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「ボヘミアン・ラプソディ」とクイーンについての個人的感想

最初に好きになった洋楽で、以来、ずっと聴き続けているクイーンの映画「ボヘミアン・ラプソディ」についての呟きです。世評と違い泣けはしなかったですが、面白かったです。(セルフまとめです)
ボヘミアン・ラプソディ 映画 ロック クイーン
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ブックストア ウディ本舗 @woody_honpo
小学校6年生の時に「キラークイーン」に衝撃を受けて以来ずっと、クイーンが最も好きなバンドなのだけれど、映画「ボヘミアン・ラプソディ」はそれほど積極的に観に行く気にならない。観れば感動するのかなぁ?やっぱり。
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これは良く分かる。 今の人はピンと来ないかもしれないが、クイーンってロック・マニアから軽視されていたし、クイーン・ファンってバカにされて来たんだよな。あの頃の恨みは忘れていないぜ! twitter.com/pentaxxx/statu…
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結局、「ボヘミアン・ラプソディ」を観てしまった。不誠実なファンで泣きはしなかったのだが、オープニングがSomebody To LoveでエンディングがDon't Stop Me Nowという選曲が素晴らしい。各メンバーを演じた役者達もハマっていてお見事。彼らは優れた音楽家で出世を巡るドラマって余りないんだよね。
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クイーンにとって初の日本公演は重要な出来事だったはずだが、この映画では全く触れられていない。これは日本の国際社会におけるプレゼンスが、近年、急激に低下していることと無関係ではないだろうね。
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映画は題名どおり「ボヘミアンラプソディー」の制作過程が前半のクライマックスだけれど、ブライアン・メイの「ウィ・ウィル・ロック・ユー」、ジョン・ディーコンの「地獄へ道づれ」、ロジャー・テイラーの「レディオ・ガ・ガ」と各メンバーの代表曲もちゃんとフィーチャーしているのが憎いですよね。
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フレディ・マーキュリーがクイーンのカリスマでありアイコンでありメインボーカルであるのは確かだけれど、同時に、クイーンはメンバー全員が優れた音楽家でありソングライターである「バンド」なんですよね。全員がNo.1ヒット・ソングを書いたバンドなんて、余り聞いたことがない。他にあるのかな?
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それがオペラ座の夜のシングルカットをどうするか?の論争にも現れていましたね。メンバーはボヘミアン・ラプソディの新しさに確信を持っていたけれど、ポップな良曲であるマイ・ベストフレンドを推す声が多く、レコード会社の重役はシンプルなロック、アイム・イン・ラヴ・ウィズ・マイ・カーを推す。
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マイ・ベストフレンドはジョン・ディーコンの曲で、アイム・イン・ラヴ・ウィズ・マイ・カーはロジャー・テイラーだ。アルバム全体の基調を作っていたのはブライアン・メイだし、この頃からメンバーの実力は伯仲していて「フレディとその他」ではなかった。ただ、スター性はフレディが圧倒的だったが。
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ロジャー・テイラーのシンプル・ロック好きは、メンバーの間でも少し揶揄いの対象になっていたんだな。ロジャー・テイラーはクイーンの中では遅咲きのヒットメイカーだけど、ルックスの甘さによる人気が、逆にミュージシャンとしての評価を遅らせた面もあったのではないかと思う。私は好きなんだよね。
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普通、アルバムは一度通して聴いた後は、気に入った曲をピックアップして聴くようになるものなのだけれど、クイーンの「オペラ座の夜」は、必ず、最初のデス・オン・トゥ・レッグスから最後のボヘミアン・ラプソディまで全て一気に聴かないと気が済まなかった。
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『ボヘミアン・ラプソディ』は絶賛の声が日増しに増加し「泣ける」「感動の映画」として評価が定着しそうである。本当に不思議。別に嫌いな映画ではなく、悪口を言いたい訳でもないので、ただ当惑する。どちらかと言うと、余りドラマのない人達を何とかドラマに当てはめようとした無理を感じましたが。
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映画では、車を売った金で作ったファーストアルバムの制作中に、何故か“輝ける7つの海”を録っていて、そのレコーディング風景に目を付けられるのだが、いわゆるクイーン・サウンドが最初に確立したのが“輝ける7つの海”だと思うので、時間軸を圧縮した描写だと考えれば、間違っているとも言えないよね。
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ラジオから「キラー・クイーン」が流れて来た時は衝撃だった。サウンドの厚みや洗練度が、同時代の他のロックやポップスとは「レベルが違う」と感じたのだ。初めて買った洋楽のシングルで繰り返し聴いた。今の人たちに、当時のクイーン・サウンドの圧倒的な“新しさ”って、どのくらい伝わるのだろう?
