【餅】『ザ・ビデオゲーム・ウィズ・ノーネーム』感想まとめ

ゲームプレイヤー小説の金字塔『ザ・ビデオゲーム・ウィズ・ノーネーム』の感想メモです。 2100年代。侵襲式フルサイバネが浸透して脳を自由にいじれるようになった時代、"彼"は古式ゆかしいゲームレビューサイトを立ち上げて思い出の「ナツゲー」を語り始める。
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お望月さん @ubmzh

「阿智羅の御鏡」 現実境界性曖昧宗教体験ゲーム。 「世界はシミュレーター」と主張する団体が開発。本尊をDLして正カルマ行動を行うことでスコア(徳)を高めよう!しかし、小学生が仕様の裏をついて億クラスの高位存在になってしまい……。 笑えるような笑っちゃダメなような。

2019-02-07 08:56:17
お望月さん @ubmzh

ニンジャスレイヤー的な「デジ念仏」「カルマ獲得行動重点」「破門、電子的に呪われてあれ」という徳パンク概念が投げ込まれてかなりタノシイ。 深刻な話からお気楽な話になったなー。 あれ? もしかして残りページ数的に。 あれ? おい。 おい

2019-02-07 08:59:04
お望月さん @ubmzh

最後(?)のレビューの1行ずつに泣いてる。やるよやる。ぜったい壁に対してぶつかったり緊急回避だけで移動するよ、私なら。

2019-02-07 18:25:53
お望月さん @ubmzh

読了。 『ザ・ビデオ・ゲーム・ウィズ・ノーネーム』(赤野 工作, 石黒 正数 著) 凄まじいエンディングだった。 今後100年のゲームの歴史と諸問題を教えてもらったので色々と準備しておかないとね。

2019-02-07 18:37:38
お望月さん @ubmzh

Amazonレビュアーやってるのは、こういう時のためなんだ。 pic.twitter.com/YGgBUJHrpi

2019-02-07 18:52:07
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★★★★★ ゲームに時間を奪われたことのある人、必読。

この物語はフィクションであり「存在しないゲーム」のレビュー群である。
しかし、そこに流れる人生のREALは真に迫るものがあり時と共に失われていく人間性や人間はどこまで人間でいられるのかという問題提起とそれを乗り越えるための強い結末には心踊らされる。
「未来世界の珍ゲーム」が巻き起こす騒動に笑わされながらも、そのゲームが生み出された理由、レビュアーの彼がクソゲーを愛していた気持ちには同意する場面が多く泣かされてしまう。ゲームに我を忘れたことがある人、時間を奪われた経験がある人は必読です。