榊一郎先生のバイオハザード換骨奪胎

榊一郎@ノベライズ『サマナーズウォー』1&2発売中♪ @ichiro_sakaki

まあ、泳ぐゾンビってあんま想像出来ないし、普通に魚にたかられて全滅しそうな気がするしねｗ＜船が沈めばゾンビ全滅 #sousaku

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飛行機とかでもいいんですが、船に比べると小さいのと、すぐに落ちちゃう印象なので、難しい。列車も同様。船はクルー全滅してもとりあえずは浮かんでるしね。 #sousaku

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では舞台は大型客船に。最後は客船沈んでゾンビ全滅で。ではそこから逆算開始。そもそもバイオハザードっぽい話となると、やっぱり呪いとかじゃなくて、細菌兵器系か＜ゾンビ　 #sousaku

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この間見たアイアムレジェンドは、確か、治療用ウイルスの暴走とかそんなんだったような。ともかく、では、アンブレラ――はまずいから、仮に「パラソル」社とでもしておきましょうか、パラソル社が開発した生物兵器が原因。 #sousaku

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で、生物兵器が原因でゾンビが大型客船に大量発生するという場合。さてこれは「故意」か「事故」か。どっちでもアリですが、とりあえず故意に。さすがに町一つとなると、事故にしておかないとリアリティないですが、逆に「極めて小規模な町」である大型客船だと、実験もアリかなと。 #sousaku

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この場合に、実験するとなると、一体何の実験か？　単にゾンビが何を食うかとか、ゾンビがどんな風な生態か、みたいなのは船一つ使う必要がない。実験施設でＯＫ。ならば、「敵地（閉鎖地域）にゾンビを一体投入した場合の全滅までシミュレーション」として行われたとする。 #sousaku

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もし、「後腐れ無くゾンビを一挙に葬れる理想的な小さな町」として大型客船を使った場合。当然、実験者が兵器としてのウイルスの有効性を確かめる為の実験だとしたら、必ず投入しておくべき要素が一つある。それは軍隊や警察と言った武装した存在。 #sousaku

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敢えてゾンビと戦えるレベルの武装存在を一定数客の中に入れる（あるいは対海賊用の船の護衛役という名目ですえる）。これがまあ、ゾンビものの定番、銃火器使ってドカチャカやる為の「そこに武器がある事の必然性」に繋がる訳ですな。 #sousaku

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なにせ、敵国に投入して滅ぼすまでのシミュレーションですから、敵国の軍隊とか警察が、ゾンビを倒して事態を収拾しようとする訳ですし、どの程度の兵力が、ゾンビの増殖力と拮抗するか、条件面も含めて検証しそうでしょ。 #sousaku

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さて。大まかに舞台設定は終了。舞台は大型客船。閉鎖地域へのゾンビウイルス投入のシミュレーションとして実験に供される。「よりリアルにするために」武装した人間（警官や軍隊に相当する）者達も、手配され、何も知らずに乗っている。 #sousaku

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更に、このデータを摂る為に、パラソル社は、研究員と、非常用の制圧部隊（ただし少数。どっちかというと、研究者の護衛）を乗せた、この大型船の近くに、船を置いている。無線でデータを回収する（大型船にはカメラなど多数）。近くに居るのは、データの秘匿性の為。盗聴防止ね。 #sousaku

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この近くに居るパラソル社の船の設定は、オチに重要。 #sousaku

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で――普通にバイオなら、ここで主人公が警官だったりするんでしょうが、これはラノベという事で、敢えて、日本人の高校生にします。卒業旅行で仲の良い四人組（男女二人ずつ）が客船に乗っている。ついでにこの手の話の定番、「凶悪犯を護送中の刑事」も乗っているとしておくｗ #sousaku

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なんでこういうひねりをいれているかというと、バイオそのものは、やはりリアルタイムアクションのゲームですから、ドラマが弱い（というかあるにはあるものの、ゲーム性に対して従属的な位置に来ている。当然ですが）。でもラノベがそれじゃきつい。ラノベ的なドラマを入れたい。 #sousaku

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どうせだからドラマ入れるならラブロマンスにしよう。ただしそれが話の主軸には出来ないから（あくまでゾンビ船でのサバイバルがメイン）、主人公とヒロインは最初からある程度親しい、でも友達以上恋人未満って事にしておく。 #sousaku

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ではこの二人のラブなドラマはどんな風にする？　どうせなら「ゾンビもの」である事にからめた方が面白いというか、場面に深みがでる。ゾンビとはなんぞや？　ゾンビとは「死んでも動いて生きている者に影響を与える」というのが特徴。 #sousaku

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「死んで居るのに居なくならない」――これを一つドラマのテーマにすえる。生者に影響を与える死者。じゃあ例えば――「主人公の男の子は、ヒロインの姉と恋仲だったが、姉は死亡。ヒロインは主人公が好きだけど、姉の一件もあり、言い出せない。あるいは姉の代用になりたくない」 #sousaku

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そんな、相思相愛の半歩手前の主人公とヒロイン。その様子に気を使った友人（こちらは公認カップル）達が、卒業旅行を企画したとする。 何も知らずに大型客船に乗り、卒業旅行を楽しんでいる彼等は、ゾンビ実験に巻き込まれる。#sousaku

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まあ細かい途中ははしょるとして。最終的に、この設定だと、ゾンビ＝姉な訳です、ヒロインにとっては。死んだのに居なくならない。ずっと主人公の心の中に居る。だから、例えば、何かの際に、ゾンビにやられそうになった主人公をヒロインが助ける際に、 #sousaku

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「アナタは死んでるの！　死んでるのよ！　居なくなってよ！　お願いだから……！！」とか泣きながら、鉄パイプでゾンビを滅多撃ちにするヒロイン（普段は大人しめ系）が一つの山場。ヒロインにとっては眼の前のゾンビと姉がダブる。彼をとってしまう敵として。 #sousaku

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さて。とりあえず、一つのドラマの軸はこれでいいとして（最終的にどう処理するかはオチ近くで考える）。ハイスクールオブザデッドとかでもやっとりますが。ゾンビもののきっつい部分の一つに、「知り合いがゾンビ化する事。知り合いの姿をした怪物を殺す葛藤」がある。 #sousaku

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そう！　当然、一緒に来ていた友達二人（カップル）はゾンビ化する！（当然なのかよ）　これを泣きながら殺す――もとい破壊する主人公とヒロイン。共犯意識と罪の意識が芽生える。 #sousaku

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@tomoaki78798 うん、それもありなんですけどね。姉はずっと前に死んでてくれた方が、最終的に、主人公とヒロインが結ばれても違和感ないんですよ。なんせ、下手すると、主人公、「ゾンビ化したからあっさり姉を棄てて妹に乗り換えた」風にもみえかねんもんで。

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でもって。親友を殺しちゃった罪の意識と、ゾンビ達が押し寄せてくる絶望感でいっそ死のう、みたいになる二人を、説得する人が必要。出来れば大人。それも、説得力を持たせる為には「むしろ殺してやる方が救いになる」みたいな事を言える、実経験のある人。 #sousaku

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はい、お気づきですね、ここで先においてあった「凶悪犯を護送中の刑事」が効いてきます。というか、船の護衛隊とかは早々に全滅するのが基本（ゾンビの恐ろしさを演出するのに）なので、一介の高校生である主人公達が、生き残る為には、かれらが混乱から立ち直るまで、 #sousaku