2018.10.3~7開催 米国甲状腺学会第88回年次総会 福島の甲状腺がんについてポスター発表について #光武論文 #BRAF #山下俊一 #第92回日本内分泌学会学術総会

5
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

ポスター発表された症例数は、光武論文の68例より55例多い。平均年齢は0.1年高く、平均腫瘍径は0.2mm大きい。BRAF陽性は43人から倍増した88人で、BRAF陽性率は8.3%高くなり、RET/PTC3は1人から10人に増えたが、割合は半減。

2019-05-08 05:35:29
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

結論としては、BRAF変異の有病率は日本の成人における自然発生の甲状腺がんと同等で、小児と成人の甲状腺乳頭がんの発がん機序は似ているということになる、と。 (BRAFの割合が増え、RET/PTC3の割合が減ったので、これまでの主張を強化するということですね。)

2019-05-08 05:36:28
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

このATAでポスター発表された内容って、日本の学会では発表されてるのだろうか?それとも、今週の内分泌学会学術総会で発表されるのかな?

2019-05-08 05:38:33
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

昨年の内分泌学会学術総会では、長崎大とベラルーシの共同発表があったのか。 c-linkage.co.jp/jes2018/files/… "Clinicopathological associations of BRAFV600E mutation in papillary thyroid carcinoma diagnosed in young adult patients exposed to Chernobyl radiation at a very young age" pic.twitter.com/X7tm4dNaFW

2019-05-08 06:10:54
拡大
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

「非常に年齢が低い時にチェルノブイリで放射線被ばくした若年成人患者で診断された甲状腺乳頭がんにおけるBRAFV600Eの臨床病理的関連性」ログノビッチら(山下俊一も共著者) 放射線関連性の甲状腺乳頭がんの臨床病理的特徴とBRAFV600Eの臨床的関連性については、よく知られていない。

2019-05-08 06:10:54
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

われわれは、0〜2歳でチェルノブイリで放射線被ばくし、診断時の平均年齢が24.3歳のベラルーシの甲状腺乳頭がん患者113人を分析した。BRAFV600Eは、免疫組織化学的に視覚化された。BRAFV600Eは、113人中47人(41.6%)で検出されたが、これは、白人成人の自然発生甲状腺がん患者での平均有病率である。

2019-05-08 06:10:54
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

BRAFV600Eは、乳頭状構造、好酸性細胞および高細胞構造、腫瘍多病巣との関連がみられた。濾胞状構造、血管への浸潤、および複数回の放射性ヨウ素治療とは負の相関がみられた。その他の形態学的および浸潤性腫瘍の特徴とは有意な関連がみられなかった。

2019-05-08 06:10:54
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

結論としては、BRAFV600Eは、放射線誘発性甲状腺乳頭がんの侵襲性をより高くするものではなく、ゆえに、これを疾病原因とする甲状腺がんの臨床管理は、自然発生の甲状腺乳頭がんと異なるものでなくてもよい。 (ethiopathogenicは、etiopathogenicの誤植かな?)

2019-05-08 06:10:54
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

このポスター発表には、光武氏は関わられていないようですが。 光武論文では、”チェルノブイリも含む小児における放射線誘発性甲状腺がんのBRAF変異は0〜17%と低い”とされてましたが、このポスター発表は、光武論文の”チェルノブイリとがん遺伝子プロファイルが異なる”という主張を覆すものですね。

2019-05-08 06:29:06
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

このポスター発表、論文発表されてないのかな?

2019-05-08 06:32:09
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

もうひとつ、昨年のATA学会でポスター発表されてたのは、鈴木眞一、山下俊一らによる「福島第一原子力発電所事故後の福島における小児期・思春期の甲状腺がんの臨床病理的特徴」で、検討委員会で報告されている福島医大での手術例125例より20例多い145例の臨床病理的データ。 twitter.com/YuriHiranuma/s…

2019-05-08 06:40:45
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

136は、1巡目から3巡目で甲状腺がん疑いと診断された191例中、手術で甲状腺がんと確定した152例のうち、福島医大で手術が施行された145例についての病理臨床的データについての発表。2016年データ(nature.com/articles/srep1…)よりも20例多い。日本の学会では発表されてるデータだと思う。 pic.twitter.com/0SVSp3qXm9

2018-09-29 03:39:44
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

2017年6月5日の第27回検討委員会で公表された、2017年3月31日時点での1〜3巡目の悪性・疑い191例中、153例の手術例で甲状腺がんと診断された152例(1巡目102例、2巡目49例、3巡目2例)のうち、福島医大で手術された145例について。

