茂木健一郎(@kenichiromogi)さんの連続ツイート第2169回「今の時代、学校って、マジ、オプショナルでしかないですから」

茂木健一郎 @kenichiromogi

連続ツイート２１６９回をお届けします。文章はその場で即興で書いています。本日は「今の時代、学校って、マジ、オプショナルでしかないですから」について。

茂木健一郎 @kenichiromogi

今朝の脳なんでも相談室で、機械学習に興味を持ったのだけれども、大学院の修士課程の試験が終わってしまっていて困ったという人がいらして、いやあ、大学院行くって、別に要らないけど、来年に行くまで自分で勉強したりプログラムしていればいいんじゃないか、とお答えした。学校、マジ、別に要らぬ。

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機械学習なんかが典型だけど、ネット上の公開情報で勉強もできるし、計算環境もネット上で揃うから、「大学院」とか、そういう環境は必須ではない。実験系とか、一部の装置産業的な学びを除けば、学校に行くのはオプショナルで、一種の「幻想産業」だと思う。

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小中高もそうで、よく不登校とか問題にする人がいるけれども、別に学校に行かなくても教科書とか参考書とか集めれば自分で勉強できる。いちばんマズイのは、学びを学校というものに丸投げすることで、そういう姿勢が現代においては最もリスクが高い。

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学校に行くとか、学校に所属しているとかいう外形的な基準と、脳の中での学びは独立事象になっているというのが現代で、逆に学校に行ってカリキュラムを学校に丸投げしていると、時代遅れの内容とか、最先端に届かない学習課題で脳が怠けてしまう可能性が高い。

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学校の唯一の意味というか、意義がありそうなのは周囲とのディスカッションで基準を知ったりメタ認知することだけれども、それだってネット上に無数にある同行の士の掲示板とかフォーラムに出入りしていれば、だいたいレベルはわかるので、別に学校に行く必要はない。

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そもそも、現代という複雑で巨大な文明生きものを生きる上で必要な知識やスキルが、特定の学校に行ってそのカリキュラムに従うことで得られるという前提時代が間違っているわけで、どんな学校に行っていても、その学校ガン無視して自分で勉強するというスピリットは必要だ。

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結論から言えば、今の時代、学校って、マジ、オプショナルでしかない。そのことをわかっている人じゃないと輝けないし、子どもたちに一日も早くその感覚を身に着けさせることが本人のためだし日本のためである。学校に人生を丸投げする時代は、とっくの昔に終わっている。

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以上、連続ツイート２１６９回「今の時代、学校って、マジ、オプショナルでしかないですから」をテーマに、７つのツイートをお届けしました。