上海アートスポット探訪2018

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同じ美術館の一階でデイビット・シュリグリー「Lose Your Mind」展。水戸でやったやつの巡回かな？イギリスらしい容赦なく乾いたブラックユーモアが光る作品ばかりで、いちいち酷いなと笑ってしまった。撮影禁止だったので作品の写真については水戸美術館のページを貼ります。arttowermito.or.jp/gallery/galler… pic.twitter.com/ji4qiZlWc2

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美味しい食べ物を食べて幸せになったので腹ごなしに新天地から歩いて建国中路のギャラリー、Modern Art Baseの「Instant :ジュリアン・シュナーベル」展へ。映像作品には親しんでいたけれど、彼の写真家としての側面をみるのは初めてで楽しかった。どの写真もよかったけどこのルー・リードは最高。 pic.twitter.com/9E5EXwGxHp

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上海博物館「走行現代主義：アメリカ、モダニズムへの道」展。上海を代表する美術館/入場無料/週末という条件が重なり激混みだったけど、シカゴ美術館と提携して南北戦争後から抽象表現主義までアメリカの美術史を辿る展示の充実度は圧巻。なによりホッパー「ナイトホークス」をみれたのが嬉しかった… pic.twitter.com/m7BATDpnTs

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こうやって纏めて見てみると割と露骨に印象派の影響受けてるんだなとか、欧州にこんな寄ってた時代があったんだなとか、NYの作家の都市生活への目線が全然同時期の欧州とは違うなとか、この頃からこういう黒人としてのアイデンティティを問う作品あるんだとか、色々興味深いポイントがあり楽しかった。 pic.twitter.com/LlOFbNkdZd

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あと絵の主題が南部の貴婦人とかブルックリン橋とかNYの人気のイタリアンレストランでの女の子たちのおしゃべりとか映画やドラマで見慣れたようなものばかりで、それがヨーロッパからの影響色濃い画風で表現されていたりするとそうだよな、だって同時代だし…とわかっていても不思議な感覚があった。 pic.twitter.com/bozmLS1oBd

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「ナイトホークス」、あんなに繰り返し繰り返し様々なメディアを通して触れてきた絵だというのに、実際に見てみたらまるで別物というか、スーツや建物や道路の上にかかった影の色合いとか、男と女の表情とか、不自然なほど明るい店内の色とか、もはや官能的ですらあってあー観に行ってよかったと思った

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COS×Studio Swine「New Spring」へ。霧の詰まったシャボン玉のようなものが木を模した不思議な形の装置からふわふわ降りてくるというインスタレーション。特殊加工した手袋で触るとしばらく手のひらの上で割れず留まるのですが、優秀歴史建築である会場の雰囲気と相まってなんとも幻想的な光景でした。 pic.twitter.com/1ZmsWPmdhG

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詳細はこちらから。展示は無料ですが時間制限あり/予約制で、ブランドのWeChat公式アカウントから予約を入れることができます。なんだかまるでおとぎ話の中の光景のようですごくシュールだった。これ東京にも巡回したりしないかな…fashion-j.com/archives/60746 pic.twitter.com/3Z5WE8odu0

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安福路のBank Gallery、Tri Solo展。3人の新進アーティストの個展を集めたからこのタイトルらしい。どれもウィアードな感性と消費社会へのシニカルな目線が光っていて面白く観れた。空気を入れて膨らますビニール製の動物のポートレートが延々並んでる部屋とかぞわぞわと気持ち悪くてよかったな… pic.twitter.com/SGJPqfGipa

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どれもなんか絶妙にインターネット以後の感性だなという感じがある…ロビンシックのブラードライン(すごくセクシストだと批判された曲)をバックに女の人が何の目的もなくゆるく踊っているだけの展示とか意図はわかるがあまりに皮肉が明け透けで笑ってしまった pic.twitter.com/WWckI93RPS

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北外灘のギャラリーArt Plusで黄玉龙/陈轩荣「Altered States:Deciphering Urban」展。現代中国アーティストがヒップホップ/ストリートカルチャーを「いまここ」の現象として解釈し作品化する試み。ここ数年の中国ヒップホップの盛り上がりを知っててもこの表現が既に可能になっていることには驚きが。 pic.twitter.com/j5lfwyw48P

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Bananafish Books & Galleryで「服部一成:Graphic on Books」展。今日最終日だったので駆け込みで。えっあの本もこの人デザインだったの？と驚くことばかりで、デザイナー縛りで集めてこれだけくっきりと個性がみえる選書になるということもあるんだな…と思った。ついつい読み耽ってしまいました。 pic.twitter.com/ghek0LPcOZ

