アニヲタが、『カメラを止めるな』に、既視感を覚えた理由

トモ @BrightiaPulse

各所で絶賛の映画『カメラを止めるな』！ 今週に入って、パクリ疑惑が発生し、新たな騒動に発展していますが・・・😅 現在、問題になっている原案の舞台劇とは別に、既視感と言うか、ある作品との共通点について感じたことがあるので記しておこうと思います🙇 #カメラを止めるな #ネタバレ注意 pic.twitter.com/I5tLqKIc4Q

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すでに、パクリ騒動を受けて、雑誌やテレビ番組でも、『カメラを止めるな』のストーリーや構成要素が語られ始めたので、今回は、ネタバレ全開で行きます❗ 本作は、おおまかに ゾンビ映画パート（冒頭） 劇中劇の企画パート（中盤） 劇中劇の撮影パート（終盤） の三部構成となっていますが・・・。

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この様に、三部構成からなるストーリーと、類似性の高いアニメ作品が、１４年前に放送されておりました❗ 『変身三部作』と呼ばれる、その連作アニメは、 ・超変身∞コスプレイヤー ・ヒットをねらえ ・Ｌｏｖe　Ｌｏｖe？ の三作品から成り立っています😌 次に各作品の内容を見てみましょう✋ pic.twitter.com/BlmSPEfGaZ

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超変身∞コスプレイヤーのあらすじ コスプレ好きの女子高生である星野古都が、偶然邪神を復活させてしまい、その結果世界は魔物の徘徊する危機的状況に陥る。この状況を打破するため、彼女はコスモポリタンプレイヤーの一人であるミコレイヤーとなり、仲間のレイヤー達とともに敵と戦っていく。 pic.twitter.com/TDtWn5QSNv

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ヒットをねらえ！のあらすじ 番組制作会社・宝竹の新米プロデューサー生田美月に初仕事が任されることになった。タイトルは『超変身コス∞プレイヤー』。彼女はどこか釈然としないものを感じつつ、慣れない中、関係者の気まぐれや横車に振り回されながらも、必死に番組作りに邁進していくことになる。 pic.twitter.com/ooXcolgIfB

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ＬＯＶＥ　ＬＯＶＥ？のあらすじ 特撮好きの高校生・大泉直人は、『超変身コス∞プレイヤー』の原作を担当すると共に、立場を隠し、メイキングの撮影係となる。それは、彼が好意を持つ同級生の八神菜摘が出演する事になったから。しかし、何故か彼女以外の出演女性達からも次々とアプローチを受け・・ pic.twitter.com/LkmqQYsEon

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一連の『変身三部作』の特長として、『超変身∞コスプレイヤー』と言う特撮番組を異なる３つの視点から描いている点が挙げられます✋ その３つの視点とは ・視聴者（コス∞プレイヤー） ・制作者（ヒットをねらえ！） ・原作者＆出演者（LOVE LOVE?） の各作品に対応している訳ですが・・・😃 pic.twitter.com/TVsVCCdp92

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超変身コス∞プレイヤーの概要 アニメの新番組として、タイトルそのままに放送されたため、当初は深夜放送に相応しい、特撮風お色気アニメとして認知されたハズ😓 ストーリーは、前後のつながりが破綻して支離滅裂な内容の箇所も多く、 「脚本家、ちゃんと仕事しろ💢」 と思ったモノですが・・・😅 pic.twitter.com/dYoLNT3vew

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ヒットをねらえ！の概要 制作者の視点から見た『超変身コス∞プレイヤー』という色物特撮番組の制作過程を描写（ここで、『コス∞』が劇中劇であることが明かされる） 局上層部やスポンサー等関連会社、芸能事務所などに振り回される現場の苦労がコメディ調に描かれ・・・😃 （アレ？既視感が😅） pic.twitter.com/Yhtb6Dwhdm

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ＬＯＶＥ　ＬＯＶＥ？の概要 出演者・原作者（撮影現場）の視点から見た『コス∞』内部の人間関係を描いた作品。ギャルゲー的ラブコメのノリながら、登場人物が色仕掛けによる出番獲得を試みる等、ドロドロとした部分も😓 さらに、『コス∞』のストーリーが破綻した伏線も回収され😅 （おやまあ😲） pic.twitter.com/xA4spV6UGV

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・・・と、『カメラを止めるな』と『変身三部作』のストーリー構成の共通点を挙げた訳ですが😅 例の舞台劇とのパクリ騒動は、横に置いても、 「『カメ止め』の斬新なアイディアがスゴい」 と言う大勢を占める感想に、個人的に違和感を覚えたのは、変身三部作との類似性が気になったからです🙇 pic.twitter.com/MR3gIL7PaK

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これは、『カメラを止めるな』を評価していないと言うことでなく 「優れた点は三部構造のアイデア以外にあるのでは？」 と考えていると言う事です😲 そのアイデアが評価されるなら、『変身～』も、高く評価されるべきですが、残念ながらアニメファンの中ですら評価＆知名度が高い作品とは言えません pic.twitter.com/lYDaH2r9R4

