2018年にkossQ(古瀬学)が劇場で観た映画169本+α

manabu 'koss' kose @kossQ

『生きてるだけで、愛。』@新ピカ。すごい熱量と確実な制御。よかった、かな。疲れもしたな。疲れすぎない工夫もあったけれど。自分の中の位置づけがうまくできない感じ。趣里の体当たりの演技は素晴らしいがギリギリと生生しく、一方で受けの菅田将暉は静かにドーンと器が大きい。

manabu 'koss' kose @kossQ

『ごっこ』@ユーロスペース。話の展開にやや強引さはあるが、空気感と俳優の演技で走り切る。元からちょっとヤバ目な顔の千原ジュニアがあんな顔するから映せるギリギリのヤバさになって、涙を絞り取られるわ。子役もすごいね。そしてやっぱり女優・清水富美加は惜しいことしたなあ。

manabu 'koss' kose @kossQ

『ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』@TOHO新宿。これまでの作品はほぼ知らない状態で観る。世界観が分からないなりに、メタな構成だと分かって「ああここはメタってるね」とさらにメタで観た。後半空気感が変わるとそんな見方しなくてよくてちょっと気持ち良かった。

manabu 'koss' kose @kossQ

『人魚の眠る家』@新ピカ。意外にも手堅い佳作。事故・子供を失う・正気を失う・何かにすがる…いろんな形の恐ろしさが練り込まれている。

manabu 'koss' kose @kossQ

『ボヘミアン・ラプソディ』@TOHO日比谷IMAX。2回目。端正な音響。ロックでライブな音のバルト9の方が好きだな。爆音系にも行ってみるべきか。

manabu 'koss' kose @kossQ

『ファンタビ』@川崎IMAX。相変わらず「どうにでもなる」魔法の世界なんだが、それでも大人っぽい方に寄せてて好感。アップ多用も会話のスリルを出すのにプラスになっているもんね。しかしすでにビースト関係ないし、ニュートが主人公かも怪しくなってきた。

manabu 'koss' kose @kossQ

『アンクル・ドリュー』@TOHOシャンテ。映画とは呼べないレベルの商品だが、前向きな楽しさはある。NBA好きなら問題なし。

manabu 'koss' kose @kossQ

『ボーダーライン ： ソルジャーズ・デイ』@UC豊洲。前作より情に寄ってて賛否あるだろうが、エンタメ性はグッと上がって歓迎したい。こんなシブい映画なのにお約束的なヒキを入れてくるのも大歓迎よ。

manabu 'koss' kose @kossQ

『モダンライフ・イズ・ラビッシュ ～ロンドンの泣き虫ギタリスト』@新ピカ。バンド名や歌詞の引用が薄っぺらく滑る雰囲気映画だが、それはそれで徹底してるから嫌いにはなれない。ライブシーンがもう少し面白ければな。

manabu 'koss' kose @kossQ

『ハードコア』@バルト9。グダグダしながらタラタラ進む山下節は健在。俳優固有の面白さをピカピカッとときどき光らせてアクセントにするのも山下節だね。原作未読だが、かなり再現してるんじゃないかなあ。そういう匂いがする。

manabu 'koss' kose @kossQ

『くるみ割り人形』@TOHO新宿。クラシックな画面とちょっと懐かしい感じのテンポで世界観を…と褒めてみようとしてくじけたけど、マッケンジー・フォイが美しく育っているので100点。

manabu 'koss' kose @kossQ

『ガンダムNT』@新ピカ。ちとクセのあるキャラデザ、UCからは見劣りする作画、UCからさらにインフレするオカルト性向…と心配になる。が、宇宙世紀全体の俯瞰からUC直系の続編、さらにはUC2への橋渡し役として絶妙なバランスで成り立っている。話が常に動いて忙しいのだけど少なくともダレはしないし。

manabu 'koss' kose @kossQ

『ヘレディタリー』@TOHO新宿。正直終盤までじれったかったが、その終盤よ。それまで醸成してきた伏線というか素材をどんどん組み上げて、大勝利に至るあたり、気持ち良すぎだろ大好物だ。怖さは控えめ。