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今日は藝倉美術館のArt Book in Chinaへ。広大な会場の中にはZineやらステッカーやらミックステープやらがずらり。上海、こんな沢山インディペンデントなアーティストがいたのか…と改めて街のポテンシャルを実感した気分。会場激混みだったけど、即売会の経験を存分に活かし目標はばっちり達成。 pic.twitter.com/z2V7EfzjxD

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同じ建物内のラッセル・ヤング展「Superstar」も。シルクスクリーンで有名人の顔を複製するのは目新しい手法ではないが、現代から60sのカウンターカルチャーを実現しなかった夢として皮肉っぽく捉える視点は面白い。ディランが鳴り響くなかギラギラと装飾されたスターの顔を眺めるのは悪夢的だった。 pic.twitter.com/GtKTypqgua

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Zineどれもハイクオリティだったけど(上海絵日記も買えて嬉しかった〜)一番気に入ったのはこれです。絵も可愛いんだけどなんとこれ全ページにしっかりと桃の香りがつけてあって…開くたびにその匂いがイメージと一緒に広がっていくという…あとこの小冊子も超かわいい…しばらく眺めて暮らします… pic.twitter.com/kFOpKYRrdW

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西岸エリアにはギャラリーがいっぱい！ビエンナーレの作品の一つがなぜか工事中で見られないというハプニングがあったけれど、そこかしこにあるギャラリーを巡っているだけで楽しかったです。これは上海出身の作家丁乙の個展。機械の回路みたい…と思って近くで見たら全部手書きでヒエッって声がでた… pic.twitter.com/urs2cLVhyG

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喬空間でマシュー・デイ・ジャクソン「新風景画」。現代社会への批判的目線を彫刻と絵画のハイブリッドのような形で表現するアーティスト。ブリューゲル親子の代表作を異素材の質感で歪ませた作品は元の絵画を立体化させたような異様な存在感があって、肉眼で見ないとわからないやつだ…と思いました。 pic.twitter.com/OLHbT1fEw0

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西岸エリアの上海油罐芸術中心で池田亮司のインスタレーション「data.tron」。上海ビエンナーレの一環としての出展らしい。この会場というのが旧龍華空港で使われていた航空機の燃料タンクをリノベしたもので、異様にインダストリアルなムードがあり、サイバーパンクなイメージとの相性が抜群でした… pic.twitter.com/LO2kCU7Lh2

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すごかった…時間帯のせいか人がほとんどいなかったので広大な空間を独り占めにできたのも良かったというか、旧共産圏SF映画の世界に放り込まれたような心持ちでした。タンクの中は音がめちゃくちゃ反響するので本当に異世界感がある… pic.twitter.com/pRAq7syCk6

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上海オオタファインアーツで草間彌生「我对爱的憧憬全部从我内心出发」。「わが永遠の魂」シリーズの作品と、ミニチュアバージョンの鏡の間を見ることができます。いまだに東京のやつに行けていないので、雰囲気だけでも味わえてよかったし、やはり空間全体が作品で満たされていると迫力がありました。 pic.twitter.com/HaJ9bd6e3Q

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これら全部のギャラリーが集まっている西岸芸術中心エリアかなりおススメです。いま近くのYuz Museumではグッチの展示もやってるし、半日ぐらいはたっぷり楽しめると思います…雲錦路駅から歩いてすぐなのでアクセスも抜群。shanghainavi.com/miru/400/

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上海ビエンナーレ行ってきたんですけど、この前青山でも個展やってた陸揚のインスタレーションが凄すぎた…散々ネットでレポ読んでから行ったのに実際入ってみると狂いすぎていてなにも言えなくなってしまう…Grimesの新曲を聴きながら探索するとマジでトリップ感がありました。 pic.twitter.com/4sWEgkM4VF

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いやーほんと頭おかしくなるかと思った…断片化されてめちゃくちゃにつなぎ合わされたポップカルチャーが視界いっぱいに広がって… pic.twitter.com/fclrl7DL9I

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ビエンナーレ、陸揚の他も濃い作品ばかりで丸々半日潰れました。ビデオ作品全部見て行ったらたぶん6-7時間はいるんじゃないかな…あまりに人が多かったから日曜に行ったのは失敗だったかなとも思ったけど、一階でアーティストによるコンテンポラリーダンスのパフォーマンスを観れたのでよしとします。 pic.twitter.com/ykp6JKBCOI

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