2010/04/06 「『電子書籍の衝撃』出版記念講演会」における佐々木俊尚氏講演内容のまとめ

@yusuke3ta氏による講演速記を時系列でそのまま並べさせてもらいました。
4
@yusuke3ta

アメリカではiPadに最適なUIを雑誌、新聞各社が模索している。日本では、電通のプラットフォームに乗っかっているだけで、独自のUIを模索していない。コンテンツで差別化といっているが、UIの差別化も必要。 #denshi

2010-04-06 19:49:54
@yusuke3ta

アプリ化する本:辞書、地図、時点、絵本、教科書。アプリ化しない本:文芸書をはじめとする「読み物」 #denshi

2010-04-06 19:50:55
@yusuke3ta

文字を読むのと、音声などの組み合わせは、ほとんどうまくいかないと思っている。 #denshi

2010-04-06 19:52:01
@yusuke3ta

チームラボの猪子さんの話。ケータイの形態に最適なコンテンツというのは、まだ出現していない。ケータイしか表現できないコンテンツというのはある。 #denshi

2010-04-06 19:53:42
@yusuke3ta

いままでは流通コストで割に合わなかった小さいコンテンツが流通しやすくなる。しかし、小さいコンテンツでは、支払いに際してのコストが割に合わない。 #denshi

2010-04-06 19:55:49
@yusuke3ta

ただし、マイクロコンテンツは電子書籍の本質ではない。 #denshi

2010-04-06 19:56:22
@yusuke3ta

レイヤードブックなどの話も出てきた。書籍のソーシャル化などは本質ではないらしい。 #denshi

2010-04-06 19:57:31
@yusuke3ta

コンテンツ、コンテナ、コンベヤで考えると、電子書籍は変わらない。 #denshi

2010-04-06 19:59:01
@yusuke3ta

コンテナが変化すると大規模な変化がおきる。印刷が生まれたおかげで、ルネサンス発生。電子書籍も同じ変化が起こるのでは。 #denshi

2010-04-06 20:00:45
@yusuke3ta

電子書籍によって、本はアンビエント化=偏在するようになある。常にどこでも手に入る状態を指す。 #denshi

2010-04-06 20:01:31
@yusuke3ta

アンビエントミュージックというとブライアン・イーノが有名。彼のインタビューをスライドに表示して引用中。 #denshi

2010-04-06 20:02:53
@yusuke3ta

音楽は流行でしかなかった。昔の人はなんかの曲を聞くと、時代を思い出す。しかし、デジタル化によって、在庫概念がなくなると、昔の曲もいまの曲も区別されなくなる。 #denshi

2010-04-06 20:04:22
@yusuke3ta

デジタル化によって、音楽を持っていることに意味はなくなってきた。電子化されると、本を所有することに意味はなくなっていく。さらに、電子化によって古い本に意味が見出されていく。 #denshi

2010-04-06 20:05:33
@yusuke3ta

電子化によって、過去の本と勝負しなきゃいけなくなる。 #denshi

2010-04-06 20:08:00
@yusuke3ta

いまの本のプロモーションは、新聞広告などを使っているが、音楽では、プロモーションの意味がほとんどなくなってきていて、いい曲じゃないと生き残れなくなってきた。音楽のミリオンセラーは減ってきている。 #denshi

2010-04-06 20:09:23
@yusuke3ta

年間のミリオンセラーは全盛期に比べて減っている。音楽を聞く人が拡散してきている。これは文化として間違っているのか。これは決して悪いことではなくて、音楽文化の成熟である。 #denshi

2010-04-06 20:10:33
@yusuke3ta

アンビエント化の意味とは、購入と読書が、常にいつでもどこでも参照可能になる。 #denshi

2010-04-06 20:11:32
@yusuke3ta

アンビエント化されると、検索可能になると、瞬時本が手に入るようになる。 #denshi

2010-04-06 20:12:12
@yusuke3ta

本を売るというのは、かなり大変なこと。1冊の本がかつての1/3の売り上げになっている。 #denshi

2010-04-06 20:13:17
@yusuke3ta

丸善本店に入った途端に自己啓発書がずらーと並んでいて、がっかりする。 #denshi

2010-04-06 20:14:06
@yusuke3ta

取次ぎの功罪の話。アメリカでは、雑誌と書籍の流通が別々。雑誌は大量流通、書籍は少量流通。日本では、雑誌も書籍も同じに流通されていた。これによって90年代半ばまではよかった。しかし、90年代半ば以降マスが崩壊してから流通面で取り次ぎシステムが罪の面が大きくなってきた #denshi

2010-04-06 20:16:46
@yusuke3ta

電子書籍のいい点は、取次ぎシステムを破壊してくれることにある。そこに期待している。それがなされれば別に本でもかまわない。 #denshi

2010-04-06 20:17:25
@yusuke3ta

おとりよせネットの話。http://www.otoriyose.net/ このサイトでは、商品に物語を付与することで購入の動機付けにしている。 #denshi

2010-04-06 20:18:40
@yusuke3ta

たぬきちさんのリストラなうの話。自分の本を読んで退職を決意したそうなので、責任重大だと感じた。http://d.hatena.ne.jp/tanu_ki/ #denshi

2010-04-06 20:20:29