1988年11月12日（土）の旅日記（230日目・アラド）

桃岩荘人 @namihei1224

11/12　0900起床。ミルクとママリガ（とうもろこしの粉と塩）だけの朝食。ママリガはモルダバの常食。(写真は2013年ブカレストで食べた付け合わせのママリガ)ブルガリア人のタンティカティが今日もBuniとルーマニア語でおしゃべりにくる。明日発つと伝え、お別れの挨拶。 pic.twitter.com/DcRLpGbgwP

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11/10錦糸町でママリガを注文したら、単品では食べるものじゃない、チャウシェスク時代もと、元ママイアの大ホテルのシェフに怒られたが、実体験として、塩味効いたママリガ単品を食べたんだ。 pic.twitter.com/zP9Ay8qJa2

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次にティミィのクラスメイトがやってきた。いろいろ話を聞くが、相当のお金持ちの家のよう。お昼にサルマーレを作ってもらう。ここトランシルバニアのみが、いろいろ食べているみたい。、Neluおじさんがやってきて、お別れの挨拶。隣人がやってきて、またお別れの挨拶。ティミィはこの隣人嫌いみたい。

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今はなき銀座のダリエのサルマーレ。 pic.twitter.com/U6Uy59fopO

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夕食前、最後の来訪者は母親のStela。かっこいい義父が帰ってこないのなんの。愚痴。もうすっかり慣れてしまったこの生活。お別れの言葉とハグ。ティミィの本当のお父さんは亡くなったらしい。ティミィの大好きなお父さんだったと。ティミィからもらった写真。 pic.twitter.com/m9NnAxgQuu

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お父さんは14歳で失ったのでまだ3年しか経ってない。

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台所に豚の脂身の固まりがぶら下げてある。塩をかなりきかせてあり、薄く切ってバター代わりにパンに載せて食べる。俺にはこの赤身のほとんどない自家製ベーコンこそ、食料難の象徴に見えた。写真はネットより。 pic.twitter.com/95uuHRgZ4s

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最後の晩餐ももう2200だ。去りがたい。東欧、いやこの旅で最もインパクトを受けた1週間だった。最後の夜なのに、ティミィとBuniが口論。ティミィはいつものことと言っていたが、Buniの怒った姿初めて見た。俺にはつらかった。

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ティミィ、アメリカへ行きたい。18歳になればパスポート取れるらしい。両親は行かせたがらない。俺が何かしら助けてやらねばならない。一昨日に描いた似顔絵と写真を撮る。My little devil. pic.twitter.com/HmvqAppTGB

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毎晩のようにBuniは何度も早く寝なさい（Buniの部屋に来なさい）と言っていたが、ティミィは従わず。今夜もBuniが根負けして先に休んだ後、二人の体力の限界まで語り合い、睦みあい、時間を過ごす。Buniはうすうす気づいているんじゃないか？あえて二人きりにしてくれている気がする。0400寝る。 pic.twitter.com/5oprO8bNX3

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