"六年に一度の神懸かり!"~天狗堂通信さんによる「市山大元神楽・式年祭」実況

島根県江津市桜江町の飯尾山八幡宮にて平成30年11月17日~18日によって執り行われた「市山大元神楽・式年祭」についての実況tweetをまとめてみました。
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天狗堂通信⚡ @tengudosyobo

この改革は「神道と仏教をはっきり分けなさい」「憑祈祷、口寄せ等は禁止」といった形で進められます。 このため神道と仏教の狭間にあった修験道、両部神道や陰陽道などは壊滅的な打撃を受けます。 今回の大元神楽はその生き残りの一つと言えるでしょう。

2018-11-18 21:20:51
天狗堂通信⚡ @tengudosyobo

さて、神楽に話を戻すと、大元神楽は4つの種類に分かれているそうです。 性質によって・神事・神事舞・儀式舞・能舞の分類。 我々が神楽と聞いてイメージするのはおそらく能舞かと思われます。 pic.twitter.com/nz1oILTnse

2018-11-18 22:20:03
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天狗堂通信⚡ @tengudosyobo

このように神事、神事舞は主に神職様の集まりである神職会が、儀式舞、能舞は舞手さんたちの神友会が分担・協力して進めていく方式になっています。 それでも半端なく大変そうですが(;´∀`) pic.twitter.com/0NONl2M0uE

2018-11-18 22:20:08
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天狗堂通信⚡ @tengudosyobo

神迎えの神事が終わって初っ端は『四方舞』。神楽を前・中・後で分けるとその仕切りは必ず四人で舞う儀式舞が入ります。 大元神楽の一夜が始まることを神様に告げるための儀式です。 pic.twitter.com/Qmms2xUVwA

2018-11-18 22:44:58
天狗堂通信⚡ @tengudosyobo

舞手は東(手前の柱)が青、南赤、西白、北黒(紫)の狩衣という装束を身に着けます。 このように四隅は色分けされていて、中央が黄色になります。 この色分け、密教や修験道でも用いられる発想ですな。写真は柴燈護摩の様子。柱に注目!! pic.twitter.com/EfBCaKO6S0

2018-11-18 22:45:00
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天狗堂通信⚡ @tengudosyobo

そして四方と中央はそれぞれ神様と関連づけられています。 東方「句々能智命」 南方「迦具土命」 西方「金山彦命」 北方「水波乃売命」 中央「黄龍安比売命」 と位置づけられていますが、柴燈護摩の場合はそれぞれ五大明王が当てはまります(中央が不動明王)。

2018-11-18 22:56:15
天狗堂通信⚡ @tengudosyobo

これはインドと中国でそれぞれ別個に生まれた「五大」と「五行」の思想が関係しています。 五大は地水火風空、 五行は木火土金水。 遠く離れた地で生まれたこれらの思想が日本にやってきて、神仏習合の中で取り入れられていったと考えられますな。

2018-11-18 23:07:05
天狗堂通信⚡ @tengudosyobo

ってなわけで今日はここまで! また次もゆっくり紹介していきますのでお楽しみに(*´∀`*)

2018-11-18 23:07:05
和賀猫さん @gaei358_bb369

@tengudosyobo 神楽が盛んな土地ですが、神事として禁止され民間に伝えて生き残って。勿論、みなさま熱心にされているのですが、何か物足りないと感じたのは、 神楽をしてる経営者さんが「神意は信じない、全ては自分が決める」と聞いたのが切っ掛けで 娘達が巫女舞の機会を得たので、「神様と話しておいで」と。

2018-11-18 23:09:00
和賀猫さん @gaei358_bb369

@tengudosyobo 叔父さんが島根出身で神楽をしていたのですが、その時はよく分からなくて、石見神楽が旦那実家神楽の師匠だったり、ご縁はあるかもなのです 口寄せ、神託、現存してたのですね 知らしめて下さって感謝です 機会が合いましたら、見に行きます。 勉強してます。

