大阪大学 高野徹氏ブログトピック『第11回 甲状腺検査評価部会発言要旨』の矛盾点について(2018.11.3作成)

高野氏も何か文献を見つけると、自分が必要とする事が書いてあると勘違いされる方なのかな?
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Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

大阪大学・髙野徹氏のブログより「4つのガイドラインにおける議論のいずれも超音波検査を使用するかどうか議論しており、結論として4つのいずれも超音波検査を推奨する方法として最終的に採用していないという点は重要である。」 med.osaka-u.ac.jp/pub/labo/www/C… 資料では3つしか提示されてないですが? pic.twitter.com/Zs5B1cB5Iu

2018-11-03 00:42:35
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Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

これは、10月29日の第11回甲状腺検査評価部会で、鈴木元部会長から「超音波検査については推奨とも非推奨とも書いていない。文献の読み方が偏っているのではないか。」と指摘されたことについての返答らしいですが、以前にもブログで4つと言及して2つしか提示されてない。 twitter.com/YuriHiranuma/s…

2018-11-03 00:44:35
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

”経過観察のガイドラインがアメリカ甲状腺学会をはじめとして世界の4つの団体から出されています。” と書いていらっしゃるだすが、文献は2つしか提示されてない。あとの2つの団体はどちらさんでしょう?

2018-06-27 09:32:41

Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

今回の資料「3-2」で提示された参考文献3つについて pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attac… 1. JAMA jamanetwork.com/journals/jama/… これは、無症状の「成人」におけるスクリーニングに関するもの。「推奨しない」ではなく、「推奨するにも推奨しないにもエビデンスが不十分」という推奨度。 twitter.com/YuriHiranuma/s…

2018-11-03 00:52:35
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

まとめると、1996年勧告の推奨度C(No recommendation)について、2017年勧告では「推奨するにも推奨しないにもエビデンスが不十分」と定義されていると言及されている。これは、当時の推奨度Dである、”Not recommended”(推奨しない)とは異なる。 pic.twitter.com/d6HJYavpQc

2017-05-12 00:26:24
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

2. Thyroid ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/P… ATA(米国甲状腺学会)の小児甲状腺がんガイドライン。高リスクの小児では毎年触診を行うことが推奨されており、超音波スクリーニングは、エビデンスが足りないため、推奨も反対もされていない。 twitter.com/YuriHiranuma/s…

2018-11-03 01:01:11
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

”経過観察の方法としては触診を推奨しており、超音波検査は推奨していません” med.osaka-u.ac.jp/pub/labo/www/C… 髙野氏が挙げている文献2つのうちのひとつである米国甲状腺学会の小児ガイドラインでは、超音波検査については推奨も反対もしていない。 ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/P… pic.twitter.com/0kGkJKb4Bl

2018-06-27 09:20:35
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

3. 小児・AYA(思春期と若年成人)世代のがんサバイバーにおける甲状腺がんスクリーニングガイドラインを国際的に調和化した研究。 sciencedirect.com/science/articl… 触診と超音波検査のどちらかを用いればいいとされており、超音波検査は推奨も反対もされていない。 twitter.com/YuriHiranuma/s…

2018-11-03 01:18:01
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

もうひとつの文献は、今年2月に発表された、小児・AYA世代でのがんのサバイバーにおける甲状腺がんスクリーニングに関する推奨。 sciencedirect.com/science/articl… この文献では、触診と超音波検査それぞれの長所・短所を挙げており、触診と超音波検査のどちらかを推奨・非推奨しているわけではない。 pic.twitter.com/rZVkkH7Tnj

2018-06-27 09:26:27
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

3つ目の参考文献から髙野・祖父江資料で引用されている表ですが、論文を読むと明白なのだけど、これは単に、「北米、オランダ、UKの3つの小児がんグループの甲状腺がんスクリーニング推奨の間での一致・不一致」をまとめたもので、エビデンスに基づくガイドライン作成上の最初のステップに過ぎない。 pic.twitter.com/5fzL1MKsx5

2018-11-03 01:18:58
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Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

この研究での結論である、小児・AYA世代における甲状腺がんスクリーニングの調和化されたガイドラインは別の表(Table 3)にまとめられており、これは、髙野・祖父江資料で引用されている表(Table 1)とは異なる。 pic.twitter.com/EKcIyceIja

2018-11-03 01:26:24
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Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

調和化されたガイドラインより該当箇所を抜粋和訳。 スクリーニングを行うことが決定した場合、甲状腺分化がんの可能性がある結節を検出するにはどの方法を用いるべきか? 5. 甲状腺分化がんのスクリーニングを行う際には、その方法として、首の触診、あるいは甲状腺超音波検査を推奨する。(続) pic.twitter.com/BUbAFOP93b

