小倉百人一首三角定規詩訳

とがし ゆみこ @yumicomachi

とよよん商会発行『小倉百人一首三角定規詩訳 トライアングル▽とらんすれえと▲百人一首』は好評のうちに販売を終了いたしました。読者の皆さま、たらればさん、とよよんさん、本当にありがとうございました！

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小倉百人一首三角定規詩訳『トライアングル▽とらんすれえと▲百人一首』 訳詩:冨樫由美子 @yumicomachi 絵 :甲斐千鶴 @forest_f3 編集:豊増美晴 @to_yo_yo_n のお求めはこのアカウントの固定ツイート(base とよよん商会)からどうぞ。 500円＋送料です。 pic.twitter.com/jfctkR8r1K

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小倉百人一首三角定規詩訳『トライアングル▽とらんすれえと▲百人一首』 | とよよん商会 toyoyon.thebase.in/items/21023072 #BASEec @to_yo_yo_nより ▽お求めはこちらから▽ ▽編集担当の豊増美晴さんのお店です▽500円＋送料です▽

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本日5月27日は #百人一首の日 ということで、6月9日発行予定「トライアングル▽とらんすれえと▲百人一首」(小倉 #百人一首 #三角定規詩 訳 #トラ百 冊子版)書影 イラスト甲斐千鶴さま @forest_f3 デザイン豊増美晴さま @to_yo_yo_n baseとよよん商会等で販売予定！ ▷かみんぐ▷すーん ▷ #楽詩 pic.twitter.com/LL6LWgu7k1

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ああ宮中の古びた建物の 軒端に生えるしのぶ草 軒先から出るように いくらしのんでも しのびきれない むかしの御代 栄華輝いた むかしの 御代で ある よ ※百敷や古き軒端のしのぶにもなほ余りある昔なりけり(順徳院) #三角定規詩 #百人一首 #トラ百

とがし ゆみこ @yumicomachi

いとおしいよ 恨めしいよ 人びとが 味気の ない 世 思う ゆえに もの思う このわたし 私にとっては ※人もをし人も恨めしあぢきなく世を思ふゆゑにもの思ふ身は(後鳥羽院) #三角定規詩 #百人一首 #トラ百

とがし ゆみこ @yumicomachi

待っても来ない つれない人を 私は待つわ 松帆の浦 夕凪の ころ に 焼く 藻塩の ようにね この身をば 恋のおもいで 焦がしつづけて ※来ぬ人をまつほの浦の夕なぎに焼くや藻塩の身もこがれつつ(権中納言定家) #三角定規詩 #百人一首 #トラ百

とがし ゆみこ @yumicomachi

石 私の 袖は石 そう潮が 引こうとも 見えはしない 海の沖の石です あの人は知らない 知らないけれど涙で 乾く間もないのですよ ※わが袖は潮干に見えぬ沖の石の人こそ知らねかわくまもなし(二条院讃岐) #三角定規詩 #百人一首 #トラ百

とがし ゆみこ @yumicomachi

色 涙に 濡れて 変わって しまった袖 お見せしたい あの雄島の漁師 漁師の袖でさえも 濡れに濡れても色は 変わらないというのに ※見せばやな雄島のあまの袖だにも濡れにぞ濡れし色はかはらず(殷富門院大輔) #三角定規詩 #百人一首 #トラ百

とがし ゆみこ @yumicomachi

私 恋い 続ける のかしら 澪標の様に 身を尽くして 難波江にある葦 その刈り根の一節 程に短い仮寝の一夜 共に過ごしたばかりに ※難波江の葦のかりねのひとよゆゑ身を尽くしてや恋ひわたるべき(皇嘉門院別当) #三角定規詩 #百人一首 #トラ百

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涙 流れ それを おまえの せいにして しまうのだ月 なげけよとそう 言っているのでは ないはずだけれども ※嘆けとて月やはものを思はするかこち顔なるわが涙かな(西行法師) #三角定規詩 #百人一首 #トラ百

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このごろときたら 寝室の隙間さえ つれないのよ 夜通し恋の 物思いを する夜 明け ず ※夜もすがらもの思ふころは明けやらでねやのひまさへつれなかりけり(俊恵法師) #三角定規詩 #百人一首 #トラ百

