昨日発生していたサイトログインできない不具合は修正されております(詳細はこちら)

老紳士とょぅι"ょ

1時間半程度でもそもそと
1
うむい @lilium_minor

幼女とおじいさん、どっちがロボットだともえるだろうか。幼女かな。おじいさんが主夫…?とりあえずようじょに頭が上がらないから、家事とか色々してるんだぜ設定だな。おじいさんが小さいころに姉としてつれてこられたょぅι゛ょロボット…なにこれもえる!

2011-04-22 18:36:53
ひな @hiyolico

\今から唐突にTL埋めるけどスルーしてね/

2011-04-22 20:16:05
ひな @hiyolico

彼が老眼鏡をかけるようになって久しい。日常的にかけるほど衰えてはいなかったが、齢六十を超えてから、やはり細かな文字を読むに辛い。――老いたな。そう、ひっそりと眼鏡の下で笑む碧眼は、皺に囲まれ、その色を失いつつある。彼の世界は今もゆるやかに、おだやかに、終わりゆく。

2011-04-22 20:16:39
ひな @hiyolico

紅茶の匂いが鼻をかすめ、彼は文字を追うことをやめ、紙面から顔をあげた。本当は酷く心を揺さぶられていた。だがそれは動作にも彼の感情にも、何一つ、出ず。ふと、顔をあげた――そんな風に映った。 「姉さん」 咎める声も、ただ、そこに在るから呼んだ、そう響いた。

2011-04-22 20:17:08
ひな @hiyolico

「あら、わたしだって、これくらいできるわ」 だが、姉さんと呼ばれた少女は、年月が削ぎ落とした彼此を汲み、笑う。 少女はソファに腰掛けた彼とようやく目線を交わせるほどに小さく、陶器の肌と、絹の髪と、硝子の爪を持っていた。少女は幼く、美しく、作り物であった。

2011-04-22 20:17:50
ひな @hiyolico

「頂きます」 恭しく礼を言うと少女は満足げに頷いた。白く滑らかな指が、彼の銀髪を撫でる。それは幼い弟をあやす姉の“役割”。指先は黄ばんでいた。日に焼けた跡は研磨してもなかなか消えず、徐々にその範囲を広げてゆく。指先は震えていた。どうも動力炉の調子が悪く、常にかたかたと音を立てる。

2011-04-22 20:20:47
ひな @hiyolico

自立しているのもやっとだろうに、紅茶を淹れるだなんて――。 老いたな。私も。そして貴女も。 「なにをわらっているの?」 ひっそりと眼鏡の下で笑む碧眼を逃さず、少女は小首を傾げる。  彼女の世界も、また。 ゆるやかに。 おだやかに。

2011-04-22 20:21:44
ひな @hiyolico

「いいえ。嬉しいだけ、ですよ」 人であっても、人でなくとも、時間は等しく降り注ぐ。 それならば、何も嘆くことは一つも有りはしないだろう。 彼は老眼鏡を外す。そこには、あの日のまま美しい姉の姿が在った。 歌うように、少女は言う。 「そう。なら、よかったこと」

2011-04-22 20:22:01
ひな @hiyolico

(じゃあまたおこうちゃいれるわね、 との言葉には、さすがに慌てた彼であった。)

2011-04-22 20:23:03
ひな @hiyolico

\そして唐突におわる/

2011-04-22 20:23:31
ひな @hiyolico

そそのかされた結果があれだよ

2011-04-22 20:25:03