ディスコミュニケーションの場をひらくー多職種連携のためのリフレクティング」矢原隆行を読む

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kingstone @king1234stone

「対話がひらくこころの多職種連携」 オープンダイアローグの文が最初続きます。私自身はODに「学ぶべきところはあるな」「でも今はそれどころじゃないよな」みたいな思いが常にありましたが、これ読んで少し明確になったみたい。あと「現場から」が面白い。 amazon.co.jp/%E5%AF%BE%E8%A…

2018-12-22 19:45:59
kingstone @king1234stone

「オープンダイアローグが拓く連携 ディスコミュニケーションの場をひらくー多職種連携のためのリフレクティング」矢原隆行(熊本大学大学院社会文化科学研究科) ①(ディスコミュニケーションはどうやら鶴見俊輔の作った和製英語らしいとのこと)

2018-12-22 20:02:05
kingstone @king1234stone

②"多職種連携とは、異なる複数の専門職が単独では達成困難な目標に協力して取り組むプロセスを指す" (で、それぞれの専門職の中では「同じ物差し」が使われるので、その時はディスコミュニケーションとなっても、コミュニケーションが継続できると言われるのだが・・・)

2018-12-22 20:04:57
kingstone @king1234stone

③(本当に「同じ物差し」があるのだろうか。あるいは決定的に間違った「同じ物差し」を使っている専門家集団に相対する時はどうすればいいのだろうか)

2018-12-22 20:06:21
kingstone @king1234stone

④この中で、2012年に高齢者福祉施設5カ所での介護職と看護職の、2015年に複数の福祉施設や病院を擁する大規模社会福祉法人での全職員対象の調査の結果が出ている。

2018-12-22 22:18:27
kingstone @king1234stone

⑤2012年の結果。 同職種間の評価はほぼ差が見られない。 "「他の職種との話し合いの機会が十分にある」「他の職種との連携がスムーズにおこなわれている」「他の職種の仕事内用について、お互いに適切に理解している」という項目について" "看護職側が一貫してより高く、介護職側が一貫して低い"

2018-12-22 22:21:13
kingstone @king1234stone

⑥2015年の調査の結果 連携の質に関して一貫して高い自己評価は医師。 他の部署からみて一貫して低い評価を得ていたのは医師。 これらの調査から著者の仮説は、「連携はうまくいっている」という評価が高いのはヒエラルヒーの上位者であり、低いと考えるのはヒエラルヒーの下位者であると。

2018-12-22 22:26:03
kingstone @king1234stone

⑦(この仮説については、他にもいろんな条件がありそう。しかし、ひとつ思うのは、児童の障害福祉における支援会議では、医師が出席することはほとんどなく、ヒエラルヒーのトップは学校(教師)であるということ。周囲を見てもまずは学校(教師)の都合のいい日を出してもらって日時を決める)

2018-12-22 22:30:39
kingstone @king1234stone

⑧(しかし社会的ヒエラルヒーでなく、実際の会議の現場のヒエラルヒーは、ひょっとしたら、めまぐるしく変わっていくのかもしれない。で、それが良きファシリテーションかも)

2018-12-22 22:36:47
kingstone @king1234stone

⑨著者はファシリテーションのためにリフレクティング・トークを勧め、その要点が"職種間の対話をはっきりと分断すること"と書かれている。ある意味、それぞれの職種(そして当事者)が言いっぱなし、他の職種は聞きっぱなしにできるようにし、しかしそれを何巡かして"内なる会話""外なる会話"をする

2018-12-22 22:42:07
kingstone @king1234stone

⑩それによってメタコミュニケーションをできるようにしていく、というもの。

2018-12-22 22:42:42