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そんな訳で、同じ様なストーリー構成でありながら、『カメラを止めるな』と『変身三部作』の評価に大きな差があるのは、何故か❗❔ もう少し、両作品を比較しながら、検討してみましょうm(__)m

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『カメラを止めるな』が、低予算映画ながら、映画マニアの中での話題と言う枠を越えて、大ヒットに繋がった最大の要因は、やはり、前半に散りばめられた伏線を 「笑いとカタルシスを高度に融合させつつ回収してみせる」 と言うエンターテイメントの基本に、忠実だった点にあると考えています🙇 pic.twitter.com/WQYNgkHMNI

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一方の『変身三部作』は、劇中劇の第１部『コス∞プレイヤー』、制作サイドの事情をコメディ風に描いた第２部『ヒット～』までは、後発の『カメラを止めるな』と、ほぼ同様のストーリー展開を見せます😲 （『カメ止め』の原案とされる舞台劇よりも１０年早くアイデアを実現していた点は評価すべき） pic.twitter.com/bEZOTUUKZ2

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ただ、『カメラを止めるな』で、最も盛り上がる終盤に当たる第３部『ＬＯＶＥ～』では、劇中劇の伏線回収は行われるものの・・・😅 単体としては、深夜アニメらしい制約からか、萌え＆お色気を多分に含んだラブコメにリソースが割かれたため、『カメ止め』ほどのカタルシスを感じられませんでした😥 pic.twitter.com/n0S5CDUjyy

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『カメラを止めるな』のヒットを受けて、２０１８年の時点から振り返ってみるに、終盤にて、お色気要素に走らなければならなかった点は、少し勿体なかったかな、と思ったりもします🙇 （『ＬＯＶＥ　ＬＯＶＥ？』は、失敗作では無いし、萌え路線こそが深夜アニメ・エンタメの王道ではあるのですが😅） pic.twitter.com/YPfmXM68C2

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こうして両作品を比較して見ると、中盤まで同じ様なストーリー構造を持つ作品でも、終盤の展開によって、作品の印象は変わってしまのだな、と・・・😅 『カメ止め』については、三部構造のアイデア以上に、痛快に伏線を回収していく脚本のカンセイドに面白さの本質があるのではないかと考えます🙇 pic.twitter.com/mMCgZFE7OZ

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・・・と同時に、 《劇中劇を用いた二重構造》 と言うアイデアのみに焦点を当てて賞賛するなら、同じストーリー構成の『変身三部作』も、もう少し評価されても良いのではないか、と思ったりもします🙇 （Twitter界隈では、両作品の類似性を指摘する声は、ほとんど見られない様です😅） pic.twitter.com/wW6F9WNkl9

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そんな訳で、『カメラを止めるな！』と『変身三部作』の評価の分かれ目は、終盤の展開にあった、と結論づけたい訳ですが😅 １４年前の作品にも関わらず『変身～』が、自分の記憶に残っていたのは、劇中劇を利用したアイデア以外にも要因があった様に感じます😃 さらに、両作品の比較を続けましょう✋ pic.twitter.com/y782kXrVaZ

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『カメラを止めるな』と『変身三部作』の両作品には、ストーリー構成とともに、もう１つの共通点がある様に感じます😌 それは、ドラマ撮影の撮影現場を舞台としているところ😃 かたやゾンビ映画、かたや特撮ドラマと、両者ともＢ級の香りが漂いますが、この点が両作品に共通した魅力となっています🙋 pic.twitter.com/aKOxQZe61I

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『カメラを止めるな』の上田監督は、数多くの（無名）映画の撮影に関わられた様で、一方の『変身三部作』の脚本を務めた荒川稔久氏は、これまた数多くの特撮番組の脚本を担当されておられます😲 この点が、撮影現場のリアルな描写と現場愛を感じさせる作風に繋がったのかな、と感じます🙇 pic.twitter.com/yTIeDCUe1Z

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・・・が、両者ともに物語の終盤で作品作りの現場愛を見せてくれるものの、視聴者が、登場人物たちに感情移入できる度合いについては、両作品の間には、大きく差がありまして😅 トーク・イベントの相方である縛りやトーマスさんも、この点に言及しておられます😓 sthomas.otaden.jp/e444165.html

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トーマスさんも指摘されてる通り、周囲の身勝手やトラブルにめげず、作品作りに真摯に取り組む『カメ止め』に比べて、『ＬＯＶＥ～』の登場人物は、私利私欲にまみれた女優陣や私怨に満ちたシナリオを描く脚本家など、若者とは言え、視る者が共感しづらい点が致命傷になったと言えるでしょうか😥 pic.twitter.com/4PUxIYYPM9

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仕事上や人間関係で理不尽な想いをした経験のある全ての人達が、自身を重ね合わせて、応援したくなる『カメラを止めるな』の登場人物に対して、我欲むき出しの『ＬＯＶＥ　ＬＯＶＥ』のキャラクター達には、シンパシーを感じたり、胸を熱くさせられたりする点は少ないと言えるでしょう😰 pic.twitter.com/mzMAsgxGb0

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