慰安婦賠償・アジア女性基金などにについて - 能川元一・昼寝猫 両氏それぞれの2019/2/10ツイートから -

能川元一さんと、昼寝猫さんの2019/2/10ツイートを中心にメモ的にまとめました。予告なく公開範囲の変更・内容の変更を行うことがあります。
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能川元一 @nogawam

和田春樹さんが出している数字によれば、「償い金」のために国民からの募金で集まった額は、たった5億6千5百万円。仮に国民の半分(そんなにいなかったと思うけど)が国家賠償派であったとしても、それでもなおびっくりするほどの少額ですよ。これでなぜ胸を張れるのか、ほんと謎。

2019-02-10 14:28:22
能川元一 @nogawam

もっとも、和田さんは「収支とんとん」になったのは「韓国と台湾で多くの被害者が受け取りを拒否したため」などによる「結果論に過ぎません」と、この点に関しては明確に認めています(『慰安婦問題の解決のために』、平凡社新書、171-172ページ)。 twitter.com/nogawam/status…

2019-02-10 14:36:28
能川元一 @nogawam

この「全員が受け取っていたら資金はショートしていた」問題について明快な見解を示さずに受け取り拒否を非難するのって、完全な欺瞞でしょ? 和田春樹さんは、いざとなったら政府が出すという約束を内々に取り付けていたと主張しているけど、それが右派に潰されなかったという保証はない。

2019-02-10 14:17:54


● 和田春樹『慰安婦問題の解決のために』 平凡社新書) 2015

なぜ慰安婦問題はここまでこじれてしまったのか。歴史家としての冷静な視点とアジア女性基金の中心メンバーであった実践家の熱い思いで、初めて語られる慰安婦問題の歴史的経緯のすべてと現在の解決策。 平凡社サイトより


昼寝猫 @tcv2catnap

フィリピンへの償い事業において「次は300万円支給派(運営審議会)と200万円支給派(官僚出身の理事)の対立に発展した」(戸田2010)。理由は慰安婦問題外の旧台湾軍属への補償が200万円で、慰安婦に300万円払うと、台湾人達が騒ぎ出すからという下世話ぶり。これを本邦は誠意というww

2019-02-10 15:45:17
昼寝猫 @tcv2catnap

そもそも請求権解釈から欺瞞と言われている。 「平和条約等によって放棄したのは政府による外交保護権の行使のみであって,個人の請求権自体は消滅しておらず相手国の国内裁判所に訴える個人の権利まで奪ってはいないから憲法29条に基づく補償義務はない,と言い逃れするための理論」(山手治之)

2019-02-10 14:31:01

山手治之「日本の戦後処理条約における賠償・請求権放棄条項(一) ―― 戦後補償問題
との関連において ―― 」
『京都学園法学』第1号2001年5頁
。「外交保護権のみ放棄論」は, 「平和条約請求権放棄賠償請求訴訟」から主張している。37頁参照。(上記 戸田2010より)
※ 山手論文⑵ はコチラ

昼寝猫 @tcv2catnap

終始一貫、賠償の値切り、不賠償誘導、役務賠償から借款・経済協力への切り替え→本邦大企業に請負させることで本邦一部既得権層に税金還流させるシステムを戦後補償の枠組みの中でさえこしらえた自民党の下世話。さすが海軍隠匿物資の密売で出来ただけはあるww

2019-02-10 14:33:48