2018-11-18 23:17:44
天狗堂通信⚡ @tengudosyobo

@gaei_kikyou なるほど…やはり神事と切り離されると「古くからある伝統芸能」の側面だけが強調されるのかもしれませんな。

2018-11-19 16:49:02
冬毛のちゃんこ🐥 @6IU5OkfVt5nRvm9

@tengudosyobo 理論的解釈より、観た人が感じる感覚がその表現の答えなのかなて思いました😊神様きて嬉しい楽しいと無邪気にはしゃげる心、それを、死ぬまで持っていたいなあ。 神様きて嬉しいのも、新しい命が来て嬉しいのも近い気がします。 楽しい動画ありがとう😊✨👍

2018-11-18 23:38:41
ストロベリー・スーパーソニック @strawberry549

@tengudosyobo 若い頃に宗教人類学者の教授のフィールドワークについて行った時に、バリ島の小さな村でサンギャンというトランスダンスを観たのですが、それは村の男性が「憑依されて椅子になる」というものでした 少し近いかな? こんな舞いのようなものではなく、もっと土臭い地味な感じのものでしたが

2018-11-19 02:59:30
天狗堂通信⚡ @tengudosyobo

@isaqu0709 ですです~!もともと郷土の祭事では仏教も神道も修験道も陰陽道も、すべてが混然一体となった信仰がなされていたのでは?と思いますな(*´▽`*)

2018-11-19 16:50:50
天狗堂通信⚡ @tengudosyobo

ウヘヘヘ!今日もまたブツ(清め塩)を袋詰めするぞ(*´∀`*) pic.twitter.com/UY8QrmmjTo

2018-11-19 11:28:58
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さにまろ@ @sanikusu

@tengudosyobo 大量に摂取すると著しく身体に悪影響を与える、依存性の高い白い結晶の粉

2018-11-19 21:16:33
天狗堂通信⚡ @tengudosyobo

【千のお話の海】 大元神楽第二弾!2本目は神事である「清湯立」です(*´∀`*) 左側の窓の外には注連縄を巡らせた湯釜があります。この清めたお湯を榊につけて舞殿をお清めする作法ですな! pic.twitter.com/A9ls9i5OJq

2018-11-19 21:24:11
天狗堂通信⚡ @tengudosyobo

元々「湯立て」とは湯釜を沸かした上で自身や周囲に振りかける儀式です。 修験道にも似たような作法がありまして、こちらは湯三昧とも呼ばれています😊 写真は今年の夏のもの。天狗堂自らがちびっ子をお清めしている所ですよ! pic.twitter.com/fSdqiXJtsh

2018-11-19 21:33:08
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天狗堂通信⚡ @tengudosyobo

ちなみに修験はノリも大事です。 結構ノリノリで自分に熱湯をぶっかけ、写真の大きな笹束でバシバシお湯をぶっかけます。 真夏の暑気払い、みなさんもいかがですか?

2018-11-19 21:36:04
天狗堂通信⚡ @tengudosyobo

続いては神事「荒神祭」! 清湯立の神饌を取り替えてそのまま始まります。 荒神はいろんな性格を持つ神様で、火の神・台所の神・集落の神・家畜の守護神といった側面を持ち合わせます。 pic.twitter.com/8UBqdll2Wt

2018-11-19 21:40:49
天狗堂通信⚡ @tengudosyobo

この荒神(三宝荒神)は元々修験道発祥の権現神でした。写真の右側が修験道で表される荒神のお姿ですな。 大元神楽では火の神として、儀式が災い無く成就することを願ってお祀りしているようです。 pic.twitter.com/bIRFQY1YnF

2018-11-19 21:51:09
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ウヅミ @kanaeriris

@tengudosyobo 長野市善光寺仁王門に三宝荒神さま、いらっしゃいますが、やはり戸隠の流れなのでしょうか?

2018-11-19 22:02:25