特殊教育学会、その他の見聞（2018年9月）

kingstone @king1234stone

安永さんが東京学芸大学附属特別支援学校の幼稚部におられた時の実践についてのもの。iPadを連絡帳の補完に使う、という試みです。最初は「魔法のプロジェクト」の一環で取り組まれたもの。2012年度だけのものなら最初に申請をすることは必要ですが、その後ダウンロードできます。

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2012年度「魔法のじゅうたん」の報告内の「研究成果／学習支援マニュアル」ページ。 maho-prj.org/?cat=15 その下の方に「報告書」 東京都→東京学芸大学附属特別支援学校→ 「じゅうたん成果報告書（安永啓司１・2）」 maho-prj.org/2012PRJ/report…

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子どもたちが幼稚部でどう活動しているか、を先生や本人が静止画や動画に撮影し、それを週末に持って帰る。それを親御さんが見る。あるいは幼児が親御さんに見せる。週末遊んでいるところを本人や親御さんが静止画や動画にし、それを週初めに園で見る。

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学ばせたい内容として「ライフスキル（WHOの定義による）」の考えを取り入れた。特に「幼児期の自己意識と共感性を育む生活と遊びの研究」というテーマを掲げた。

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各幼児の休日の写真やビデオを持ち寄り、学校でそれらを幼児同士が見せ合う活動を「思い出遊び」と名付けて取り組んだ。 （魔法のじゅうたんの報告書のP3にやっている様子の写真が出てます。昔電子黒板と呼ばれていた超大型テレビにつなぎ、子どもたちはイスに座り本人興味ある子は前に出てきてます） twitter.com/king1234stone/…

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でも、これは第１形態「フリースタイル」 その後、第２形態「テーブルスタイル」を経て 第３形態「カーペットスタイル」と変遷しています。 twitter.com/king1234stone/…

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テーブルスタイルではテーブルの上にiPadを置く（一人一人が前に出てきて大写ししてもらうのもある）ので、隣同士の子が覗きあいをすることはできるのですが、それ以上は発展しない。

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カーペットスタイルはカーペットの上にウレタンキューブ（１辺30cmくらいの）をばらまいて置き、子どもたちがそこに思い思いのところにiPadを置き、見るようになっています。すると「面白そう」と思ったところに幼児が行きやすいし、覗き込みやすい。

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また大画面にしてあげるのは26インチくらいのテレビをその子のいる場所まで動かすのも簡単だし、カーペットに座ってる子からも見やすいし。

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で、ほんとにふだん交流の苦手だった子が、お互いに態度やもちろん音声言語でも「自慢」をはじめ、相手の子も「いいね」を態度や音声言語で伝えるようになったと。

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で、親御さんも、学校の様子がよくわかる、と好評。そして家でも撮影して下さるのですが。最初はお子さんを主体として撮った物が多かったのに、だんだんお子さんが興味あるものを主体として撮影することが増えた、と。

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また、幼児さんでは大画面に自分のiPadの映像が映っていると、自分が正面に行って見てたのが、だんだん画面脇に行って「みんな見てくれよ」というような態度に変わっていったと。

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「自慢」しかもそれに他人が注目してくれる。自己肯定感の爆上がりしますわね。 そして自分自身の理解、他者への理解、もちろん幼児さんたちだけではなく、親御さんにも「この子の興味あるものは」という形でのお子さんへの理解が深まる。

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で、2012年の開始当初は幼稚部で2台で始めたのが、途中から１人１台になり、幼児、親御さん、教師みんなに大好評だから、それ以後ずっと引き続き１人１台体制が続いているそうです。

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「社会的技能（ライフスキル）Wikipediaより 意思決定 問題解決能力 創造力豊かな思考 クリティカルに考えていく力 効果的なコミュニケーション 対人関係スキル - 自己開示、質問する能力、聴くこと 自己意識 共感性 情動への対処 ストレスへの対処 ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A4%BE…