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キラークイーンの収録されたサードアルバムから、no synthesizer!という但し書きが表記され始める。シンセサイザーを使わずに生演奏の多重録音でそれまでにないサウンドを作り出しているクイーンのプライドが現れているが、これに対してもメディアは「いちいち厭味ったらしい」などと揶揄したりした。
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それを知らないと「ザ・ゲーム」の衝撃は理解できない。このアルバムでクイーンは初めて本格的にシンセサイザーを導入したが、当時すでに完全に古くなっていた、シンセサイザーの最も初期の使い方をあえてしているのだ。「僕らは大抵の事は生録で出来るけど、これは無理だからね」と嘯いているようだ。
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クイーンが初めてシンセサイザーを本格的に導入した「ザ・ゲーム」のサウンドは、むしろシンプルなロックだった。そこにクイーンの自信とプライドを感じるが、彼らがこのアルバムで遂に全米№1を獲得したのは偶然ではないだろう。米国の人って、やっぱりシンプルなロックが好きなんだと思うな。
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実際、それまでもクイーンは米国向けにはロックテイストの強い曲をシングルカットしていた(例えばタイ・ユア・マザー・ダウン)。「オペラ座の夜」からのシングルカットが論争になった時に、レコード会社の重役がアイム・イン・ラヴ・ウィズ・マイ・カーを推したのも、米国市場を意識したのだろう。
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ロジャー・テイラーのアイム・イン・ラヴ・ウィズ・マイ・カーがボヘミアン・ラプソディのカップリングになったことは、後にメンバーの軋轢の火種になるんですよね。ボヘミアン・ラプソディがロングヒットになったことで、ロジャー・テイラーにもかなりの印税が入り「なんでお前が」となったらしい。
ブックストア ウディ本舗 @woody_honpo
これは、ロジャー・テイラーのソングライターとしての評価が、メンバーの中では高くなかったことを表していると思う。映画とは違い、現実にクイーンで最初にソロ・デビューしたのはロジャー・テイラーなのだけれど、それは彼がグループに感じていた「疎外感」が背景にあったのではないだろうか?
ブックストア ウディ本舗 @woody_honpo
クイーンはサウンドは素晴らしいけれど「反体制色」がないのが不満だったが、ロジャー・テイラーは伝統的なロックの人で社会派なんだよね。だから肩入れしていたので、彼が「レディオ・ガ・ガ」で№1ヒットを飛ばした時は「遂にやったね」という感じで嬉しかったよ。
ブックストア ウディ本舗 @woody_honpo
1970~80年代に活躍した大物映画プロデューサー、ディノ・デ・ラウレンティスは一時期、サウンドトラックに有名ロックバンドを起用したがった。「そうすればサントラも売れるから一石二鳥」というシンプルな発想だが、その映画がロックに向くかどうかは気にしなかったので、監督とはトラブルになった。
ブックストア ウディ本舗 @woody_honpo
「コナン・ザ・グレート」のジョン・ミリアスはラウレンティスと大喧嘩してロックをやめさせた。「砂の惑星」のデヴィッド・リンチはロックバンドのTOTOを起用して、しかしオーケストラを書かせるという変化球に出た。結局、このアイディアの唯一の成功例は「フラッシュ・ゴードン」のクイーンだった。
ブックストア ウディ本舗 @woody_honpo
「フラッシュ・ゴードン」の音楽がクイーンじゃなかったら、この映画が後にカルトムービー化することもなかったのでは?映画に対する「愛」と「からかい」が両方感じられて、バカバカしくも素晴らしい。ちなみに、このサントラは明らかにブライアン・メイ主導で作られていますね。好きそうだもんね。
ウディすすむ @woody_susumu
クイーンの映画「ボヘミアン・ラプソディ」に全く描かれていない2つの大きなイベントは、最初の日本公演と南アでのコンサートだ。どちらも、今は余り積極的に触れたくないのだろう。世界から批判されたアパルトヘイト下での南ア公演はともかく、日本公演は彼らにとって輝かしい記憶だった筈なのにね。
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コメント

Prawnpeel @prawnpeel 2018年11月26日
「『今、日本びいきと思われるのは得策ではない』とクイーンが考えるような国に、私たちが自らなった」って、何の事を指しているんだろう?
ろんどん @lawtomol 2018年11月26日
こちらの記事だと、日本公演のシーンも撮影されたけどカットされちゃったとのこと。「39」を歌ってるようなので、完全版でもディレクターズカット版でもとにかく見てみたいものです https://www.google.co.jp/amp/s/front-row.jp/_amp/_ct/17225512
やし○ @kkr8612 2018年11月26日
オタクがめんどくさいのは特定のジャンルに限った話じゃない普遍的な傾向なんだなあというのがとてもよくわかるまとめ(洋楽オタクはそもそも昔からめんどくさいことで有名ではあるが)
mikumiku_aloha @mikumiku_aloha 2018年11月26日
「クイーン・ファンってバカにされて来た」のは日本国内で日本のロックマニアにじゃないかな。
やし○ @kkr8612 2018年11月26日
Queenが世界的な人気を得ていく中で早い時期にに受けたのは日本なんだから日本ツアー抜いたらダメでしょ、という気持ちは勿論理解できるんだけど、ロックならアメリカで評価されないと世界で評価されないのと同じ、っていう当時の風潮とゲイコミュニティに入っていくところを描かないといけなくて尺の関係で日本パート削らないとってなってしまったならそれはしょうがないんじゃなかな。円盤でノーカット完全版が発売されるといいね。
雨宮夏樹 @q_b_384 2018年11月27日
上でも出ていますが日本公演のシーンはちゃんと撮影されてます。ただまあ「クイーンと日本」って映画を2時間撮れるくらいに来日エピソード豊富なバンドですから、中途半端にやるくらいならばっさりカット、って考え方もありますよね。
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