丸山天寿先生の「ヒーローが苦労するわけ」

丸山天寿 @tenjumaruyama

友達をなくすのを覚悟で、お遊びその三。「ヒーローが苦労するわけ」地球を狙う怪人、怪獣がアホなのに、ヒーローとその仲間達は彼らを退治するのに苦労する。一年かかるのは当たり前で、中には何年も同じ系統の悪玉と闘うのもいる。何故、彼らは苦労するのか。例の如く四つのパターン。異論は認める。

丸山天寿 @tenjumaruyama

一、ヒーローとその仲間がとにかく弱い。あるいはその能力に疑問がある。二、行う作戦が変、やらない方がまし。三、能書きが多すぎる。時間の観念がおかしい。四、ヒーロー、および仲間達の性格に問題がある。はっきり言って「馬鹿」。主にこの四通りであろう。ファンの方は怒らないようにお願いします

丸山天寿 @tenjumaruyama

一、弱いヒーローの代表はウルトラマン。三分しか闘えないのが情けない。カップヌードルも食べられない。キューピー・クッキングも作れない。ボクシングの一ラウンドも持たない。おそらく彼女とも一晩もたない。その上カラータイマーでそれを敵にわざわざ教える。マゾか。敵が長期戦で来たらどうする。

丸山天寿 @tenjumaruyama

一、もっと弱いのは「アイアンキング」変身時間はなんと一分。一分で怪獣を倒すのは無理だろう。一分で勝てるのは早刺し得意の若手将棋指しくらい。番組中に一度はムチャクチャにやられて、後半また現れる。本人よりもただの人間「玄太郎」の方が強い。鞭一本で怪獣を追い払う。番組名を変えろ。

丸山天寿 @tenjumaruyama

さらに弱いのは「ミラーマン」。敵に全ての鏡を壊され変身出来ないとナイフで自殺しようとする。気弱。レインボーマン、ダッシュ一「月の化身」の能力は「ナイフで刺されても死なない」うーん、強いのか。バトルフイーバーの武器は踊り。しかもバトルフランスの踊りはフラメンコ。国籍を偽っている。

丸山天寿 @tenjumaruyama

二、作戦がおかしいのは「仮面ライダー」に多い。人気のない所に相手を誘う。だが、カミソリヒトデ、ハリフグアパツチと闘うのに海の方に行く。敵は海洋生物、お前はバッタだぞ。不利な方へ行くか。しかもV3は「ハリフグ」にボディアタックして海に落ちて負傷。馬鹿。作戦ミス以前の問題と思う。

丸山天寿 @tenjumaruyama

ウルトラマン、科学特捜隊の作戦も変。シーボーズを宇宙に返すのにロケットの色を必死に塗り替える。必要か。オートジャイロ作戦では巨大なプロペラで怪獣を宇宙に。理科の成績、悪かっただろうな。ZATは怪獣の虫歯を抜く作戦を立て、しかも間違えた歯を抜いた。怪獣が怒り狂うのは当然である。

丸山天寿 @tenjumaruyama

「ウルトラセブン」の「闇に光る目」では暴れる「アンノン」に対して、ウルトラホークで空から攻撃。効果がなく地上に下りてウルトラガンで攻撃。ミサイルが駄目なのにガンがきかないのは当然。するとキリヤマ隊長はアンノンに呼びかける。「お前は何しに来たのだ？」おい、順番が逆ではないか。

丸山天寿 @tenjumaruyama

三、変身に時間がかかる。風雲ライオン丸はロケットで空の彼方に飛び変身。レインボーマンは七通りの化身を経て最終変身。イナズマンは一度サナギマンになって再度変身。ウルトラマンエース、パロムワンは相棒を捜さねばならない。ファイヤーマンは地底のマントルまで行く。悪者は何故待っているのか

丸山天寿 @tenjumaruyama

能書きを垂れる。仮面ライダー、ストロンガー。いちいち「天が呼ぶ、、、」と長い。ズバッともうざい。気の短い怪人は待たないと思う。科学者にも酷いのがいる。地球に接近するツイフォン。ぶつかると言うが五万キロ差ですれ違う。そのくせ「３０２６年にまたやって来てぶつかる」誰が信じるものか。

丸山天寿 @tenjumaruyama

四、性格が問題。レオ。ケツトル星人を追いかけ、たまたま居合わせたボクサーに「そいつを捕まえてくれ」普通人のボクサーは当然殺される。「酷い事をしやがる」と星人をののしるがお前に言う資格はない。ストロンガー、ワニ怪人を川に追い詰め「川の水を蒸発させてやる」お前にそんな権利はない。

