- rainyrowan
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@sq_tale ハイランダー1人旅クリアしてからモチベ続かなくて始めては放置始めては放置してるくせに……でもお母さん!今度は続きそうな気がするんだって!ねっ!いいでしょ!
2018-09-10 17:36:00@sq_tale イリヤー(ヒーロー♂1Y、男性・戦闘狂) かつて英雄と呼ばれていた男。幾度めかの戦場から帰った後、婚約者を殺害して出奔した。 pic.twitter.com/pyWRYSHRhV
2018-09-10 18:10:55@sq_tale スヴャトゴル(三輪シーカー、青年・無気力) イリヤーの親友を自称する男。物静かだが口数は多い。 pic.twitter.com/MCGnCtkOfm
2018-09-10 18:14:41@sq_tale ——殺気、正面から喉元めがけて一突き。いま自分は椅子にかけたまま微睡んでいたはずで、このまま何もしなければ死ぬ。目を開けながら両脚を振り上げ、予測通りの場所にあった彼の胴を勢いよく蹴りつける。うお、と半歩下がった彼の剣は空を切り、俺は派手な音を立てて椅子ごと床に転がった。
2018-09-10 18:27:18@sq_tale 「……やあ、おはよう。何?」 ……髪を背もたれの下敷きにしてしまった。追撃が来たら死ぬな、とっさに動けないことがばれなきゃいいな、と思いながら懐に手をやり、彼を見上げて微笑む。彼は無言で剣を弄んでいたが、やがてそれを鞘に納めた。 「着いた。レムリアだ」 「ああ、もうか」
2018-09-10 18:30:50@sq_tale 懐剣から手を離して起き上がると、接岸の衝撃で船体が揺れた。 「部屋、別にしてもらおうかな。寝てる間に殺されちゃたまらない」 「部屋数が足りねえからこの部屋なんだろ。一緒にいたくねえなら帰れ」 「……はは。帰れだなんて。俺の帰る場所はお前がすっかりめちゃくちゃにしたんだろ」
2018-09-10 18:37:20@sq_tale イリヤーは返事をしなかった。あまり口数の多い男ではないのだ。普段は。 「じゃあ行こうか。ここでは俺もお前も冒険者だ。ギルドの名前はなんにする?」 返事がないことはわかっている。イリヤーはもう一度剣に手をかけて、離して、俺の後に続いて部屋を出た。
2018-09-10 18:43:42@sq_tale イリヤーはしょっちゅうスヴャトゴルを殺そうとするけど実力が伯仲しているため(ステータスが同じなんですよ!!!!!!!!!)なんとかなっているよ
2018-09-10 18:46:03@sq_tale 少女の悲鳴にイリヤーは素早く反応した。剣を抜きはなちそちらへ向かって駆けていく彼を慌てて追いかける。まずい。苦もなく少女を襲う魔物を一蹴し(もちろんその程度の相手に彼が苦戦するはずもない)、剣を振り上げるイリヤーを、俺は横合いから思い切り蹴り倒して剣を奪った。 pic.twitter.com/ij94YiipZt
2018-09-10 19:08:09@sq_tale 「ぐ、っ……」 「……え、え……?」 呻くイリヤーと困惑する少女。 「…………やあ君、危なかったね。怪我はない?」 俺はイリヤーの腹を踏みつけたまま、彼女に向かって微笑んで見せた。非常に危なかった。この場にいたのがイリヤーだけなら彼女はとっくに死んでいただろう。
2018-09-10 19:11:48@sq_tale 残念なことにありし日の英雄イリヤー・クリコーフはとうに正体をなくし、誰彼かまわず手にかけようとする殺人狂に変貌しているのだ。そう、助けを求めるか弱い少女でさえも。親友である俺さえも。 「……イリヤー、調子は?」 「最悪だ」 まともな言葉が返ってきたので足を退ける。
2018-09-10 19:17:17@sq_tale 「……ビルギッタ嬢、ひとつ取引をしよう。俺たちはそのライカとやらを探す、君は彼の先ほどの醜態について口外しない。どうかな?」
2018-09-10 19:22:57ヒーロー2人旅、片方がミラージュなんとかで増えてる間にもう片方が盾のなんかで守り固めてるのすでにめちゃくちゃエモいわ(すぐエモを感じる現代の若者)
2018-09-10 19:37:50