原発の下請被曝問題に労働組合が取り組まなかった理由( @magazine_posse )

雑誌『POSSE』編集長・坂倉昇平が、次号「〈3・11〉が問う労働」(仮)の特集に合わせて原発被曝労働の文献や資料や報道について最近ツイートしたものをまとめました。その2。
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坂倉昇平@『大人のいじめ』(講談社現代新書)/総合サポートユニオン/NPO法人POSSE @magazine_posse

被曝量の差はあれ、常に原発の被曝労働者は「決死隊的な存在」だろう。しかし…。「志願して現場で救命活動にあたる民間作業員や公務員に限り…被ばく線量を「限度なし」…その他の緊急時は五〇〇ミリシーベルトに限度を上げるかどうかが検討の焦点となった」http://bit.ly/ho8pLV

2011-04-22 20:01:58
坂倉昇平@『大人のいじめ』(講談社現代新書)/総合サポートユニオン/NPO法人POSSE @magazine_posse

特例の上限250mSvを浴びても柏崎原発にいけば換算されないとか、「通常規則を当てはめてしまうと、…就業の機会を奪うことになる。全く別扱いで管理する」とか、事故の処理ばかり焦点化され、通常の被曝労働が軽視されているという問題でもあると思う。http://t.co/StYYnuc

2011-04-21 14:09:07
坂倉昇平@『大人のいじめ』(講談社現代新書)/総合サポートユニオン/NPO法人POSSE @magazine_posse

過労死問題の弁護士に、この原発事故の労災は労災保険と別で救済しろという意見を聞く。杜撰な被曝管理による労災の続出で、普段の過労死などの労災認定に予算的な皺寄せがありうる。それに事故は国や東電の責任が大きいのに、労災保険頼みはモラルハザードだと。無論、被曝の労災認定すら怪しいけど。

2011-04-21 14:22:33
坂倉昇平@『大人のいじめ』(講談社現代新書)/総合サポートユニオン/NPO法人POSSE @magazine_posse

一昨日の報道。下請労働者だとすれば、叩くのではなく大義など通用しない現実を直視しなくては。企業社会が生んだ不安定な労働者を、被曝の代償に若干の高賃金でかき集め、使い捨てる荒んだ構造に原発はずっと依拠してきた。「福島で防護服投棄相次ぐ」http://t.asahi.com/24iz

2011-04-18 01:10:15
坂倉昇平@『大人のいじめ』(講談社現代新書)/総合サポートユニオン/NPO法人POSSE @magazine_posse

『週刊金曜日』の原発推進派リストに宮部みゆきが…。サラ金被害者を描いた『火車』「原発の掃除などの作業をする労働者のなかにも、こういう人たちが混じっている…。過去を隠しているから、危険な仕事につかざるをえなくなるんですよ」という一節があったのにな。

2011-04-17 20:08:42