【横山光輝「三国志」講座192「火攻め水攻め」】

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座192「火攻め水攻め」01】 第192話です。曹操は馬超に対抗するため、城を築き始めます。八割方出来てきた所で、馬超はそろそろ攻めるか、と腰を上げます。ただ見ていただけではなく、かねてから城攻めの作戦は練っていた模様です。馬超は将達を呼び集め、作戦決行を伝えます。

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【横山光輝「三国志」講座192「火攻め水攻め」02】 闇夜に紛れて進む馬超たち。それっと合図をして攻め入る馬超たち。一方、瓶を積んだ荷馬車隊が河岸に向かっていきます。馬岱の合図で、瓶をおろし、中に入っている液体を河に流し込みます。水面に広がったのを見た馬岱は火をつけろと命じます。

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【横山光輝「三国志」講座192「火攻め水攻め」03】 瓶の中身は油でした。兵士が火をつけると、あっという間に炎が広がります。そして、その炎は曹操の陣にまで到達。慌てて消火しようとしますが、川面の油の火が簡単に消せるわけはありません。曹軍の混乱を見た馬超は、突っ込んでいきます。

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【横山光輝「三国志」講座192「火攻め水攻め」04】 西涼兵は、火のついた壺を振り回します。中には油が入っています。今で言う火炎瓶みたいなものです。次々と曹軍が築いた城に投げ込みます。突貫工事ゆえ、素材は木材が中心。油びたしになった城は燃えるに任せたままとなります。

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【横山光輝「三国志」講座192「火攻め水攻め」05】 夜が明ける頃には、せっかく造った城があらかた灰になってしまいました。これには曹操も悔しさを隠しきれません。城がない以上、曹軍兵は再びテント暮らしを余儀なくされます。

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【横山光輝「三国志」講座192「火攻め水攻め」06】 曹仁は、城は必要ゆえ、今度は渭水の堤を利用し、土塁を高く築いて地下城を造ってはどうかと提案します。盛土なら焼き討ちもできまいと曹操はその案を採用。人夫を3万人に増やし、地下城を造るように命じます。こうして再び城作りが始まります。

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【横山光輝「三国志」講座192「火攻め水攻め」07】 土を掘らせ、掘られた土は積み上げられ、厚い土壁とします。ピラミッドのように積み上げられていく城。作業員達は必死に土を運びますが、川の水が少なくなってきたことに気付いた者達がいます。いったいどういうことだろうか、と不思議がります。

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【横山光輝「三国志」講座192「火攻め水攻め」08】 そのうち大雨が降ります。その翌日ですが、普通、大雨が降ったら河の水は増水しているはずですが、水位が変わりません。兵士たちもおかしいと思い始め、調べる必要があるといい始めていたその矢先です。

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【横山光輝「三国志」講座192「火攻め水攻め」09】 ゴゴゴゴと轟音とともに、大量の水が押し寄せてきます。津波だ、洪水だと兵士たちは大慌て。ただの増水ではなく、一気に水が押し寄せる津波では、いかに高く積み上げたとはいえ、軽々と壁を越えてしまいます。乗り越えた水は城内に流れ込みます。

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【横山光輝「三国志」講座192「火攻め水攻め」10】 馬超は曹操が地下城を造ると知った時から、上流に堰を造り、河水をためていました。そして、水量が増したと同時に堰を切って落としたのです。 小石混じりの河原の土なので、この水の勢いにはひとたまりもなく崩れ落ちます。

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【横山光輝「三国志」講座192「火攻め水攻め」11】 地下城はあとかたもなくなり、曹操の城づくりは文字通り、水の泡となってしまいました。 ここまでのところ、馬超が有利に戦を進めています。しかし、曹操がこのまま終わるはずはありません。次なる手は…、と続きはまた次回です。 今回はここまで。