原発の下請被曝問題に労働組合が取り組まなかった理由（ @magazine_posse ）

坂倉昇平＠『大人のいじめ』（講談社現代新書）／総合サポートユニオン／NPO法人POSSE @magazine_posse

『東洋経済』東電特集。昭和女子大の木下武男先生曰く、原発労働など東電の下請依存は６０年代から。感電死など東電社員の労災が問題化し、配電工事を請負化したのが端緒だそう。下請は関東唯一の電力業界の発注者、東電を恐れ労災申請できない。危険な労働の責任を逃れる下請構造がずっとあったのだ。

風間直樹 @naokikazama

御紹介ありがとうございます！RT @magazine_posse: 『東洋経済』東電特集。昭和女子大の木下武男先生曰く、原発労働など東電の下請依存は６０年代から。感電死など東電社員の労災が問題化し、配電工事を請負化したのが端緒だそう。下請は関東唯一の電力業界の発注者、東電を恐れ労

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東電が労組と数千人規模の人員削減案を調整中ということだが、非正規化や下請化が進むのでは。もっとも『東洋経済』の記事にあったように、http://bit.ly/hlEfHS 危険な業務は既に下請会社に押し付けてきたわけだけど。70年代には「秩序ある委託化」が経営方針化されたという。

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なお、76年の東電労組福島原子力支部『意識調査報告書』によると、「将来とも原子力の職場で働きたいと思いますか」という問いに、東電社員129人中「変りたい」と回答したのは半数以上の73人（56.6％）。理由を書いた70人中一番多かった答えは「被ばくに対する不安」（41人）だった。

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この東電労組福島原子力支部の76年調査に寄せられた東電社員の象徴的な要望。「ラドウエスト（放射性廃棄物）作業は、被曝量が多いので請負化してほしい」。その翌77年、福島第一原発では「廃棄物処理系の特殊放射能測定義務」が、78年には「濃縮廃液の固化処理」が下請会社に委託されたそうだ。

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ちなみにこの資料は、堀江邦夫『原発ジプシー』、樋口健二『闇に消される原発被曝者』など参照。

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請負や派遣労働は、発注企業や派遣先企業が無責任なまま、危険で過酷な労働を他社の労働者に間接的にさせることのできる制度だと言える。原発労働を問うには、被曝限度基準や補償、代替の雇用対策などに加え、使用者責任逃れを許す間接雇用への厳格なルールも考えないと。

国公一般 @kokkoippan

国公一般にも福島原発の下請け労働者からの労働相談がありました。「福島県労連には、原発の６次７次下請けの労働者が相談にこられたそうです。２０次下請けまであるということを伺ってびっくりしました」福島まで支援物資届けた兵庫労連のブログより http://ht.ly/4FTPx

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この相談の続きが気になる。 RT @anti_poverty 「福島県労連には、原発の６次７次下請けの労働者が相談にこられたそうです。２０次下請けまであるということを伺ってびっくりしました」福島まで支援物資届けた兵庫労連のブログより http://ht.ly/4FTPx

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70～80年代に福島第一原発で４年間働き被曝した下請企業の労働者が、個人加盟の地域の労働組合に加入して、雇用主の石川島プラント建設（IPC）、元請の東芝、そして発注元の東京電力に団体交渉を求めた事例がある。04年に、多発性骨髄腫で被曝による労災認定を受けた長尾光明さんのケースだ。

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03年に個人加盟の地域の労働組合に加入した長尾さんに対し、IPCは「すでに退職したから」、東芝は「直接雇用していないから」という理由で、団体交渉を拒否。国が被曝による労災を認定した後も、両社、そして東電も団交を拒否し、東電は国の労災認定自体を否定した。長尾さんは07年に亡くなる。

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今回の復旧作業による被曝で、下請労働者に労災が下りるケースもあるだろう。いい加減な被曝管理のため、その程度も怪しいが。しかし、国が被曝労働者に対して認定した労災すら東電は否定しているわけで、やはり下請労働者に対して責任を逃れられる日本の雇用の構造を覆す労働運動が必要だろう。

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下請構造を規制するための重要判決。建設業界に大企業セメントメーカーと、セメントから生コンクリートを製造し輸送する中小企業との下請構造があるが、中小企業が競争抑制のため事業協同組合を結成したら、取引先大企業に団体交渉応諾義務があることが明確に。http://t.co/a7M2XiY

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京都大学にて某団体による「反原発」の立て看板発見。いつもの「百万人署名」かと思いきやまさかの「１千万人署名」…。確かにかつて反原発運動は、88年に「脱原発法制定運動」で350万人署名を国会に提出してるというけど。しかし…。

つしまようへい @yohei_tsushima

@magazine_posse 連合、原水禁、核禁会議が昨年取り組んだ「核兵器廃絶１０００万人署名活動」では、2009年5月から2010年3月末までで660万筆でしたね。http://bit.ly/fBwz2y

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連合も核兵器なら廃絶を目指せるのですね。 RT @yohei_tsushima 連合、原水禁、核禁会議が昨年取り組んだ「核兵器廃絶１０００万人署名活動」では、2009年5月から2010年3月末までで660万筆でしたね。http://bit.ly/fBwz2y

つしまようへい @yohei_tsushima

@magazine_posse そうですね。力を入れてきた活動だと言えると思います。http://bit.ly/gTQQRr

坂倉昇平＠『大人のいじめ』（講談社現代新書）／総合サポートユニオン／NPO法人POSSE @magazine_posse

うわっ。情報労連の方でしたか。『REPORT』でPOSSEを紹介してくださり、ありがとうございました…！ RT @yohei_tsushima　そうですね。力を入れてきた活動だと言えると思います。http://bit.ly/gTQQRr

Soichiro Sumida @soichiro_sumida

@magazine_posse 皮肉ですね。原子力の再処理技術などは、機微核技術にすぐ応用可能ですからね。

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労働問題に直接絡まない政治的課題にこそ労働組合がラディカルな主張をするという。総評と同じような…。http://togetter.com/li/117415 RT @saypeace_soichi 皮肉ですね。原子力の再処理技術などは、機微核技術にすぐ応用可能ですからね。

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もし連合が脱原発でも、企業別労組って上部団体より優位性のある「主権をもつ組合」だからなあ。日立製作所労組執行委員長の発言（78年）→「うちは電機労連に加盟しています。中立労連などは原発反対…をするよう要請してきます。しかし…原発は賛成です」／樋口健二『闇に消される原発被曝者』

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個人加盟の産業別組合ではなく、企業別労組の連合体としての日本の「産業別組合」では、支部に強力な指導ができない。企業別組合が独立し、基礎的な単位と言うと良く聞こえるが、例え上部団体が企業別にとらわれない画期的な方針を出しても無視されてしまう。木下武男『格差社会に挑むユニオン』参照。

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『格差社会に挑むユニオン』→『格差社会にいどむユニオン』。失礼しました。

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福島第1・第2原発の非常勤産業医として今回労働者を診察した教授の話。「作業員の8割くらいが、被災者なんです。そういう状況にありながら、今まで復旧作業に従事してきて、2重・3重のストレスを感じています。だいたい皆さん、1～2回は倒れています」http://bit.ly/fjwYCD

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NHKだとこの谷川さんて産業医が診察しているのは「作業員90人」だけどhttp://nhk.jp/N3vK6UcW 、産経や共同では「東京電力社員約90人」。東電社員の「加害者」問題は重要だけど、そもそも下請労働者はケアされてないのか。http://t.co/QUkzezb