソース?変わった名前だな。あいつんとこに並んだってことはそのソースが一番好きなのか?」 遙「あいつお前に似てるだろ?」 宗「はぁ?どこがだよ」
2017-06-30 11:35:04遙「…タレ目で短髪で体格も良くて、まるでお前みたいだろ。名前もソースだし」 宗「嬉しくねぇ…」 遙「だからソースが一番好きだ」 宗「……っ」 遙「顔が赤いぞ」 宗「ちっ」
2017-06-30 11:45:04『撮りますよー』 遙「宗介お前もだ」 宗「は?…しょうがねぇな」 『いきますよー!あ、いいですねお兄さん!背が高いお兄さんもソースに抱き付いてもらっていいですよー!』 宗「いや、いいです」 『それでは撮りますねーはい、ウミオンズ』 遙「ありがとう、ソース」 宗「なんとなく複雑だ」
2017-06-30 12:00:12昨日からずっと、宗介とソースを挟んだ写真が撮りたいと思ってたが、どうしても宗介がソースの隣に行ってくれなかったな。だがそのおかげでソースと宗介に挟まれて写真が撮れたのも嬉しいからいいか(遙)
2017-06-30 12:10:08