2018年にkossQ(古瀬学)が劇場で観た映画169本+α

manabu 'koss' kose @kossQ

『バーフバリ 王の凱旋』@新ピカ。前作観てないけど大丈夫だった。どのシーンも何かが「1本多い」感じ。ムサ苦しい画と音の圧力が醸成する漫画的なシーンの集積。楽しかったわー。前作をスクリーンで観なかったのは失策である。

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『ガールズ＆パンツァー　最終章　第1話』@バルト9。砲撃の音から始まるのも、メタ気味なキャラの扱いも、戦車戦では熱く持って行くのも、手慣れた「わかってるなあ」感満載。何も言うことありますまい。

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『ジャコメッティ 最後の肖像』@TOHOシャンテ。彩度をかなり落としても、なんだか色気のある画面。お話的にも結局何も起こらないけど、なんだか色気があるのよね。クラシックハンサムなアーミー・ハマーが知的な役どころに艶っぽくハマっている。

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『キングスマン: ゴールデン・サークル』@TOHO新宿IMAX。基本的には前作を踏襲しているが、良くも悪くもまともになったかな。前作の「頭ボーン」にノレなかった僕にはこっちの方が良かった、かも。エグジーがあのグラスかけてると、にわかせんぺいを思い出す。

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『ネイビーシールズ　ナチスの金塊を奪還せよ！』@toho新宿。コメディには過ぎるほどシリアスなパートがあったり、全体としてはまあまあな具合がまさにヨーロッパコープ！以上！　あ、戦車道のシーンはとても良かったよ！

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『あゝ、荒野 後篇』@新ピカ。リバイバルで。シンプルなボクシング青春ストーリーは引き続き大成功。311とか自衛隊とか、本筋を曇らせるだけに見えた存在も、御破算にするギリギリの立ち位置を踏みとどまりつつ、一応は本筋に絡まってきたね。

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『劇場版 マジンガーZ ／ INFINITY』@バルト9。生活感・兵器感・小難しいSF感などの今どきの大人なフィーチャーとマジンガー世界とのさっくりとした混ざり具合が不安でクラクラな前半、からの、今の技術でこれでもかとマジンガーアクションの連続で脳みそが良い汗かいてクラクラな後半。

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『伊藤くん A to E』@TOHO新宿。面白く観た。あるある話なので、もちょっとリアル寄りの演出でも良さげな気もしたが。夏帆の配置は文句ないですね。ていうか夏帆はいつも文句なし。

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『嘘を愛する女』@109佐賀。サスペンスからの自分探しで、いろいろゆるゆるになって行くのがなあ。ロードムービー的な魅力が無くはない。長澤まさみのがんばりは伝わるけれど、もう少し上手く使ってあげて欲しい。DAIGOの使い方は巧かったw

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『ジオストーム』@109佐賀。90年代SFからの正常進化と言うか、直系というか、そのままとゆーか。そんな目で観たら十分面白いし、宇宙で使う機材はステーション上で製造しているとか、ちょっとSF的エッジの立ったシーンも良い。むちゃくちゃだけどね。

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『デトロイト』@TOHO新宿。ズーンと面白かった。が、ビグロー監督の生真面目さからくる窮屈さみたいなものも見える。「意地悪顔」が子役の頃から目立っていたウィル・ポールターがその天賦の才を遺憾なく発揮。スマートなボイエガも良かった。

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『ジュピターズ・ムーン』@バルト9。雰囲気だなあ。SFとも言い難い。雰囲気映画とすれば、見栄えの良いシーンがいくつかあって、そう悪いものではなかった。

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『ルイの9番目の人生』@新ピカ。小作品だし、世界も小さいのに、どこに向かうか分らないお話に翻弄される楽しさ。

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『ダークタワー』@新ピカ。渋めの中二世界の面白さはあるけれど、世界観の中の描けていないピースが多すぎて芯がない感じ。なんか惜しい。主人公の男の子の独特な顔は良い。

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『スリー・ビルボード』@TOHOシャンテ。西部劇的にザラついた空気感の中、小さく閉塞的な社会ゆえのウェットな瞬発力をこまやかに重ねていく。良い映画なのだが、先の「瞬発力」は寓話的にも見えて、少し心の距離を取った。が、ラストシーンの軽やかさが強烈なカタルシスを産んでオールオッケー。

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『羊の木』@TOHO新宿。いやな緊張感に終始支配されて面白かった。バラバラになりそうでしっかり構成されていく吉田大八監督の手腕が光る。松田龍平はいつもの龍平だけど、その中にうまさもしっかり感じられた。錦戸亮の良さをはじめて知った。

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『アバウト・レイ 16歳の決断』@新ピカ。題材も軽やかな雰囲気も良いのだけど、上滑り気味で「良い感じの話」以上ではないな。それでも魅せるエル・ファニングよ。

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『RAW～少女のめざめ～』@TOHO六本木。"少女が大人になる階段"的なアレだろとか、"思春期の衝動的な攻撃性"的なソレだろとか、なかなか掴みどころなく進む。それでもちょっと可愛い女の子のおっぱいがチラ見えする以上の面白さは常にあり、全部を内包した最後の答え合わせの鮮やかさが後を引く。

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『祈りの幕が下りる時』@新ピカ。すでに出来ているキャラをテンポ良く動かして問題を提示していく序盤の気持ち良さ。文字で背景を説明しちゃうのもアリと思わせられる。後半はエピソードもギミックもセリフも多すぎな感じがちょっと残念ではあったけど、全体的には楽しめた。

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『今夜、ロマンス劇場で』@新ピカ。そりゃあ"どこかで見たプロットだ"とか、"古臭い演出"とか言われるかもしれませんよ。でもこの映画を満たしているロマンチックさはなんとも尊く、愛おしい。他に云い様がない。美し過ぎる綾瀬はるかを観るだけでも価値がある。

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『劇場版マクロスΔ 激情のワルキューレ』@TOHO上野。あれ？こんな面白かったっけ？と感じるくらいに巧くできた総集編。かなり再構成してありますね。Fのハードな熱量には敵わないけれども…。

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『リバーズ・エッジ』@TOHO新宿。文芸性高く、かつ引き締まった映画ではある。生・死・存在・不安など普遍的なテーマを描いているのに「イマ」感が少ないのだなあ。あの頃の不安はまだぬるま湯からのヴィジョンであって、イマどきはのんびり苛烈なのだ。

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『ぼくの名前はズッキーニ』@新ピカ。この絵面＋厳しい状況の子供たち＋ほっこりエピソード。ある意味で鉄板のセットだね。

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『犬猿』@渋谷TOEI。手堅く面白い。メインの4人のハマり具合が抜群だけど、その中でも筧美和子に注目したい。ちょうど良すぎた。

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『THE PROMISE 君への誓い』@バルト9。僕らがあまり知らない、遥か彼方の、昔の話。大河的叙事詩で、話の展開はかなり雑なんだけど、近代初の大虐殺というテーマもあるから最後まで見せる。これくらいの密度感じゃないとついていけないしね。