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今 辛い この時 だけれど なつかしく 思い出す日が くるのだろうか 生きながらえれば 昔 あの 辛いと おもった 昔の日々を 今となっては 恋しい恋しいと 振り返るのだから ※ながらへばまたこのごろやしのばれむ憂しと見し世ぞ今は恋しき(藤原清輔朝臣) #三角定規詩 #百人一首 #トラ百

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思いつめて思いつめて 分け入る山の奥にも 悲しげに鹿が鳴く ああ世のなかよ そのうれいを 逃れる道は どこにも ありは せぬ よ ※世の中よ道こそなけれ思ひ入る山の奥にも鹿ぞ鳴くなる(皇太后宮大夫俊成) #三角定規詩 #百人一首

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命 ただ 命だけ どうにか あるけれど 恋のつらさに 耐えきれず あふれて 流れる この 涙 ※思ひわびさても命はあるものを憂きにたへぬは涙なりけり(道因法師) #三角定規詩 #百人一首

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髪 黒い 髪の毛 寝乱れて 心も乱れて 思いにふける 今朝なのですよ あなたのそのお心 わたしを想うお心が 長くながくつづくのか どうかがわからないので ※ながからむ心も知らず黒髪のみだれてけさはものをこそ思へ(待賢門院堀河) #三角定規詩 #百人一首

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夜 目を 覚ます いくつの 夜だったか 須磨の関守よ 鳥 千鳥 あの島 淡路島に 通うときの 鳴き声のため ※淡路島通ふ千鳥の鳴く声にいくよ寝覚めぬ須磨の関守(源兼昌) #三角定規詩 #百人一首

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つれないあの人が わたしを想って くれるように 祈りました 観音様に 初瀬の その 山 吹き おろす 風よより 激しくなれ あの人もより 冷淡になれとは 祈らなかったのに ※憂かりける人を初瀬の山おろしよ激しかれとは祈らぬものを(源俊頼朝臣) #三角定規詩 #百人一首

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昔 都で あった ここ奈良 吉野の山に 秋の風が吹き 衣 打つ おとが 寒ざむと きこえくる 夜更けですよ ※み吉野の山の秋風さ夜ふけてふるさと寒く衣うつなり(参議雅経) #三角定規詩 #百人一首

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こおろぎが鳴いてて さむい霜のよるに 己の衣の片袖を むしろの上に 敷いて独り 寝るの かし ら ※きりぎりす鳴くや霜夜のさむしろに衣かたしきひとりかも寝む(後京極摂政前太政大臣) #三角定規詩 #百人一首

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秋 俄雨 とおり 過ぎた後 露がいまだ 乾いていない 木々の葉の茂り そこからもう 白く美しく 立ち上る 夕暮れ 時の 霧 ※村雨の露もまだひぬまきの葉に霧たちのぼる秋の夕暮れ(寂蓮法師) #三角定規詩 #百人一首

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袖 濡れ 嘆く事 ないよう 評判の高い 高師の浜の波 浮名の高い 人の誘い さけて おく わ ※音に聞く高しの浜のあだ波はかけじや袖のぬれもこそすれ(祐子内親王家紀伊) #三角定規詩 #百人一首

とがし ゆみこ @yumicomachi

秋 風に なびく 雲 その 間から 光 輝く あの月 ※秋風にたなびく雲の絶え間よりもれいづる月の影のさやけさ(左京大夫顕輔) #三角定規詩 #百人一首

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そして夕方になると 家の門の前にある 田の稲の葉を音 たてて揺らし 葦でふいた 田舎家に 訪れる 秋の 風 ※夕されば門田の稲葉おとづれてあしのまろやに秋風ぞ吹く(大納言経信) #三角定規詩 #百人一首

とがし ゆみこ @yumicomachi

月 この 今宵の 美しさを 恋しく思う こともあろう こころにもなく 辛いこの世に 生き続けて いたなら きっと この 月 ※心にもあらで憂き世にながらへば恋しかるべき夜半の月かな(三条院) #三角定規詩 #百人一首