【横山光輝「三国志」講座196「離間の策」】

横山光輝「三国志」を一話ずつ解説してみようというコーナー。第196話「離間の策」 ※解説はbotさんの個人的見解です。 ※今回の話は、大判・横山光輝「三国志」第11巻に収録されています。
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横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座196「離間の策」01】 第196話です。曹操軍と西涼軍との和睦が成立。曹操軍が徐々に撤退するという約束をきちんと履行するかどうか、馬超らは氷の城の前まできて見張っています。その様子を見た曹操は、思惑通りと見て、せいぜい荷造りをしているように見せておけと言います。

2019-01-22 12:43:43
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【横山光輝「三国志」講座196「離間の策」02】 曹操は賈ク(クは言に羽)を呼びます。今回の作戦は賈クが立案。馬超が曹操の言葉を信用していないということが肝心でして、馬超が見張っているということは曹操を疑っているということ。作戦は成功いたします、と賈クは言います。

2019-01-22 12:46:06
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【横山光輝「三国志」講座196「離間の策」03】 翌日は、馬超に代わり、韓遂が見張りをしています。曹仁から報告を受けた曹操は、相手が交代で曹軍を見張ることにしたことを理解します。もう数日様子を見てから、行動に移すと曹操。それから数日馬超と韓遂の見張りは続きます。

2019-01-22 12:48:10
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【横山光輝「三国志」講座196「離間の策」04】 ご苦労なことだ、と曹操。次の韓遂の日を選んで行動にでようと、曹仁に伝えます。そして、韓遂の日。ここ数日晴天が続いていました。韓遂は、曹軍の氷の城の門が開かれるのを確認。なんと曹操が出てきました。

2019-01-22 12:49:54
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【横山光輝「三国志」講座196「離間の策」05】 曹軍から使者が出てきて、韓遂に曹操が二人だけで話をしたいという旨を伝えます。二人だけで、といぶかしがる韓遂ですが、よし参ろうと向かいます。曹操は韓遂と対峙。韓遂の父親と若い頃親しく付き合っていたので懐かしく思った、と話します。

2019-01-22 12:51:51
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【横山光輝「三国志」講座196「離間の策」06】 年齢を聞かれて40歳になったと答える韓遂。若い頃、一緒に遊んだことを覚えているかと曹操に問われ、少しは、と答える韓遂。どうやら韓遂と曹操は面識があったようで。今はお互いすっかり中年になったが、太平になれば再び旧交を温めようと言う曹操。

2019-01-22 12:55:25
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【横山光輝「三国志」講座196「離間の策」07】 和睦もまとまったので、それを言いたくて…、と言うだけ言ってさっさと戻る曹操。なんのことやらさっぱりわからない韓遂の頭には?マークが。さて、その日の夕方。馬超が反対側の徐晃の見張りから戻ってきます。変わったことがなかったと尋ねる馬超。

2019-01-22 12:57:22
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【横山光輝「三国志」講座196「離間の策」08】 曹操と韓遂が二人で話し合っていたということを聞いた馬超は、曹操が出てくるとはよほど重要なことであろう、とすぐさま韓遂のところへ行きます。韓遂は別に秘密にすることではないので、曹操が世間話をしかけてきただけだと馬超に伝えます。

2019-01-22 12:59:20
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【横山光輝「三国志」講座196「離間の策」09】 そんなもんか、と馬超が取り合わなければ話は済んだのですが、あの曹操が戦の事を何も言わないことはないだろうと、韓遂に確認しますが、韓遂は向こうが何も言わなかったと。そうですか、と一旦は引き下がる馬超、なにか腑に落ちないという表情です。

2019-01-22 13:02:16
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【横山光輝「三国志」講座196「離間の策」10】 曹操は賈クに、今日韓遂に会ったことはどうじゃ、とややドヤ顔で言います。賈クは上出来です、馬超の耳にも入ったことでしょうと答えます。馬超は武勇一辺の男、権謀術数などわかりませぬ、と賈クは馬超をアホの子扱いしております。

2019-01-22 17:11:33
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【横山光輝「三国志」講座196「離間の策」11】 ここで、曹操の直筆で書面を韓遂にお売り、その中にわざと言葉を曖昧にし、しかも肝要なところで消したり改めたりしたのを、堅く封じて韓遂に与えろと。さらに、わざと仰々しく馬超に知られるようにすると。そうすれば馬超は必ず見たがるに違いないと。

2019-01-22 17:13:56
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【横山光輝「三国志」講座196「離間の策」12】 手紙を見た馬超は、あちこち消されたり、改められたりしてるのを見たら、なにか悪いところを消したに違いないと思うと。そうなればもう二人の仲はうまくいきますまい、と賈ク。底意地が悪い作戦ですが、曹操はノリノリで、さっそく手紙をしたためます。

