馬場正博さん@realwavebabaによる「原発廃棄議論は始まったばかりだ」とのツイート

馬場正博 @realwavebaba

福島原発事故で廃止世論が強くなり原発はもう終わりだろうと予測したが、むしろ「原発がなくなって日本の電力は大丈夫？」と心配する人が多く、簡単には廃絶への流れにはならないようだ。不思議と言えば不思議、当然と言えば当然。もっとも原発廃棄議論は始まったばかりだ。

馬場正博 @realwavebaba

原発廃棄議論になると、廃棄へは必ず「代替案は」と質問が来る。「危ないものはまず止めて、後のことはそれから」という主張に理はあるが、電気が止まると大変だし、他の原発が日々動いているのも事実。代替案論議から逃げたら、生活者として国民の多くは原発廃棄に賛成のしようがなくなってしまう。

馬場正博 @realwavebaba

代替案で自然エネルギーと答えるのが反原発派の大勢のようだ。自然エネルギーが実用的ということと原発の危険性には何の論理的なつながりはない。ただ感性としてエコという共通点があるだけだ。自然エネルギーが頼りにならないことは事実として思い知らされるから、生活者は結局受け入れない。

馬場正博 @realwavebaba

脱原発のまともな答えは省エネ・節電と火力しかないのだが、なかなかそういう議論にならない。反原発派の多くがこの簡単な事実に行きあたらないのをみていると、本当に原発廃棄をする気があるのか疑問にさえ思えてくる。まぁ、ファッションや政治目的で言っているだけという人も多いのだろうが。

馬場正博 @realwavebaba

しかし、今回の福島原発事故はファッションや政治的プロパガンダで反原発を言っている人達が真剣な原発廃棄論者かどうか踏み絵を踏ませることになる。今やそこそこ実現可能な代替案が提示できれば原発廃棄か少なくとも凍結、縮小への流れは現実味を帯びているからだ。

馬場正博 @realwavebaba

原発利権を言う人は多い。巨大な原発利権を国が作り出し、広報費でマスコミまでだまらせた、という反原発派の主張は７０％くらい正しい。しかし福島原発事故で鉄壁の原発マフィアは風前の灯だ。まともな原発代替案が受け入れらる可能性は高い。

馬場正博 @realwavebaba

結局まともに機能する原発代替案を作るのは今まで原発を推進してきた人達しかいない。産業界と国ということだ。新しいのは電力会社に挑戦するベンチャー的な電力会社の出現の可能性がでてきたこと。しかし、そのような会社を作る人は反原発運動などした事のない人が大部分だろう。

馬場正博 @realwavebaba

原発代替案は電力価格の上昇を招く可能性が高いし、安全性や環境面もメキシコ湾での原油流出のようなことをしでかすことを考えればそれほど褒められたものにはならないだろう。しかし、炉心溶融や放射性廃棄物の問題は起こさない。それにどれだけの価値を見出すかということだ。

馬場正博 @realwavebaba

多分原発代替案を実現しても日本国民の生活は豊かにならないし、平均寿命の伸びに貢献することもないだろう。それでも福島で村を棄てさせられる人達に「私のために犠牲になってください」と言えないなら代替案を探るしかない。現実に起きた問題は夢の中ではなく現実の中で解決するしかないのだ。

馬場正博 @realwavebaba

ダイアモンド記事「東電処理は会社更生法で」　http://bit.ly/f1L3tc 　耳を傾けるべき点はあるが、補償問題にきちんとした答えがないのはＸ。武富士では過払い者は破綻で結局泣き寝入りになった。福島事故の被災者、被害者が泣き寝入りになったら、原発どころか政府もお終いだ。