雑誌『新潮45』をめぐる一連の騒動について

表題に関連するツイートをまとめました。『新潮45』という雑誌の事実上の廃刊とそこに至る経緯は、現在の日本における一部出版業界のグロテスクな変質について、さまざまな問題を提起した出来事だったように思います。諸々の問題を考える材料にしていただければ幸いです。
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山崎 雅弘 @mas__yamazaki

そうした点を何一つ明らかにせず、PCの強制終了のように雑誌を潰せば、小川榮太郞氏を含む筆者たちは全員「自分の書いたものは問題ない」と考え、同じ思想に基づく文を別の媒体でまた書くことになる。社会が何を許すべきでないかを明確にしないまま、雑誌を潰して逃げるのは版元として無責任だろう。 pic.twitter.com/vkocOmKiqK

2018-09-26 15:48:39
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山崎 雅弘 @mas__yamazaki

掲載した記事の中に、差別や偏見を意図的に助長して人を傷つける内容があったとの理由で雑誌を休刊するなら、具体的に説明した上で「差別や偏見の助長は許されないというのが当社の認識だ」と表明するのが、本来の責任の取り方だろう。それをしないなら、その雑誌が社会に撒いた差別や偏見の種は残る。 pic.twitter.com/8dXeXGovcq

2018-09-26 15:54:43
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山崎 雅弘 @mas__yamazaki

『新潮45』の件が教えるように、一部の人間に麻薬的な痛快さを提供する差別的暴論でカネ儲けするという卑しい手法は、会社の先輩たちが長年コツコツと積み重ねてきた信用や品格など「失うものがある出版社」は真似してはいけない。「失うもの」が何もない者だけが、そんな卑しい手法でカネ儲けできる。

2018-09-26 15:59:29
山崎 雅弘 @mas__yamazaki

雑誌が一つ廃刊に追い込まれるきっかけを作ったというのに、いまだコソコソと雲隠れする現職国会議員の杉田水脈氏の無責任さはどうだろう。そして、51歳の杉田水脈氏を自民党に引き入れた現職総理大臣の、雑誌を潰すほどの社会的批判を巻き起こした行いへの「まだ若いから」という庇い方はどうだろう。 pic.twitter.com/R74HehBXsq

2018-09-26 16:03:02
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山崎 雅弘 @mas__yamazaki

やはり、という印象。 杉田水脈擁護、LGBT差別は「編集部」でなく「取締役」がGOを出していた(リテラ)lite-ra.com/2018/09/post-4…「10月号の杉田水脈擁護特集は、編集部レベルの判断でなく、担当取締役がお墨付きを与え、原稿もチェックしていた」「新潮社社員『最近のネトウヨ路線も、売れ行き不振の

2018-09-26 16:12:33
山崎 雅弘 @mas__yamazaki

(続き)挽回策として、担当取締役の酒井逸史氏から命じられていた感じだった』『少なくとも酒井取締役は事前にゲラも読んでいると思いますよ。それどころか、『ここで反論すれば売れる』と企画そのものを焚きつけた可能性もある』」「取締役の関与を証言しているのは、この社員だけではない。昨日の

2018-09-26 16:16:19
山崎 雅弘 @mas__yamazaki

(続き)『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日)でも、『新潮社の現役社員』の話として、『編集長、編集部のトップよりもさらに上の担当役員レベルのGOサインがあった』という情報を紹介していた」「新潮社の社長声明はたんに『作家への対応』にすぎなかった」 社上層部の倫理感も問われている。

2018-09-26 16:18:48
山崎 雅弘 @mas__yamazaki

英ガーディアン紙が「アベの盟友による『同性愛者嫌悪』記事が原因で日本の雑誌が廃刊」と報じている。杉田水脈議員が『Shincho 45』で「LGBTの人々はアンプロダクティブ(非生産的)」と述べた件、安倍首相が51歳の杉田議員を「まだ若いから」とかばったことにも触れている。 theguardian.com/world/2018/sep…

2018-09-26 18:28:04