2019-05-08 06:43:48
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

診断時平均年齢は17.8歳で変わりなし。平均腫瘍径は14.9mmで0.9mm増。手術後診断のリンパ節転移は79%(114〜115人)で1.4%増、甲状腺外浸潤は45%(65人)で5.8%増、遠隔転移は2.1%(3人)で変わりなし。全摘は12人で1人増。 追加20例中16例で甲状腺外浸潤、17〜18例でリンパ節転移あり。

2019-05-08 06:54:22
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

福島医大以外で手術された”他施設症例”が、以前と変わらない7例であるのは、その7例以降の他施設症例がまったく把握されていないから。

2019-05-08 07:07:02
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

これまでに検討委員会に報告されている福島医大での手術例125例は、2016年3月31日時点での手術例132例(1巡目102例、2巡目30例)のうち、他施設症例7例を除いた125例から、術後に良性と診断された1例を除いた124例に、2016年4月に手術された1例を足したもの。 pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attac…

2019-05-08 07:07:34
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

で、公表されている125例中124例は、2016年3月31日時点での手術例132例の一部。ポスター発表された145例は、2017年3月31日の手術例153例から術後に良性と診断された1例を除いた152例から他施設症例7例を引いたもの。

2019-05-08 07:13:04
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

手術例は1年で21例増えており、うち1例(2巡目)は公表済み125例に含まれているので、実質20例増しとなり、臨床病理データが公表された追加20例と同じ数。 つまり、2016年4月〜2017年3月末に福島医大で手術された20例(2巡目18例、3巡目2例)すべてが含まれている。

2019-05-08 07:15:31
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

その追加20例のうち、16例で甲状腺外浸潤、17〜18例でリンパ節転移があったということになる。 2巡目の悪性・疑い71例中58人で1巡目では結節が検出されなかったけど、これらの追加20例中2巡目18例の前回検査結果は、何だったんだろう?

2019-05-08 07:19:13
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

これを大津留1〜2巡目論文のTable 1に出てくる腫瘍径分類と比べてみると、2017年3月31日時点での2巡目の手術例49例の半分が、10mm未満の微小がんだったことが推測される。 2016年3月31日時点125例での手術前微小がん診断44例の1〜2巡目例の割合は、情報不足で不明。 fukushimavoice2.blogspot.com/2016/10/201610… pic.twitter.com/0mcuLQOyZk

2019-05-08 07:41:15
拡大
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

でもまあ、追加症例20例中、2巡目の18例のほとんどでリンパ節転移や甲状腺外浸潤がみられたというのは確実で、20例追加によりEx1の割合が5.8%も増えてるというのは、1巡目の一次検査と二次検査の間の半年で成長停止・縮小したし、8年経ったら成長停止するという緑川論文の楽観的主張と矛盾してますね?

2019-05-08 07:48:44
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

昨年10月に米国で追加手術症例20例を含めたデータを公表しているのに、検討委員会では、その1ヶ月前に、125例の中に2016年4月の手術例1例が入っており、他施設症例は7例であると訂正したっきり。 2巡目のデータの変な解析ばかりせず、ATAで発表されたデータを公表すべき。

2019-05-08 07:55:56
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

そもそも、昨年12月の第33回検討委員会で出された手術症例についての資料に、20例追加されてるべきでしょ。 pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attac…

2019-05-08 07:56:08
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

なついなあ、これ。 togetter.com/li/744093?page… 4年半前は、鈴木眞一氏が評価部会の2日後の甲状腺学会で遺伝子検査結果を発表すると言って、大騒ぎだった。今は、福島医大関係者がしれっと学会・論文発表し、緑川論文や高橋論文みたいな「都合のいい」やつしか、検討委員会・評価部会で共有されない。

2019-05-08 09:50:45
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

というか、この145例データって、確か、2017年10月26〜27日に開催された甲状腺外科学会で発表されたようなことを、チラっと聞いた記憶がある。それを1年後に米国甲状腺学会でポスター発表してるのに、検討委員会・評価部会とは未共有って、どんだけ置き去り・・。 www2.convention.co.jp/jsts50/program…

2019-05-08 11:10:00
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

『科学』2018年9月号の吉田由布子さんの「チェルノブイリ原発事故後の甲状腺がんとUNSCEAR」で言及されている、山下俊一氏や故・長瀧重信氏も共著者であるベラルーシの小児甲状腺がん19例についての論文では、検査したから潜在がんが見つかっただけという意見に対し、 onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.100…

2019-05-08 12:19:26