manabu 'koss' kose @kossQ

『来る』@TOHO新宿。想像してた通り、ホラーではないんだな。要素をモザイクのように組み合わせながら、こっちが観たいところをのらりくらりとかわしている感じ。そうこうしているうちにちゃんとクライマックスに行ってくれるのだが、そこはもう1つドーンとさ、なんか欲しかったかな。

manabu 'koss' kose @kossQ

『パッドマン 5億人の女性を救った男』@TOHO新宿。説明的過ぎるセリフや都合良すぎる展開が随所にあって映画的に不安になるも、奥さんの反応が実に素直で自然に感じられて流れに乗れた。締めのリングリッシュ演説はたぶんそこだけ観ても圧倒されるほど。

manabu 'koss' kose @kossQ

『A GHOST STORY / ア・ゴースト・ストーリー』@カリテ。意表を突くスケールの大きさ。長回しの効果は良く分からなかったけれども、あとを引く小宇宙感、好きだぜ。

manabu 'koss' kose @kossQ

『鈴木家の嘘』@新ピカ。脚本の面白さに演出が微妙に追いついていない気もしたが、まずまず面白かった。丁寧に描き過ぎて逆に迫力を失っている部分もあるようにも思えた。

manabu 'koss' kose @kossQ

『遊星からの物体X』@新ピカ。新ピカで爆音ってどういうことよ？おお、スピーカーをむき出しで配置しているのね。音の立ちあがりが早く、音が近くて、シャープ。例のベース音が刺さって来るようで映える。映画はずっと前に観た通りでした。

manabu 'koss' kose @kossQ

『おとなの恋は、まわり道』@武蔵野館。二人以外はまったくしゃべらない会話劇。会話劇好きだから楽しく観たのだが、会話を"面白く"し過ぎかな。"響く"言葉がもっと欲しかった。それに、あれくらいジョーク言えるやつはだいたいリア充だよな。

manabu 'koss' kose @kossQ

『メアリーの総て』@カリテ。フランケンシュタインの作者という以外は概ね普通のメロドラマ。けど、エル・ファニングが恋した瞬間のほろほろっとした顔だけで元は取れる。男に搾取されない女でいよう！というイマドキな表明がちら見えして興ざめしかけたが、結末はもっと広く力強いメッセージだった。

manabu 'koss' kose @kossQ

『アリー/ スター誕生』@新ピカ。イケメン主演が監督やって唄う、いけ好かない建てつけだけど、よかった。アリーが上っていくところの高揚感、よい。以降はどうしても辛くなるのだが、そこにあってもアリーを輝かせて欲しかったな。ところで、アリー役の女優さん、あんまり見ないけど歌うまいね。

manabu 'koss' kose @kossQ

『シュガー・ラッシュ：オンライン』@バルト9。とにかく楽しい。ディズニーがときどき見せるディズニーというよりピクサー的な鉄板の脚本構成に、ディズニーにしかできないネタをぶっこみまくり。辛いシーンも多いが、それで結末の説得力が増していると思う。

manabu 'koss' kose @kossQ

『シシリアン・ゴースト・ストーリー』@カリテ。瑞々しい感情と表現に満ちて、丸っと、凄惨な事件の被害者への鎮魂歌になっている。

manabu 'koss' kose @kossQ

『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』@新ピカ。笑いも交えて軽妙な作りで、広い世代・層が楽しめる良作。それでいてスリリングな展開が巧くてニクい。個人的には、いろいろ「分かる」。

manabu 'koss' kose @kossQ

『愛しのアイリーン』@テアトル新宿。年末の企画上映にて。刺激的な映画ではあるが、素直にお話の世界に取り込まれてしまう。俳優さんそれぞれの凄みが、きっちり世界にはまって生きているのだな。意外に珍しいタイプの邦画と言えるのでは。良作であり問題作。年内に観ておいて良かった。