デイヴィッド・フリードマン『自由のためのメカニズム』読書メモ集
- arishima_takeo
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「マルクスの予言の一つは、豊かな人々は一層豊かになり、貧しい人々は一層貧しくなり、中産階級は次第に消滅し、労働者階級は窮乏する、というものだった。歴史上の資本主義社会の趨勢はほとんど正反対だった」(フリードマン『自由のメカニズム』)。ピケティーは?
2019-01-03 06:10:10「民間の郵便局のうち最大のものの一つはアメリカン・レター・メール・カンパニー社で、その創設者は、十九世紀のリバタリアン無政府主義者で「反逆にあらずーー権威なき憲法」と超された無政府主義の論文の著者である、ライサンダー・スプーナーだった」(フリードマン『自由のメカニズム』)。へぇー
2019-01-03 10:09:29私の平均余命にとって食物や水や空気の欠乏が有する帰結は生物学的な事実かもしれない。だが私にとっての生きることの価値はそうではない。生き続けることは、我々の大部分にとって、大変望ましいことだが、限りなく望ましいというわけではない。byフリードマン『自由のためのメカニズム』
2019-01-10 16:32:03もし我々が政府ではなく民間企業から我々の保護を買うようになれば、我々は他の会社ともっと良い取引ができると考えると、すぐにその会社から我々の保護を買うことができる。我々は他国に移住することなく保護者を変えることができるのである。byフリードマン『自由のためのメカニズム』
2019-01-12 15:17:03軍事的政変を防止する制約は、本質的に、銃を持っている人々に内在する制約である。byフリードマン『自由のためのメカニズム』
2019-01-12 15:19:22聖人が住んでいる場合にしか機能しないユートピアは、危険なビジョンである。というのも、聖人の数が足りないからだ。byフリードマン『自由のためのメカニズム』
2019-01-12 16:42:17デイヴィッド・フリードマン『自由のためのメカニズム』読了。ミルトン・フリードマンの息子。リバタリアニズムのなかでもより先鋭化したアナルコ・キャピタリズムを実際主義・帰結主義の立場から論じる。ノージックみたいのを想像していると肩透かし。そんなにうまくいくのかなあという感想。
2019-01-12 17:13:09リバタリアニズムの、財産権重視についてはまあいいんだけど、個人というユニットの前提が腑に落ちないというか、いや間人だ分人だいうつもりもないんだけど、子供は個人じゃ生きられないですよね、という人間の出発点で大きく躓く感じがするんだよな。
2019-01-12 17:19:24D・フリードマンの世界観だと、子供を奴隷代わりに働かせてます、とか、虐待とか、そういう問題はどう捉えられるんだろうか。自分の生産物(?)なんで好きにしていいじゃん、みたいな感じにはならないんだろうか。
2019-01-12 17:21:55