宮崎早野論文における個人情報の取り扱いについて私の意見

弁護士 吉峯耕平 @kyoshimine

論文に同意を取らない個人情報が使われている点について、若干の法律的整理が必要だろう。 個人情報保護法の関係では「公衆衛生の向上又は児童の健全な育成の推進のために特に必要がある場合であって、本人の同意を得ることが困難であるとき。」に当たるので、同意はそもそも不要と考えて良いだろう。 twitter.com/hayano/status/…

ryugo hayano @hayano

本日1/8，文科省記者クラブに「伊達市⺠の外部被ばく線量に関する論⽂についての⾒解」を貼出いたしました．70年間の累積線量計算を1/3に評価していたという重大な誤りがあったことと，その原因，意図的ではなかったこと，今後の対応，伊達市の方々への陳謝などを記したものです→ pic.twitter.com/OuHJKXZmY2

2019-01-08 13:05:14

二代目・比嘉慈朗（DJ💩） @shinthesingh

@HayakawaYukio 早川先生は被験者の同意無しに得たデータを使ったことをどうお考えになりますか？私はその一点だけでも論文撤回すべきと考えますが。

早川由紀夫 @HayakawaYukio

@shinthesingh ガラスバッジのデータは個人情報だとみなさんおっしゃるから、まずいんでしょう。でも私個人はガラスバッジデータが個人情報に当たるとは思っていません。属人的な情報というより、地点情報に当たると考えます。地点に降った火山灰の厚さや雨の量と同様データだと感じます。

二代目・比嘉慈朗（DJ💩） @shinthesingh

@HayakawaYukio ありがとうございます。それでしたら倫理審査委員会と研究計画書では「個人情報に当たらないので同意は不要」とすべきだったと思います。また、個人情報を特定し得るという情報も見ましたが私には真偽が分からないのでその点はなんとも言えません。

早川由紀夫 @HayakawaYukio

@shinthesingh 12月7日の私のツイートに貼った地図をご覧ください。これくらいの精度で特定可能です。 twitter.com/HayakawaYukio/…

早川由紀夫 @HayakawaYukio

左の図は、たしかに地点が特定できる。個人が身体に付けて何ヶ月か生活したガラスバッジが示した被ばく線量を、個人情報と見るかどうかだ。火山灰が降り積もった厚さを同様の地図で示すことがあるが、それを個人情報だと言われたことはない。 ourplanet-tv.org/?q=node/2335 pic.twitter.com/XpiGIBXTTv

2018-12-07 07:48:22

二代目・比嘉慈朗（DJ💩） @shinthesingh

@HayakawaYukio 重ねてありがとうございます。その精度だと個人情報には当たらないとしても良かったと思いますし、同意を得ないで論文にする方策を探れば良かったのにと思います。ただ、個人の住所に紐付いているガラスバッジの示す線量に対して火山灰の厚みを例に出されたことは理解できませんでした。

早川由紀夫 @HayakawaYukio

@shinthesingh 火山灰の分布図は、多数の地点で厚さを測定して作成します。地図には測定した地点の数値を添えるのが普通です。浅間山2004年火山灰分布図。 pic.twitter.com/oLHSV7IZEw

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早川由紀夫 @HayakawaYukio

@shinthesingh ただ、伊達市は、住所の提供を大字まで（あるいは100分の1度まで）と議会で答弁していますが、その精度だとあの地図はできないだろうと思います。あの地図からは小字まで読み取れます。

二代目・比嘉慈朗（DJ💩） @shinthesingh

@HayakawaYukio 新宿区なら小字でも個人の特定はできないが伊達市の人口密度なら可能といったところでしょうか。火山灰の厚みの件は無生物の火山灰と個人に属するガラスバッジの線量データは別の話かと思い、お聞きしました。

早川由紀夫 @HayakawaYukio

@shinthesingh 地点情報であることは同じです。ただ、ガラスバッジの数値はひとの健康を直接的に害する値です。もし火山灰にも避けるべき有毒成分があるとする社会通念があれば、両者の扱いはまったく同じになるでしょう。

二代目・比嘉慈朗（DJ💩） @shinthesingh

@HayakawaYukio 早川先生はそのような視点から語られていたのですね。納得しました。度重なるご返信、誠にありがとうございました。

早川由紀夫 @HayakawaYukio

meti.go.jp/committee/sank… pic.twitter.com/aqCIEEVGHv

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ryugo hayano @hayano

福島県立医大論文に「不正なし」　被ばく線量を同意ないまま使用 | 2019/7/19 - 共同通信 this.kiji.is/52481038752851…

ryugo hayano @hayano

県立医大HP → fmu.ac.jp/univ/daigaku/t…

早川由紀夫 @HayakawaYukio

「結果として、当該研究にデータの提供に同意していない市民のデータが含まれていることは非常に問題であると考えるが、これは伊達市による同意情報の管理が不十分であったことに起因するものであり、被告発者側に倫理指針に対する重大な違反や過失があったとは認定できない。」

早川由紀夫 @HayakawaYukio

「結論　当該研究においては、研究計画書からの逸脱等は散見されるものの、倫理指針に対する重大な不適合に該当するものではなかった。また、第 2 論文中に故意ではない誤りは認められたものの、捏造・改ざん・盗用に該当する研究不正については認定できない。」

早川由紀夫 @HayakawaYukio

悪いのは伊達市であり著者二人は悪くないの結論だ。

早川由紀夫 @HayakawaYukio

あれ、100分の1度に丸めたといいながら、1キロメッシュをはるかに超える精度でプロットしたことはどうなったんだろか。いいのこれで？ twitter.com/HayakawaYukio/…?

ryugo hayano @hayano

【東京大学：理学系研究科元教授（=早野）の論文への申立てについて（令和元年7月19日）】u-tokyo.ac.jp/content/400120… 論文には誤りがあるが，故意ではなく不正に当たらないとの裁定です．

ryugo hayano @hayano

「不正行為が存在するとの認定がなされなかった場合は原則として調査結果を公表しない。ただし、被申立者の名誉を回復する必要があると認められる場合（中略）調査結果を公表することができる」（東京大学科学研究行動規範委員会規則 u-tokyo.ac.jp/gen01/reiki_in… ）に則って公表されました

ryugo hayano @hayano

東大の公表資料には第2論文図7の誤りが詳述されています．私が1/8の見解でのべたものと異なる記述ですが，もちろん，今回のものが正しい説明であり，委員会でもご納得いただきました．1/8の見解は撤回いたします．申し訳ありません．

ryugo hayano @hayano

以上，東大からの発表の通り、不正はなかったと裁定されました。また、これも東大の発表にありますが、論文に間違いがありました。申し訳なく思います。論文訂正に必要となるデータの再提供については伊達市のご判断を待ちたいと思います。

早川由紀夫 @HayakawaYukio

「倫理指針違反については研究不正に関する調査を任務とする、規範委員会及び調査委員会の調査範囲外の事項であり、この点については判断しないこととしました。」東京大学 研究不正はなかったと判断したが、倫理指針違反ついては判断しなかった。