2019-01-22 17:15:38
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【横山光輝「三国志」講座196「離間の策」13】 かくして、正式な使者として曹操から韓遂に手紙が渡されます。韓遂はいったい何事か、と手紙を読もうと封を開けますが…。ナニガカイテイアルノカサッパリヨメナイ。そこに曹操から使者が来たと聞いた馬超がやってきます。

2019-01-22 17:18:34
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【横山光輝「三国志」講座196「離間の策」14】 韓遂は、今この手紙を持ってきたのだが…、と馬超に読めない手紙を見せます。馬超は、これは韓遂殿が消したのか、と聞くと、いや、最初からそのようにあちこち消され、意味がわからぬ、と正直に答える韓遂。

2019-01-22 17:20:34
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【横山光輝「三国志」講座196「離間の策」15】 それはおかしい、と馬超。曹操ともあろうものが、下書きを人につかわすものかと。そのようなしそこないをするをわけがない、人に見られて困るので韓遂が消したのではないか、とあらぬ疑いをかけてしまいます。賈クの見込んだ通りです。

2019-01-22 17:21:56
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【横山光輝「三国志」講座196「離間の策」16】 馬鹿な、と色を変える韓遂。しかしながら、先日は曹操と二人で密談してるし、今、このような手紙を見せられては、疑わぬ者はいない、と馬超。韓遂は、自分が曹操との内応を疑われていると知り、ならば、と身の潔白を証明しようと言います。

2019-01-22 17:23:47
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【横山光輝「三国志」講座196「離間の策」17】 明日、自分が曹操を尋ね、陣前にて言葉を交わす、その時、馬超は兵に紛れ込んで隙を見て斬って出て曹操を殺せばよい、と韓遂は言います。よし、と馬超。 こうして翌日、韓遂は出発。馬超も一兵士の姿に身を変え随行します。

2019-01-22 17:26:25
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【横山光輝「三国志」講座196「離間の策」18】 韓遂の到着は曹操に知らされます。賈クの読みどおりだな、と作戦がうまくいっていることを確認した曹操は、曹洪を読んでひそひそ話をします。曹洪は韓遂のところへ行きます。韓遂は曹操が出てくるものと思ってましたがアテが外れた様子。

2019-01-22 17:27:59
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【横山光輝「三国志」講座196「離間の策」19】 曹洪は、韓遂に、昨日曹操と約束された事、確かに守ってくだされよとだけ言い残して、さっさと城に戻ってしまいます。馬超は、やはり韓遂はなにか曹操と約束していたのだと、許せない気持ちでいっぱいです。裏切り者は許さん、と韓遂に襲いかかります。

2019-01-22 17:29:34
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【横山光輝「三国志」講座196「離間の策」20】 さすがに部下たちが馬超の動きを止めます。これは何かの誤解だと言い、韓遂をひとまず逃がせたあと、必死の説得開始。馬超は裏切りは許さん、となおもいきり立ちますが、早まらずにもっと事実を確かめるべきとの言葉に、今日のところはと引き下がります。

2019-01-22 17:32:30
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【横山光輝「三国志」講座196「離間の策」21】 しかし、裏切りがはっきりしたら韓遂はこの俺が斬ると宣言する馬超。 その夜、韓遂の幕舎では、善後策を協議していましたが、馬超はすでに韓遂のことを信用していないとみて、これでは、協力して曹操に戦いを挑んでも決してうまくいかないという意見が。

2019-01-22 17:35:16
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【横山光輝「三国志」講座196「離間の策」22】 むしろ、曹操に帰順したほうが、韓家の安泰が図れるという者が出る始末。韓遂は、馬超の父、馬騰と自分は義兄弟の契を結んだ仲だぞ、と渋りますが、韓遂が思っていても馬超はそう思ってはいないはずだと部下が言います。

2019-01-22 17:36:58
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【横山光輝「三国志」講座196「離間の策」23】 裏切り者扱いをして、いつ自分たちに襲いかかってくるかわからない、とまで言われた韓遂。うむ、と思案しますが、その通りかもしれぬ、と曹操に帰順することを決めてしまいます。そうなると行動は早く、曹操への内通を図ることに。

2019-01-22 17:38:29
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【横山光輝「三国志」講座196「離間の策」24】 韓遂の使者は氷の城に向かって駆けていきます。こうして、曹操の離間の策は功を奏します。馬超あっての韓遂、韓遂あっての馬超でありましたが、二人の心は完全に離れてしまいました。

2019-01-22 17:40:50
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【横山光輝「三国志」講座196「離間の策」25】 武力では西涼軍が優位ではありましたが、策略というか知力の面では曹軍の方に分があったようです。まんまと賈クの思惑に嵌った西涼の馬超。 曹操と馬超の戦いにいよいよ決着がつきそうですが、この続きはまた次回となります。 今回はここまで。

2019-01-22 17:43:52