2018-11-03 01:45:32
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Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

医療提供者は、いずれの診断用検査にも長所・短所があること、悪性だけでなく良性の結節も検出する可能性があるために侵襲的措置が必要になることを認識すべきである。(続)

2018-11-03 01:46:09
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

どちらの方法を選ぶかについては、医療施設の環境、医療提供者の経験、地元の診断医(放射線科)の専門知識、および患者の希望というコンテクストにおける両方法の長所・短所を十分に考慮した上で、患者と相談して医療提供者が決定すべきである。

2018-11-03 01:47:05
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

6. 超音波検査、そして、FNA(穿刺吸引)および、あるいは生検は、放射線検査所見と臨床的リスク要因の適切な解釈により、不必要な侵襲的措置や追加の診断検査の回数を最小限に留めることができるように、甲状腺がん評価の経験を持つ医療施設で行うことを推奨する。(続)

2018-11-03 01:58:20
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

超音波検査をスクリーニングに用いる場合、常に、頸部リンパ節を可視化すべきである。(以上)

2018-11-03 01:58:36
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

結論:髙野氏の「結論として4つのいずれも超音波検査を推奨する方法として最終的に採用していないという点は重要である」という主張は、鈴木部会長の「文献の読み方が偏っているのでは?」という指摘に対する答えになっていないどころか、その指摘を自ら証明している。 (で、4つめの文献はどこ?)

2018-11-03 02:05:51
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

「実際、無症状の若年者に対して超音波検査によるスクリーニングをするのが良いことであればもっと広まっているはずであるが、世界中のどこでも実施されていない。」 med.osaka-u.ac.jp/pub/labo/www/C… チェルノブイリ原発事故の影響を受けたウクライナやベラルーシでは実施されてますね。

2018-11-03 02:28:30
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

【記者会見】 *毎回、私に対する個人攻撃の質問があるのですが、ここで記載する意味はないので割愛します。 (個人攻撃というより、根拠のない発言に対する、まっとうな指摘だと思いますが。)

2018-11-03 02:29:55

Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

「4つめ」の謎が解けた。 twitter.com/YuriHiranuma/s…に出て来る 阪大デュオ資料の参考文献3は、「北米、オランダ、英国の3つの小児がんグループ」が推奨を調和化させた論文なのだけど、これについて、第11回評価部会で「3つの団体から推奨が出ている」と発言されていた。 twitter.com/YuriHiranuma/s…

2018-12-12 08:48:43
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

この文献では、The International Late Effects of Childhood Cancer Guideline Harmonization Group(国際小児がん晩発影響ガイドライン調和化グループ)がPanCareSurFup Consortiumと共同で3グループのコンセンサス推奨を作成しており、自分は「1団体」と数えていたけど、髙野氏は「3団体」、と。

2018-12-12 08:48:43
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

つまり髙野氏は、米国甲状腺学会、北米小児がんグループ、オランダ小児がんグループ、英国小児がんグループを、「4団体」と数えられていた、と。 med.osaka-u.ac.jp/pub/labo/www/C… で、3つの小児がんグループが「いずれも触診を推奨している」と主張されていたのは、この文献の意義を理解されていなかった?

2018-12-12 08:52:14

高野氏ブログトピック『福島の甲状腺がんー今知っていただきたいこと(2018/6/30 追補)』
http://www.med.osaka-u.ac.jp/pub/labo/www/CRT/WN23.html
で書かれてる事の矛盾点・疑問点について

Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

”経過観察の方法としては触診を推奨しており、超音波検査は推奨していません” med.osaka-u.ac.jp/pub/labo/www/C… 髙野氏が挙げている文献2つのうちのひとつである米国甲状腺学会の小児ガイドラインでは、超音波検査については推奨も反対もしていない。 ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/P… pic.twitter.com/0kGkJKb4Bl

2018-06-27 09:20:35
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Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

もうひとつの文献は、今年2月に発表された、小児・AYA世代でのがんのサバイバーにおける甲状腺がんスクリーニングに関する推奨。 sciencedirect.com/science/articl… この文献では、触診と超音波検査それぞれの長所・短所を挙げており、触診と超音波検査のどちらかを推奨・非推奨しているわけではない。 pic.twitter.com/rZVkkH7Tnj

2018-06-27 09:26:27
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Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

”経過観察のガイドラインがアメリカ甲状腺学会をはじめとして世界の4つの団体から出されています。” と書いていらっしゃるだすが、文献は2つしか提示されてない。あとの2つの団体はどちらさんでしょう?

2018-06-27 09:32:41