鑑賞前の講演、学芸員としか記載されてなかったけど、現れたのは末兼先生でありました。休館日なのでいつものスーツではなくカジュアルな出で立ち(^^)
2018-11-05 16:13:48へし部を裏表逆に入れ替え、三日月もそうする予定だったけど間に合わなかったので、明日以降また見に来てくださいってことでした。午前中地震があったので展示物に異常がないかチェックに追われていたそうです。
2018-11-05 16:17:01ええええええええええマジで言ってる?! じゃあ、京のかたな、ほんとにすげーレアじゃん?!! 普通、ほんとにマジで見れないよ?! 刀なら指すほう、太刀ならはくほう、三日月は裏に銘が刻んであるから、銘のあるほうでしか見れなくて、トーハク展示ではき表なんて見たことないよ?!
2018-11-05 16:41:13へし切長谷部と三日月宗近の【裏が見れる】のがなぜレアなの?? ということについてなんですが、 『銘が刻まれたものの展示で、裏(銘が無い方)で展示される、というのは【まず、無い】のが刀剣展示の常識』 だからなのです! →続く
2018-11-05 18:25:51普通は銘見せるからね。というか「銘を見せる」か「すごく特徴的な様子が見える側を見せる(刃文がめっちゃすごいとか)」「どちらもない場合は、はき表(差し表)を見せる」…つまりは、どちらか固定なんですよ。もう一方はまず見られない。だから貸切のときとかファンは這い蹲って裏を見たわけですが
2018-11-05 18:35:11今回の360度展示、講演会でも説明がありましたが、比較的でる展示を目新しく見せる』というためのもので、[鑑賞勢]と言われる鑑賞を主目的としたリピーターは、【いつも同じ面を見てる(というか、それしか見れない)】ので、『360度なら裏も見れる!!』というのでホイホイされた訳です。→続く
2018-11-05 18:32:28まあ、つまり「みんなに見せるのはより良く見える面」なんですよね、人間だったら宣材写真は決まって左斜め45度、みたいな。違う角度からみても美刃であっても、見せる側は固定。普通は。表裏で刃文が揃ってるor全然違うのよ、とか、表裏で鎬作りと切刃作りで違うのよとか言っても裏は見せてもらえない
2018-11-05 18:39:12では『なぜ、裏の展示をしないの?』というと、 【銘が刻まれてる刀は、銘が刻まれていることがその刀たらしめている】ということの証明として、刀剣界では非常に、意味があるわけです。 なので、銘が刻まれている場合は【銘が見える展示にする】のが、展示での大前提にされることが多いのです→
2018-11-05 18:40:14無銘の刀は、裏返して展示することもあるんですが、それだってレアなのです。写真は2014年のふくやま美術館刀剣展示なんですが、わざわざ、【大公開!】って言っちゃうぐらいにはレアです!! 2枚目見づらくて、すみません。 刀って上向きと下向きで展示されてるのなんで?という解説なんですが、→ pic.twitter.com/Qh29Wpn02m
2018-11-05 18:50:09鑑賞会とかで手に取る機会があるレベルの刀ならともかく、国宝は手入れの担当以外がうらっ返して観られる機会なんてないから…それが、あのきょーはくのライティングで観られるんだから、ほんと行っておいたほうがいいと思う。。。
2018-11-05 18:42:33「刀は手に取ってみるのが一番。博物館の展示じゃ魅力が伝わらない」っていう意見、この見える面が少ないって点に関してだけはどーやっても反論できないですからね。博物館の展示って、表か裏か、どっちかだけ、つまり、MAXでも50%しか魅力を見られないってのは、ほんとその通りだから…。
2018-11-05 18:49:23太刀は腰から下げる(はく)形で、展示するので、刃は下向きで展示。 展示に向き合ったら茎は左にくるのが【はき表】。 銘は通常、はき表に切られます。 三日月は、はき裏に銘が切られているので、そちらが重要視され、通常展示は【常に裏で展示】。 少なくともここ3年、はき表での展示はされてません。
2018-11-05 18:58:20