丸山天寿 @tenjumaruyama

ウルトラマンは別のシリーズでも、ハヤタ隊員になる。その理由「ウルトラマンはハヤタに惚れているから」男同士なのに。「帰って来たマン」はバルタン星人が操るビルガモに倒される。「また会おう」と飛び去るバルタン星人に後ろから光線を浴びせる。去る奴もアホだが、マンも卑劣。正義は何処にある

丸山天寿 @tenjumaruyama

ウルトラセブンの「悪魔のすむ花」。美少女かおりは寄生虫のせいで吸血鬼になるが、ダンは「こんな美しい人が血を吸うわけはない」ただの助平。宇宙刑事ジバンは思いこみが激しい。「俺が法律だ」と放言し何にでも口を出す。しかも異星人を自分の星の勝手な法律で裁く。アリか？ああ、いるなこんな国。

丸山天寿 @tenjumaruyama

少しマイナーだが、「セーラーファイト」。怪獣が減り予算を削減された地球防衛軍が倉庫の隅で見つける、セーラー服を着たロボツトヒロイン。彼女の出現で「防衛隊入隊」を拒まれた男が、彼女を倒すために怪人になって暴れる。ううん。ヒロインの存在が全ての原因。世の中の本質。身につまされる

丸山天寿 @tenjumaruyama

特捜ウインスペクターの香川竜馬。階級は警視。肩書きは「元オリンピックの強化選手、トライアスロンの世界チャンピオン、国際A級ライセンスを持ち、五カ国語を話し、物理学と応用科学の博士号を持つ」。これで年齢は二十三歳。そんな奴、いるか？絶対に「経歴詐称」だと思う。嘘つきは泥棒の始まり

丸山天寿 @tenjumaruyama

他にもいる、嘘つき。特捜エクシードラフトの隊員「日向愛」高校時代にインターハイ権道で優勝。卒業後、二年間NASAに居て大学の全単位を取得している。スピルバンの姉も八歳の時に誘拐、監禁されていながら「幼稚園の保母」「ゴルフのインストラクター」をしていたと言う。でも美人の嘘は許す。

丸山天寿 @tenjumaruyama

忍者戦隊「カクレンジャー」五人のヒーローが各々二台のロボットを持つ。十台のロボットで一匹の敵を袋だたき。完全にイジメじゃないか。ダイナブラックは、水浴び中の敵幹部「キメラ王女」の下着を盗む。王女は「恥をかかされた」と怒るが、あきらかに犯罪。ヒーローなら何をしても良いのか。

丸山天寿 @tenjumaruyama

数えあげればきりがないし、妻と娘があきれているのでやめるが、他にも弱いヒーローはいくらでもいる。襲って来る奴もアホだが、迎え撃つのもアホ。それを喜んでみていた私もアホである。現実の世界では地球を守るのは大変だ。特撮の世界よりもはるかに厳しい。

Tatsuhiko Fuyusawa @fuyusawa

いま、@tenjumaruyamaサンのヒーロー戯評が最高に面白い。そのボケと突っ込みに笑いをこらえるのが大変。愛犬ペアは「このボスの下にいて大丈夫か？」と、かたわらから顔を見上げています。

氷川透 @toru_hikawa

もしや、シーボ－ズではなくスカイドンじゃないですか？ QT @tenjumaruyama ウルトラマン、科学特捜隊の作戦も変。シーボーズを宇宙に返すのにロケットの色を必死に塗り替える。必要か。オートジャイロ作戦では巨大なプロペラで怪獣を宇宙に。理科の成績、悪かっただろうな。//

丸山天寿 @tenjumaruyama

@toru_hikawa 　お早う御座います。私のノートではシーボーズになっていますが、書き間違いかも知れません。何しろ、古いノートに書きなぐっていますので、、（汗）

氷川透 @toru_hikawa

@tenjumaruyama しかし力作、お疲れさまでした。読んで大笑いしました。これも本にまとまるべき。

野知潤一 TIAOBooks 発行人 @mao3mao3

@tenjumaruyama おはようございます。天寿さんのヒーロー談義、楽しませてもらいました。よく観てたんですねw

タイガー田中 @amuchan01

@tenjumaruyama おはようございます。個人的に印象深いのは、変身ポーズ中、マシンガンスネークに足を撃たれ「この勝負は預けた！」という台詞を吐いて逃げた仮面ライダーＶ３ですね。どう聞いても「それ悪人の台詞だろ！？」みたいな(笑)

かどくら・たかひろ @kad0kura

@toru_hikawa @tenjumaruyama ロケットをウルトラマンに見紛うように着色したという記憶があります。シーボーズ。