- yorishirosama
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――そりゃあ、"遊ぶ"だろうよ。 イジって、揉んで、撫で回して―― ――思いつく限りのエロいことをやってやったさ。 俺のことをさんざん追い回しやがって、この淫魔が、ってな。
2018-09-16 23:34:08で、そんなことをやってるうちに、また俺の体が目に入ってな。 見てるとなんでか――"この体"のゾクゾクが止まらねえんだ。 それで近づいて、"俺の体"を見てみるとだな。 ――おっ勃ってるんだ。 魂が離れても興奮は繋がってるみたいでな。
2018-09-16 23:36:23それを見て体は更にゾクゾクゾクゾクし始めたよ。 ――口の端からヨダレが止まらねえんだ。その綺麗な顔からだぜ? このままじゃヤベえとは思ったが、ぐじゅぐじゅの女の体は止まらねえし―― ――何より、チャンスだったからな。 最高の女とヤれる機会なんて――まず無え。
2018-09-16 23:41:27だから俺は、女吸血鬼の鋭い指先で、俺の体の服をひん剥いて。 熱り立った細長え俺の相棒を―― ――股ぐらに開いた、ビラビラした緩い穴の中に―― ――思い切り、ブチ込んでやったのさ。
2018-09-16 23:45:32――あんな気分は初めてだったな。 クソほど遊び倒した女の体があんなに気持ちがいいモンだとは。 情けなくひゃあきゃあぴゃあにゃあ動物みてーな嬌声上げては腰振って、ギュッポギュッポとブタが鳴いてるような音出して、溺れるように耽ってたな。
2018-09-16 23:49:34もう後は夢中で、俺の体からじゅぶじゅぶと白いのを絞り出す作業さ。 快感は全部こっち持ち。 あの女からそいつを奪ってやったんだ。 ――最高の気分だったぜ? もちろん"体"の方も。 ……で、まあ。 気づかなかったんだな、そこで。
2018-09-16 23:50:40――いつの間にか、朝が来た。 そりゃああんなに楽しんでたんだから、時間も立つだろうさ。 勿論気づくはずもねえ、ありゃあ勿体ねー事をしたぜ……。
2018-09-16 23:52:24朝が来て――いつの間にか、全身が灰になってた。 痛みは一切なかったね。 苦痛も何もない。 アイツらはこんな楽に死ねるのかよ、ってちょっと妬ましくなったぐらいだぜ。
2018-09-16 23:52:57魂だけになった俺が自分の体に戻ると、目の前には灰まみれの朝景色さ。 股間は痛えし全身フラフラだったが、なんとか生きてた。 死んでたら元も子もねえ話だったしな……やれやれ。
2018-09-16 23:54:01あとは大した話じゃねえよ。 女吸血鬼には賞金がかかってたらしくてな、手配書も回ってた。 で、丸儲けに味をしめた俺は、この才能を活かせる素敵な職業に手を染めた、って訳さ。 きっとそうそうある話じゃあ無いぜ?
2018-09-16 23:54:12それにしてもあの女吸血鬼は勿体なかったなー……あんな美人は結局あれ以来もう出会ったこともねえ。 もし良いのがいたら、使い魔にして仕事道具にでもするつもりさ。 無理やり契約させるぐらい屁でもねーからな。
2018-09-16 23:57:24……それで? あんた。 "興味がある"、って顔だな。 "殺したい吸血鬼"でも居るのかい? ――はは、そりゃあ分かるさ。プロだからな。 いいぜ、いくら出す? どんな屈辱的な最期もオプション料金で請け負うぜ?
2018-09-16 23:58:55クソの山みてえに高いプライドを、ドブ底みてえに叩き落としてやれるぜえ? そいつの大事にしてるもんを、そいつの手でぶっ潰してやれるぜ? そいつの何もかもを投げ打ち捨てて、最悪の終わりを与えてやりたくねえか?
2018-09-16 23:59:20